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戻り川心中 みんなのレビュー

  • 連城三紀彦 (著)
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本戻り川心中 傑作推理小説

2012/05/18 09:11

匂い立つ情動

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

連城さんの作品は今回初めて手にさせてもらいましたが、素直に「うーむ、すごいな」とうめいてしまいました。さすが名作と謳われるだけある、素晴らしい短編が5つ。基本「花」をテーマに、とてもとても深く、「人間」を描き出しています。ミステリに分類されるようですが、いわゆる世で言うミステリとはまるで違う、と言っていいと思います。これまで読んできたミステリで題材とされた人の死、殺人。どうも何だかプラスチックな感じで、作品の1要素、トリックを展開する為のきっかけ、くらいに扱われがち。だけど元来、人が人を殺すというのにはものすごい心の力が必要で、殺人に至る経緯と言うのも、他人では予想も付かないような感情が付き纏っているはず。その部分を描き上げてこそ、読む側が予想だに出来ないミステリーが出来上がるのではと思います。この作品はまさにその部分を描き上げ、登場人物がこちらが想像だにしない「情」に突き動かされて人を手にかける物語が展開します。
また文章の美しさが非常に際立っていて、これもただのミステリに分類するのは違和感を覚えるほど。生々しいまでに美しい日本語が、人間と人間、男と女の心の襞を描き出しています。その襞の奥に隠された「情」が、まるで文章間から匂い立ってくるよう。その匂いは決してテーマの一つになっている、花の香りではありません。生臭い、と言っても過言ではない程の「人間」の匂い。だからこそ、胸にしみるのだと思います。味わい深い文章で、情に突き動かされた人間たちの物語を堪能してみたいという方に、ぜひオススメ。比類なき、一冊です。

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紙の本戻り川心中 傑作推理小説

2022/07/31 08:56

まさに傑作!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

推理小説を普段読まない私だが、どの作品も意外な展開が面白すぎてぐいぐい惹き込まれて読み切った。

読みながら頭に浮かんでくるのは暗い場面が多いが、そこに炎や鮮血、そして花などがハッとするほど鮮やかに色彩を投げかけてきて、物語を読んでいながらにして映画を見ているかのような不思議な感覚に陥った。

あっという間に著者のファンとなり、他の作品も購入した!今年の夏は著者の世界にどっぷりハマり、お家時間を楽しもうと思う。

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電子書籍戻り川心中

2021/10/10 18:16

すごい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作は、ある心中事件の謎を解き明かしていく話ですが、構成も展開も素晴らしく短編なのに長編を読んでるような充実感を得られた。

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電子書籍戻り川心中

2017/07/06 19:30

玻璃のような小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

美しい美しいと言われているミステリー。確かにとても美しい。殺人事件の話なのに何故。それは連城さんが編む日本語であったり、情景に現れるこまごまとした物に命が宿っているからだろうと思う。特に眼を引くのが「花」の活かし方。睡蓮だったり菖蒲だったり、何かしら花が印象的に使われている。花の儚さと人間関係、生命の儚さ、やるせなさがうまくシンクロしていて、悲しい話のなかに瞬間的な彩りが作られている。また殺人事件が起こるまでの人間の心の機微、これでもかというほど繊細に書かれている。玻璃のような小説。感銘受けて当然なのだ。

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