光 みんなのレビュー
- 三浦しをん
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紙の本光
2016/01/03 02:59
多才
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
故郷の島を津波が襲う。ここで生まれ育った信之は、幼馴染を救うために殺人を犯していた。過去が迫りくる、その恐怖にはハラハラさせられた。三浦氏といえば、「まほろ駅前」シリーズや「神去」二編など軽いタッチが多いが、本作は暗く、重い。人間の怖さも描かれていて、それは取りも直さず三浦氏の、幅の広さといっていいのではないか。文楽ミステリの「仏果を得ず」も同様で、今後も様々なジャンルを描いていただきたい。
紙の本光
2022/04/26 11:01
被災者の苦しみ
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
津波に襲われ、住民の殆どが亡くなった島で生き残った信之と彼女の美花、親類の輔。島での最後の日、信之は美花のためにある罪を犯す。二人はその罪を背負ったまま、島を出てそれぞれの道を歩む。信之は結婚し娘一人をもうけ、美花は女優として活躍する。ある日、突然輔が信之の前に現れる。輔は島での信之の罪を知り、訪ねてきたのであった。輔は信之を脅すだけでなく、美花にもその旨を告げる手紙を送っていたのであった。そして信之は・・・・・。
ちょっと切なさを感じました。信之の美花への想いが重たかったのでしょうね。美花も冷たい気がしますが、何か信之が独り相撲を取っているような感じがしました。信之のような男性には幸せになって欲しいと思うのですが。
紙の本光
2018/05/27 22:51
作者の力量は感じました
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをん『光』を読みました。
三浦しをんを初めて読んだのは『舟を編む』。
その印象や、「しをん」という優しい語感の作者名や「光」という明るいイメージの題名やおだやかそうな海の写真の表紙や、あらゆるものを裏切って、しんどいしんどい本でした。
でも、読み応えはありました。
でも、つらい話でした。
手応えはあったけど、人にはあまりすすめられないなあ。
でも作者の力量は感じました。もっと別の作品を読むことにしよう。
紙の本光
2017/09/30 09:11
幅がある
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんさんは最初に明るいコメディタッチな小説やエッセイを読んでいたので、この作品には驚かされました。様々なジャンルや方向性の作品が描けるのはやはり素晴らしいと思います。
電子書籍光
2015/03/21 17:25
驚きました。
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読んでしまいました。著者の小説やエッセーを何冊か読んだ後で手に取ったのですが、こういう作品もうみ出してしまう人なんだ、と驚かされました。今までに読んだ作品と、雰囲気が全然違ったけれど、ぐっと引き込まれました。そして、ヒヤリとしました。何の先入観も持たずに読んで良かったと思いました。これからも著者の作品を読みたいと思いました。
紙の本光
2014/08/28 21:32
ズシンときます
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投稿者:ニコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の好きな相手にはこうしてほしいと思っている数人の人物の願いはうまくかみ合いません、それぞれ違った考えを持って行動していきます。
愛があって人と同じ時間を過ごすのがいいのか、愛がなくても過ごすことができる相手がいることが幸せなのか、色々考えてしまいました(笑)
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