プリズンホテル みんなのレビュー
- 浅田次郎 (著)
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紙の本プリズンホテル 1 夏
2011/12/16 01:25
人情に涙に笑いあり。ちょっと覗いてみたい、任侠専門ホテル。
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の浅田作品。
久々に読んで思ったのは、
やはり文章が苦手だな、ということ。
なんとなく癖があるような気がする。
個人的な相性の問題ではあるだろうけれど。
でもその相性の悪さを超えて、
面白かったーーーーーっ!!!
任侠団体(平たく言えば「やくざ」)が運営する
任侠専用のホテル・プリズンホテル。
何の手違いかたまに一般のお客様も宿泊されたりして、
はちゃめちゃのしっちゃかめっちゃかになったりで
笑いどころ満載のユーモラスな展開。
このところ暴力団と芸能界、或いは相撲界などとの
密接な関係云々について取り上げられることが多いけれど、
本シリーズで取り上げられるのは任侠団体は
「暴力団」ともチョット違う。
昔堅気の、イメージとしては「清水の次郎長」。
斬った張ったが商売だけれど、
情に厚く、筋を通し、義理がたい。
ベタだけれど、義理と人情に涙に笑いありで
読み終えるとほっこりなれる。
安心感があるんだろうな。
好きだー。
面白いっ!!!
紙の本プリズンホテル 2 秋
2011/12/17 13:12
わかっちゃいるけど泣いちゃうの。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日読んだ『プリズンホテル【1】夏』に続く、
任侠団体による任侠団体のためのホテルを舞台にしたシリーズ第二弾。
『プリズンホテル【1】夏』の義理と人情と仁義と愛と涙と笑いの
バランスがとても心地よかったので続けて読んでみた。
が、好みと言ってもやはり文章が苦手な浅田作品。
続けて読んだせいか、くどさが否めない。
予定調和というか、安心できるというか、安定しているというか…。
想像したとおりに物語は進み、想像したところに着地する。
まぁ、ヤクザが経営するホテルなので
それなりにひと波乱もふた波乱もありはするのだけれど。
今回はヤプリズンホテルに桜の門を背負った警察の方々が
慰安旅行で宿泊したり、
その全く同じ日に同じく桜を背負ったヤクザの方々が宿泊したり、
とけっこうしっちゃかめっちゃか。
でもちゃんと物語は着地する。
このあたりが浅田さんのすごいところなんだろうなぁ。
個人的には、任侠もの小説家・木戸孝之助がお供に連れてきた
美加という名前の子どもがどうにも切なくて哀しくてたまらなかった。
美加にはどうか幸せになってもらいたい。
泣いちゃうんだよなぁ。
わかっていても。
紙の本プリズンホテル 1 夏
2021/11/07 20:55
時代を感じますな
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔だなぁと思った。
暴力描写と女性蔑視。如何に愛が裏にあったとしても、今の時代感覚ではユーモアにもエンタメにもならないなと感じた。
逆に、極道の親分の方が人としてできている。『善悪と権力の大小は別物』という言葉で、本質的な人の特質を見抜くところに痺れる。
混乱やパニック、日常と異なる価値体系に触れることで、普段の常識を離れることができ、本質が見え、絶望を吹き飛ばし、関係を変えられるというメッセージも受け取る。
ドタバタと、色んなものがごった煮になっていた。
こちらも、佐藤優の紹介で、人を侮ること、侮られないとあくせくすることが描かれているとの触れ込みだったが、この巻では、そこまで感じられず。次巻以降の展開を待とうと思う。
紙の本プリズンホテル 4 春
2020/03/15 13:02
浅田節炸裂
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
プリズンホテルシリーズの4冊目、相変わらずの浅田節炸裂。
舞台を一か所にしばり、2泊3日程度の期間内に、複数のストーリーを語る、という手法は、シリーズに共通している。その点から見ると技巧を凝らした作品であるが、描かれている人情噺の数々がその技巧を感じさせない。
しかし、肝心の人情噺がどうにも合わない。特にメインテーマである継母との関係がしっくりこない。
電子書籍プリズンホテル 4 春
2015/09/08 13:58
浅田次郎のかるーい小説(完結編)
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤクザが営業するプリズンホテルと、表向き小説家の顛末、完結編。
浅田次郎本人もあとがきで書いているとおり、他の作品を書きながら作った
ということもあってか、伏線が回収し切れていなかったり、
飛び飛びになっているところもあったりはするが、なかなか魅力的な
登場人物ばかりなので、思わず読み入ってしまう。
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