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陽気なギャング みんなのレビュー

  • 伊坂幸太郎
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みんなのレビュー75件

みんなの評価4.3

評価内訳

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス

紙の本陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス

2012/01/13 14:49

合言葉は「ロマンはどこだ?!」

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『グラスホッパー』や『チルドレン』を読んで、もっと伊坂幸太郎作品を読みたいと思って手に取った作品。『ゴールデンスランバー』が2008年度本屋大賞を受賞した余韻か、本屋には伊坂幸太郎コーナーがあり、次に読む作品を選ぶのに全く困らなかった。

そして今回手にとってみたのがこの『陽気なギャングは地球を回す』だ。並べられている伊坂作品を見比べて、本作品を手に取った一番の理由は「タイトルに惹かれた」から。『陽気なギャングは地球を回す』だなんて、痛快な結末を迎えられそうで、わくわくするじゃないかその読みは大当たり。ドキドキハラハラのサスペンスでありながら、読了後はスカッとした気分になる。映画化されDVDも発売されているようなので、映像でも是非、観てみたい。映画公式サイトはコチラ。



物語の主役は銀行強盗四人組。リーダーは、嘘を100%見抜く冷静沈着な論理派・成瀬。表の顔は真面目な公務員。 成瀬の昔からの友人で演説の達人・響野。彼の昼間の顔は喫茶店のマスター。 動物と自然をこよなく愛する青年・久遠はスリの天才。 紅一点の雪子はコンマ1秒単位の精確な時計を体内に持つ、ドライビングテクニック抜群の一児の母。

4人の銀行強盗のポリシーは「人を傷付けない」こと。成瀬の理論的で完璧な銀行強盗プランにのっとり実行される犯行の勝率は10割。強盗劇スタートの合言葉は響野の「ロマンはどこだ」だ。

しかしある日、せっかくの「売上」を逃走中に奪われるという予想外の事態が起こる。売上を奪取したのは近くで活動中の現金輸送車襲撃犯グループだった。

残された僅かな手がかりを元に、四人は「売上」の奪還に乗り出す。



銀行強盗の視点から描かれるサスペンスを読むのは初めてのような気がする。けれどよくよく考えてみれば、怪盗や窃盗グループが主役の作品はそう珍しくはない。『アルセーヌ・ルパン』シリーズに始まり、映画ならば『オーシャンズ11』シリーズ、アニメの『ルパン3世』もこのグループに属すると言えるだろう。

これらの作品に共通して言えるのは、1無暗に人を傷つけないこと 2弱者を狙わないこと 3どこか憎めないキャラクターであること 4ロマンがあること。そしてこれらの点は、この『陽気なギャングは地球を回す』にも共通している。

物語は主人公四人による多視点型で進められる。多視点型による進行は『グラスホッパー』に見受けられる。伊坂幸太郎という作家は多視点型の手法を得意としているのだろうか。わたしはこの多視点型が気に入っている。複数の視点からによる物語へのアプローチは、物語の全体像を把握させてくれる。ある一人の視点で進められる文章の中にはもちろん他の三名が登場し、その視点の一名が他のメンバーに持つ感情なども表わされるため、物語に奥行を演出している。

さて、物語の展開はとてもスピーディー。四人による論理的な銀行強盗劇だけでなく、彼らから「売上」を奪取した現金輸送車襲撃グループへの仕返しも見物となっている。

物語とは、主となる核が走っていて、その核を中心に細部の肉付けがされているものだとわたしは思う。もちろん、核となるストーリーが読み応えのあるものであることは必須なのだけれど、わたしはその物語の中心をとりまく細部によく注目してしまう。それは、登場人物による小さな小競り合いであるとか、屁理屈や、無駄に感じる読者もいるかもしれない小道具であったり、突然登場オヤジギャグであったりもする。

そういった細部がこまかな作品は読んでいて飽きないし、何度も読み返したくなる。この作品もそういった類に入るが、スリルとドキドキ感が売りのサスペンスは結末が解っていては楽しさが少し減ってしまうので、読み返す間隔は大分あってもいいかな。

と、たらたらと書いてしまったが、『陽気なギャングは地球を回す』はとてもシンプル。「悪は必ず罰せられる」という王道を行っている。王道なのに飽きない、これは愛される作品に共通して言えることなのかもしれない。


ドキドキ感を味わいたいけれど、最後にはスカっとしたい人にお勧めの作品。合言葉はもちろん、「ロマンはどこだ」!

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紙の本

陽気なギャングは三つ数えろ

紙の本陽気なギャングは三つ数えろ

2020/06/10 12:30

少し消化不良

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

陽気なギャングシリーズ第3段。残念ながら前の2作の内容をあまり覚えていないため、比較はできませんが。強盗四人組の軽快な会話は相変わらず。今回は4人が強盗であることが悪質雑誌記者にバレてしまい、その記者に脅されて、さぁどうするのかというストーリー。軽ぅい読物的な感じで、構えなく読めた一方で、結末も、えっそれだけと、なんか消化不良。前作まではもう少し、四人のキャラを生かした展開でもっと楽しかった気がして、少し残念な感じでした。

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電子書籍

電子書籍陽気なギャングが地球を回す

2020/04/01 01:07

映画も見てみたい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂幸太郎の作品はこれで三作目。とても面白かった。映画化もしているので、次は映画も見て、続きの作品も見てみよう。

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電子書籍

電子書籍陽気なギャングは三つ数えろ

2017/07/30 12:38

軽いものが読みたい時に!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目。久々だったので、伊坂ワールドに入れるか心配だったが相変わらずのスピード感と読みやすさで一気読み。
でも独特の言い回しが少なかったかな。登場人物も大人になったのか。
ことば遊びが楽しみの一つだったので物足りなさも。

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紙の本

陽気なギャングは三つ数えろ 長編サスペンス書下ろし

紙の本陽気なギャングは三つ数えろ 長編サスペンス書下ろし

2016/04/15 01:25

まさかの続編

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:westtribe - この投稿者のレビュー一覧を見る

久々の新作。ていうかキャラのことも旧作のストーリーもほとんど忘れてました。それでもストレスなく読めるのがありがたい。

伊坂作品の中でも最もアタマをカラッポにして読めるシリーズ。ハイエナ記者との駆け引き、というのはなかなか新鮮でした。ただあまり爽快な話ではなかったな。

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紙の本

陽気なギャングが地球を回す

紙の本陽気なギャングが地球を回す

2016/03/21 07:26

個性豊かなキャラクター

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る

個性豊かなキャラクター達が
銀行強盗犯というスーパー集団だった。

どこかに謎や裏をもっている主人公達の
信頼と裏切りの想いが交錯しながら話が進みます。

著者の文体に一歩ひいたような達観した視点を
感じていましたが、同作品も同じような感覚を得ました。
罪悪感と良心(強盗犯の良心というのもおかしな話ですが)、
感情の交錯が著者の真骨頂を味わってください。

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