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法医昆虫学捜査官 みんなのレビュー

  • 川瀬 七緒
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みんなのレビュー29件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (13件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (8件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本法医昆虫学捜査官

2015/11/23 09:12

極上のミステリー小説

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マル神保 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーリー展開、謎解き、人物造形、感情描写、どれもよく練られており高い水準にある素晴らしいミステリーです。法医昆虫学の描写にも、人物描写にもリアリティがあります。
こんな作品とは滅多に出会えません。

ただ、文庫版は表紙のイラストが平凡でやや興ざめです。

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電子書籍法医昆虫学捜査官

2023/01/25 19:12

1巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る

思った以上に面白かった。
昆虫を使ってっていうのは海外ドラマで見たことあったんですが、ここまでメインで話さないのでまたこれが面白かったです。
ご都合で生き延びるとかもないので全員ハッピーエンドではないですがそれがまたリアルでした。

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電子書籍法医昆虫学捜査官

2022/10/06 12:47

ホントに衝撃

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

川瀬七緒さんの作品にのめり込む…夢中になる…渇望する(笑)事になった作品です。
昆虫も死体も解剖も、ウジもワンサカ出て来ます。もちろん苦手ですし、目を細めて読む場面もありましたが、でも本当に面白いです。
専門的で、でも身近な事で、でも全く知らなかった事で、ぐんぐん引き込まれて行きます。

登場人物も魅力的すぎます。おススメしにくいんですけど、是非読んでみて欲しいです。面白いことは絶対です。

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紙の本法医昆虫学捜査官

2022/09/21 18:47

久々に一気読みしました

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投稿者:ロバ徒出似色 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いや、おもしろい。話の展開がテキパキとテンポ良く、forensic evidenceの解き方が独特。作者は昆虫学の博士号でも持ってらっしゃるのかしらと思うぐらい科学的に的確な表現でありつつ、わかりやすい表現でおもしろくって。(本当の専門家だけがものごとを分かりやすく表現できるという長い人生での経験からこんな表現しています)

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紙の本シンクロニシティ

2022/07/28 12:43

本格的ミステリーの味わい十分。

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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本格的ミステリーの味わい十分。必要なパーツを過不足なく配置しておいてそれらを巧みな展開で繋げていく構成力が凄い。遺体の悲惨な状況や虫がウジャウジャには普通なら気持ち悪くて読む気になれないと思うのだが、主役らの特異なキャラクターに毒を抜かれるか余り薄気味悪さを感じることなく読み通せるのが不思議。最も犯人らしくない人物が犯人というミステリーの王道に無理なく収斂させる筋書きも秀逸。実際、最後まで犯人の予想を立てれなかったほどの出来栄え。

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紙の本法医昆虫学捜査官

2021/05/05 19:58

虫から

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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

焼死体の解剖シーンから始まります。いきなりグロいですね。しかも、体内からウジ虫球が出てきます。キモイですね。
捜査に法医昆虫学を取り入れることになり、昆虫学者が加わります。
刑事からは反発もありますが、今までになかった視点着眼点で科捜研では出せなかった結論を導き出したりと徐々に信頼を得ていきます。

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紙の本147ヘルツの警鐘

2021/05/05 19:48

法医昆虫学

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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

捜査に昆虫学を取り入れる試みが採用され、放火殺人事件に昆虫学者が加わります。
ベテラン刑事とペア組み立ての刑事は部外者感がぬぐい切れず、半信半疑の対応をしていたが、学者の目の付け所やはじき出した結論などから採用する重要性を感じ始めます。
しかも、当の准教授は子供じみた大らかさと攻撃性を同居させた女性で目が離せない魅力を兼ね備えています。
鋭い視点と圧巻の行動力で真実に突き進み、危ない目にも遭い、時としてか弱い面も見せます。
終始一貫してウジ虫の話ですが、面白いです。

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今回も面白かった

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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る

大好きなシリーズ。
今回もとても面白く、一気に読んでしまいました。
しょっぱなから赤堀節が炸裂。
周囲とのやり取りに、そういう場面でないはずなのに、なんだか笑いそうになってしまいました。

今回の岩楯刑事の相棒もまた一癖ある人。
彼も彼でなかなか味があって良かったのですが、私としては鰐さんにまた出てきて欲しいですね。

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紙の本法医昆虫学捜査官

2019/10/24 09:51

昆虫好きの女性主役のスリラーとは!気色悪―い(笑)。

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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

昆虫好きの女性主役のスリラーとは!気色悪―い(笑)。事件自体も結構ねられた構成のうえに昆虫を巧みに絡めているところにもにくい。主役の赤堀涼子のキャラが子供をそのまま大人にしたようなのも好感度大。様々な人間の欲望が渦巻く中で生じた大きな犯罪という構成もなかなかですが、それを意外にすんなりと流す展開も心地良いです。但し、昆虫生態などの記述が具体的で少々ざわつく。特に冒頭の遺体解剖の記述は食事前後には避けた方が良いかも。余り主要でない人物の記述が簡略なのは良い。

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紙の本スワロウテイルの消失点

2019/10/13 18:52

読み応え抜群

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投稿者:ムササビの運動会 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み応えあり。登場人物の成長物語も見どころ。
シリーズの中で、登場人物どうしの絆が生まれるところにスポットを当てたのかなと思うような描写がみられる。

前作「紅のアンデッド」では主人公赤堀先生の職場環境・立ち位置が大きく変わった。
そのため、新しい登場人物など情報過多で物語の本筋に集中できず消化不良気味に陥り残念な思いがあった。<---あくまでも私個人の感想である

今回は人物の描写が丁寧で読みやすく感じた。
聞き込みの相手なども人物像が丁寧。

前作では存在感がやや薄かった波多野さん、いい仕事をしている。

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紙の本法医昆虫学捜査官

2019/07/27 00:58

愛読書です

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投稿者:さきえる - この投稿者のレビュー一覧を見る

個人的な感想ですので、あまり参考にはならないかもしれません。すみません。
もっぱら(新)本格推理小説と警察小説・刑事ドラマの推理感が好きなのですが、遺体の状態だけなら洋ドラ特有の猟奇殺人系やアーティスティック系・腐乱系が好きという難儀な好みがあるので、なかなか好みが合致したものに出会うことがありません。
この本を初めて手にとった理由も「主役が蛆虫」。めずらしい。それだけでした。
まず火災現場に残された遺体の、不自然な食い痕。同じ遺体を食べたのに成長速度が違う理由。被害者は蛆の好物を摂取した?だとすればそれは一体なんなのか。それだけで興味をそそられたのに、解剖中のウジボールで川瀬七緒の虜になりました。虫!めちゃくちゃいい!

現時点最新作のスワロウテイル以外はシリーズ読了済みですが、シリーズを通して言えることも多いです。
まず岩楯刑事の人間観察力。ということは、川瀬先生自身が人間をよく見ておられるのかなとも思うのですが、
それからスピード感。赤堀サイドと岩楯サイドで話が進んでいくので、読んでいて飽きが来ない作りになっていることも作用しているのかなと思います。
点と点がなかなか繋がらず、ゴールは見えているのに目の前には道がない…という状況下で、別行動をとっていた赤堀と岩楯が一気に同じ結論に行き着いたときの急速展開からはページを繰る手を止められなくなります。めちゃくちゃ早いです。
そして伏線回収。赤堀に囁く虫たちの声が岩楯たちの動きと合致したとき、気持ちが急いて仕方なくなります。
ホワイダニット、フーダニット部分は予想がつきそうかつ在り来たりな観もあるかもしれませんが、この法医昆虫学シリーズでの主役は虫たちです。「どのように事件を解くか」については、あまりにも丁寧だと思います。
また、赤堀、岩楯、鰐川、大吉などのレギュラーのキャラクタがしっかり定まっていて、読んでいて爽快です。キャラ立ちすぎかと思うくらい。わたしは特に大吉が好きで、シリーズでも出てくるたびに待ってましたと喜んでしまいます笑。ドラマ化したら映えるだろうなと思います。もちろん虫たちも全員しっかり実写でやってほしい!!
赤堀と岩楯がいい感じになったりするところなんかもドラマっぽくて好きです笑。
岩楯にとっての赤堀や、岩楯の相棒の変遷・なにかとクセのある相棒に対する岩楯の観察/評価・事件後の相棒の心境の変化なども、シリーズならではの読みどころです。

読めば絶対に次作も読みたくなるシリーズです。後悔させません。虫好きの方は読んでください…。

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紙の本潮騒のアニマ

2019/05/12 07:17

表紙絵は下手だがいつも面白い

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投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前回の文庫の表紙絵は今までと別の画風だったが、内容も少し変わってたと思う。
タヌキの生態が解決のカギだったりね・・・
今回、これまでと同じ画風の表紙絵に戻りましたが、どちらも内容をうまく表現できていませんねぇ。
もっと店頭で手に取ってもらえるような表紙にすればいいのにと思うのは私だけですかねぇ。

で、今回はミイラになった死体の究明がテーマ。
死体に昆虫の形跡が少なく、昆虫法医学者の赤堀も苦労する。
えー・・・ほんまに解決できるんか・・・
と思わせるほど謎が深いと読者に印象付けできており、ミステリとして大変面白かった。
しかし赤堀が最後に犯人に捕らえられるっていう展開は毎回のことで見え見え。
時代劇の脚本みたいになってます。

私としては前作がそれまでと比べてイマイチの印象がったが、今回パワーアップしてくれた印象です。
やっぱりこのシリーズは面白い。
映像化は難しいだろうけど(虫の描写とかね)、赤堀は誰が演ずれば納得できるかなぁと想像しながら読みました。

やっぱり面白いからこの画風で通すのでしょうか。

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電子書籍水底の棘 法医昆虫学捜査官

2015/11/10 12:37

今度は水の中の「虫」を追い詰める

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投稿者:マル神保 - この投稿者のレビュー一覧を見る

河口付近で見つかった遺体。
果たして、川から来たのか、海から来たのか。死因は何か。
相変わらずのマイペースで赤堀の探求が始まる。

1作目のキャラクターも再登場します。
事件自体は悲惨ですが、登場人物一人一人の描写に温かみが感じられるのが、このシリーズの魅力です。
法医昆虫学による捜査の描写もマンネリに陥らないよう工夫されています。
続刊が楽しみです。

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