捨てられる銀行 みんなのレビュー
- 橋本 卓典
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紙の本捨てられる銀行 1
2016/06/15 20:38
金融検査マニュアルの終焉
8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
森金融庁の取り組みは素晴らしいですが、提灯記事のようにも感じました。
内容は、金融検査マニュアルの実質廃止と金融庁の銀行政策の転換を熱くレポート。金融検査マニュアルは、バブル崩壊直後の不良債権早期処理には適していたが、平時では銀行を無用に萎縮させるだけで、銀行員の劣化という副産物も生まれ、銀行が地域経済の血液としての役割を果たしていないという評価でした。全く同感です。今後は各銀行による地域創生への取り組みのフォローと、それを担う若い人材の育成が焦点だと思います。ただ金融庁が梯子を外すことはないのでしょうか?
私は、今、復興支援の仕事をしていますが、5年前は企業融資を担当し、金融庁の検査官とも幾度か対峙しました。赤字会社は目をつけられ論破されるとアウト。新たな引当が発生しますので、銀行側も必死です。本書で銀行は近視眼的と糾弾していますが、以前の金融庁の厳しい姿勢(半沢直樹を観てください)に、自己防衛のため、やむなかったと思います。一方、本書では触れられていませんが、格付という財務内容の点数化を基礎とした企業評価が人材劣化を助長。つまり機械に決算値を入力すれば算出されるので、銀行員には会社の真の実力が分かりません。
2020/04/27 20:54
シリーズ3作目 計測できない世界での銀行の役割はなにか
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
早いもので銀行の現在と将来を描くシリーズも3作目。1作目では旧来の銀行業務では銀行は役割を失うこと、2作目では信任責任をまっとうできない金融機関は役割を失うことであった。それぞれ前任の森長官の銀行改革に沿った内容であり、遠藤長官にバトンが渡された現在、計測できない世界において銀行は評価されなければ生き残れないという。具滝的にはルートPとルートRがあり、前者は融資残高であったり手数料であったり、後者は顧客との関係である。後者は収益と結びつくことが少ないため、担当者の評価にもなりにくいが、資金需要が少ない現在においては、この面で評価されないと他の金融機関はおろか、fintech企業との競争に勝てない。この本の発刊後にコロナ騒動による資金需要が大量に生じた。銀行最後の輝く場でルートRを活用し、必要な資金を適切に供給できるか。
2017/05/22 13:38
資産運用
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
手数料目的の経営しかできない銀行の何が「公器」か。最近よく言われるようになったフィディーシャリーデューティの下に、資産運用会社の問題点を暴く。
電子書籍捨てられる銀行
2017/01/30 17:07
分かりよい
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投稿者:あかか - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の金融庁の考え、銀行側の思いなど、とても分かりやすく読めた。若干、持ち上げすぎの面はありますが。
紙の本捨てられる銀行 1
2016/11/16 23:37
銀行員必携!
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投稿者:ぷうら - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融関係の方は痛いところ書かれてるなと思うかも。金融業も変わらなきゃだし、フィンテックなどで確実に変わってくると思うんで金融のこれからをよく指摘されているのだと思う
電子書籍捨てられる銀行
2016/07/19 00:10
銀行衰退の原因は短コロ廃止??
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、不良債権処理を進めるなか、短期融資のころがし(短コロ)が無くなったことが、銀行が持つべき貸出先のキャッシュフロー把握の能力を弱めたとしているようだ。確かに、キャッシュフローの把握は、企業を評価する上での基本であり、出来上がったB/Sでスコアリングだけの現状には問題はある。しかし、昔も企業の評価ができていたのであろうか。安易に短期の融資をロールオーバーしていたのではないか。結局は、将来のキャッシュフローを把握することが必要なのであり、そのためには事業の将来性を把握する能力が不可欠である。とはいえ、言うは易く、行うは難し。地域とともに、と単純に言うだけではゾンビ企業を助けるだけで、共倒れになってしまう。マイナス金利は、地銀の統合を進めるのであろうが、著者が評価する広島銀行や稚内信金のような金融機関になれるところは、いくつあるのだろう。とはいえ、今の銀行の問題を正しく指摘している良書だと思います。なかなか変わらない銀行に対する金融庁のフラストレーションが伝わってきます。金融庁が言うから、では困りますが、規制当局ですら変えたいとしているのだから、銀行としても、もっと新しいことにチャレンジし、積極的に変わったら良いのに、と思ってしまします。
電子書籍捨てられる銀行2 非産運用
2020/11/25 16:53
利益相反について
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投稿者:Turnbull - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融機関業務に係る利益相反について、よく書かれており、良かった。
しかし、金融機関が提供する資産運用業務は色々知れば知るほど、その提供対象となる人は極めて限定されるのではないかと思わざるを得ない。
2018/09/30 15:10
森長官体制の代弁をしている本の続編
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融行政の専属記者である著者による金融行政当局の見解を代弁するシリーズの第2弾。今回はタイトルにあるように運用に関する金融機関のやり方がいかに非(生)産で顧客にとって悲惨であるかを掛けた内容となっている。このような状況を変えるにはこの本を読んで、しかるべき対応を個人で取るしかない。
紙の本捨てられる銀行 1
2018/09/24 20:31
森長官体制の代弁をしている本
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
森長官の金融庁就任以来、金融行政の方向性が明確に変わったことをうまくまとめた代弁本。今までと同じやり方では生き残りが厳しい地域金融機関に対する喝とエールを送っているとも言えるが、果たして日本の地域金融機関が変わったところで新たな金融マーケットが生まれて、金融機関の事業継続に貢献できるのだろうか。この本を読み終わって頭をよぎるのは極めて暗い未来だ。
紙の本捨てられる銀行 1
2016/08/20 23:16
銀行に未来はあるのか
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀行に未来はあるのかと考えると、暗くなる。特に地域金融である地方銀行や信用金庫は従来のビジネスモデルを維持すれば、衰退は明らかである。地域創生が生き残る道なのかもしれない。
紙の本捨てられる銀行 1
2016/08/01 19:23
新人銀行員として
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投稿者:m - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとつの見方として参考になった。若手は今までの政策の変遷をわかっていない人が多いと思うので、勉強になった。
紙の本捨てられる銀行 1
2016/06/26 17:57
真意
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投稿者:ヨジー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本人の言葉ではないので真意は定かではないものの、近くで長く取材した人の言葉でもあり一定の重みを感じた。
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