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天涯行き みんなのレビュー

  • 凪良ゆう
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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本天涯行き

2012/07/02 12:19

マイナスから始まる関係

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る

旅の青年、高知(攻め)をなりゆきで家に住まわせることになった遠召(受け)。
戻らない恋人を待ち続ける遠召と、人懐こい笑顔と裏腹になぜか素性を語らない高知。
互いの秘密には触れない、共犯めいた奇妙な共同生活。
この平穏で心地良い日々はいつまで続くんだろう・・・と続きます。
二人とも重たいものを背負ってます。
特に遠召。いや、結局二人とも同じようなものですね、きっと。
傷のなめあい、というような簡単に言い表せる内容ではない深い深い作品になっていると感じました。
後半、二人が少しの間離れてしまうことになりますがその期間の描写にホロリとなりました。
重たくて暗いお話ですが読後感はそこまで落ちることはないと思います。
マイナスから始まる二人ですからあとはプラスになるだけなのでこれからきっと幸せに暮らせることでしょう。

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電子書籍天涯行き

2022/03/25 22:44

すごく良かった!

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まめうに - この投稿者のレビュー一覧を見る

凪良ゆう先生の本で2番目に好きな本になりました!!
もっと評価が高くても良いのでは?と思います。好みの問題もあるかもしれませんが、買って本当に良かったです。読んだ後、しばらく戻ってこれませんでした。
雨降りvegaがとても好きでダントツの私の中の1位なのですが、これは私の中の2位です。

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紙の本天涯行き

2020/12/20 05:52

問題がすべて解決する人生なんてありえない。自分で抱えて歩くしかない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

表紙とあらすじ読んだ時は選択からはじいたのですが
ちょっと逡巡した末にやっぱり読んでみることに。
いや読んでよかったです。
すごい良かったです。
凪良ゆうさんのこういう話本当に良作ですね。
ちょっとためらっても読んでおくべきかなと。
あらすじ読んだ時の印象とまったく違う話なので
あらすじって難しいなぁって思ったしだいです。

遠召と高知の交互視点で描かれる作品
両者とも秘密を持っているのですが、
その開示は少しずつである。
どちらの抱えているものも重い。
(どちらかだけでなくて、どちらもなのがこの話のみそだと思います)
境界ぎりぎりというより若干超えている。
そしてそんな秘密を開示しつつ前半はむしろ淡々とした風に話は進んでいる。
(秘密は秘密のままでなく、どんどんとこぼれ出てくるのだ。)
熱は内包されているのでしょうが、青白い炎のようなものだ。
それゆえに、二人の炎にじりじりとこちらも包まれいく。
そう、電車で高知が遠召に食べさせてくれるミントの味ですらある。

だからこそ作者さんが好きだと言った逃避行のシーンの風圧を強く感じるのだと思う。
逃避行直前の高知の「交われない」というセリフが痛い。
結局最後に遠召がたどりつく
「問題がすべて解決する人生なんてありえない。自分で抱えて歩くしかない」
も。
そう二人の抱えたものはどちらかひとつでも重すぎるのだが。
それぞれの憎しみや怒り、たくさんのたられば、自分への後悔は自分が抱えていかねばならないのだと。
そう、安易なハッピーはそこにはない。
背負ったことは重く、行為も重く、ぱっと解放などされないのだ。
二人でいるからなくなることはないのだ。
(また、他の関係者からも・・・とはいえ、
二人以上にしっかり向かい合っている人間がいない気はするけど。
まあ、逃げるのもその人の人生だからね)

だからこそ
「愛情はこんなに綺麗なものなんだ」
の綺麗さの皮肉に涙がでる。
そして、遠召が高知の落とした光るコインを拾って歩くという表現に
胸がつぶれるように痛い。
暗い道筋、泥沼のような足元にきらきらと光るものが落ちているのだ。
そしてそれを拾って歩くのだ。
最後のコインを落として、拾って。
自分のものは自分で抱えるしかないのだけれども
でも、先に歩いてはいけるのだなとは思わせてくれる。
そう、二人で一緒に。

そうそう、私が胸を掴まれたのは
「遠召さんがいつか飼う犬の名前はエリ」
のフレーズ。
これはとても大事で大切な約束だった。

とてもずっしりとくる話ではありましたが、
最後のシーンで安心して本を閉じることができました。

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電子書籍天涯行き

2016/03/19 11:56

ミステリアスな話

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

二人の謎が知りたくて、一気読みしました。
凪良さんの本は、それだけ、引き込まれますね。
ただ、遠召の過去を考えると、3年半待てるか?ってのが、少し疑問に思って、ラストは、心中の方が、逆に納得したかも?と、思ったりもしました。

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紙の本天涯行き

2016/06/29 18:11

再生の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれ重たい事情を背負ってる受けと攻めが、偶然出会い、なりゆきで一緒に暮らすうちにかけがえのない存在になっていく話。
こういう互いが補完しあうような関係も、まるで世界に二人だけみたいな逃避行も個人的に嫌いではないです。
が、とにかくシリアスでしんどい場面も多いので読み通すにはそれなりに気力が要るというか…!
でもラストではちゃんと希望が見える、再生の物語でした。

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