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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? みんなのレビュー

  • フィリップ・K・ディック (著), 浅倉久志 (訳)
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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

映画とは違った感慨が

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投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1968年発表の作品。
映画「ブレードランナー」の原作小説としても、あまりに有名。
主人公リック・デッカードは、警察に属する賞金稼ぎである。
彼は、植民惑星から地球に逃亡してきたアンドロイドを始末することで懸賞金を得て、生活していた。
映画とは異なり、小説のリックは妻帯者だ。
(戦争のため)半分ほどしか入居者のいない高層集合住宅に、妻と二人で暮らす彼が、ある朝目覚めるところから物語は始まる。
実は、この作品は、彼のほぼ丸一日を描いている。
朝から妻と口論になり、彼女をなだめ、屋上で隣人と会話し、ホバーカーで出勤する。
この最初の場面で、物語世界の背景が巧みに織り込まれる。
核戦争による放射能汚染、世界的な生物の激減と人口の減少。
人々は、引き続く放射能灰による汚染に肉体を侵されるにとどまらず、その過酷な環境により不安や孤独などを日々感じていた。
この精神の不安定さを補うため、各世帯には二つの装置が備えられていた。
情調(ムード)オルガンと共調(エンパシー)ボックスである。
これらは、機械的(電気的)に人の精神に作用し、前者は自在にその気分・欲求をコントロールすることが出来、後者は人類他者の存在を感じ交感・共感することが出来る。
放射能汚染により、人類の一部は精神に障害を持っている。
彼らは、テストにより峻別され、俗に「ピンボケ」と呼ばれ、差別される。
しかし、適格と判断された人々も、上述のような機械に頼って、その精神を保っている。
はたして、その違いはあるのか。
さらに、精巧に造られたアンドロイドもその対比に加わる。
精神の異常・正常とは、何を持って言えるのか。
この命題は、物語の進行と共に、「人間とは、何か」という問題へとつながる。
人間とは?
人間らしさとは?
発表から四十年以上が経つが、作品のテーマも、描かれている近未来の人間像も、まったく色褪せないどころか、むしろ現在を生きる我々にこそ肌に感じるものがあると思う。
映画とは、また違った感慨があった。

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人間とそうでないものの境目

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投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは、なんといえばいいんだろう。
人間とアンドロイドと、動物と機械の動物と。
主に人間とアンドロイドを中心に話が進むのですが、時々出てくる動物たちがなんだか象徴てき。
何を持ってして人間を人間というのか、考えてしまう。

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人とアンドロイドとの境界(ネタバレあり)

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投稿者:ショウさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで色々なSFを読んできました。
技術革新が進んだ近未来が舞台なのに、登場人物の悩みが現代とそんな変わらないのは「人は進んだ未来でもそんなに進歩しないよ」という皮肉なのか…

この本のテーマはずばり、「人とは何か?」です。
主人公は指名手配アンドロイドを"破壊"した賞金で生活する賞金稼ぎなんですね。
今までアンドロイドに対して何も感情を抱いておらず(あえて言うなら「壊すのに手間がかかりそうだ~」くらい)淡々と仕事をしています。

途中、ヒロインである人間そっくりの女性アンドロイドと主人公は一夜を共にし、そこが物語の大きなターニングポイントになります。
ヒロインと寝た主人公は、なんとアンドロイドという種に、対人のような哀れみや慈しみを抱くようになり、アンドロイド達を"殺す"ことに苦悩してしまいます。

アンドロイドとは何か、人との差異はどこなのか、と苦悩していくうちに「人とは一体なにか、私とは一体何か」という苦悩に自然に変わっていくのだと思います。
他者を見つめているうちに、気づいたら鏡に映った自分自身を見つめているんです。
ココらへんは、他作品でもよく取り上げられるテーマですね。
きっと後世の作者に多大なる影響を与えたからなんだと思います。

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色あせない未来観

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投稿者:camecame - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブレードランナーの原作として知られる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は映画の
前作の30年後を描いた2049の世界にも大きく影響を及ぼしている。前作はフクロウ、続編は昆虫。そして原作中で主人公の見つけた生物とは。何年たって読んでも、何度読み直しても、いろいろなことを学べるような気がする。

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ブレードランナーとは別ベクトルで面白い

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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱり名作。ディックのいつものアイデンティティ・クライシスの部分より、未来世界の日常の描き方とかに独自性を感じた。

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いろんな分野の人に影響を与えた本

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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ブレードランナー」の原作、SF小説は今まであまり読まなかったけど文句なしの星5つ!本物の人間とは何か?

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人間とはなにか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間そっくりなアンドロイドを狩るハンターの話。序盤のアクションを楽しみ、想いの大切さを謳う終盤で考えさせられる。面白い。

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