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サイレント・ブレス 看取りのカルテ みんなのレビュー

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

電子書籍

終末期医療のことを教えてくれる連作小説

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

長く大学病院で診療を続けていた医者・水戸倫子が、いわゆる医局人事というやつで在宅医療特に在宅での終末期医療を行なうクリニックで働くことになって遭遇する何人かの患者とのエピソードが綴られている小説。
プロローグとエピローグで挟まれた6つの話が収められている。それぞれ、「スピリチュアル・ペイン」「イノバン」などと医療に関係した単語がエピローグのタイトルにつけられており、各々のエピローグを象徴するような言葉となっている。
古くは医者は病気(主に感染症などの急性疾患)を治し、人の命を救うことを使命と感じているところがあるので、人の命を救えない、人が死んでいくのを目の前にして或る意味何もしないということがなかなか馴染めないというのが正直なところだろう。
この話の主人公倫子もそんな医者であり、急に在宅医療に携わることになれば戸惑うことばかりだというのがよく分かる。
それでも、何人かの在宅医療に携わることになり少しずつ終末期にどう対してゆけば良いのか気づき、理解していくところが、エピソードごとに丁寧に描かれていて、ついつい引き込まれて読んでしまった。また、そこに倫子と患者が相対する話だけでなく、クリニックの看護師や事務職、近所の飲み屋のママ(?)、倫子の上司になるだろう大学教授がつかず離れずして関わっているところも、全体として重めの話を柔らかい雰囲気にしていて良かった。
そして、最後に看取るのが患者ではなく、長く植物状態にあった自分の父親であるところに繋がっていくわけであり、そこで改めて倫子が医者として経験したことと家族として体験していくことを繋ぎ合わせていくことが出来ていくという話になっており、単にエピソードを並べた短編連作小説となっていないところも良かった。欲を言えば、初めのうちからもう少しずつ倫子の父親のことを語っておいてくれると、最後のエピソードに至った時の倫子の気持ちが読んでいる者にもっと近づいたのではないかと思う。
さらに、医療の端くれにいる者からすると、倫子が勤めることになる在宅クリニックが単なる民間のクリニックなのか、大学病院の附属機関なのかはっきりしないし、そもそも倫子のようなキャリアで大学病院に居続けることは難しいようにも思えるし、といったツッコミどころはあるけれど、総じて終末期医療や緩和ケアといったこれからさらに重要とされる分野を取り上げているところに一読の意味があるように思う。

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紙の本

難しいテーマ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る

終末期医療をするために在宅医療医として働くこととなった主人公と、死を目前にどう死ぬか人生と向き合った患者たちの話で、患者は亡くなってしまうのだけど、ちゃんと生きて、自分らしく死んでいったのだと思った。
色々難しいテーマだ。
残された家族や、治療して回復させることだけが仕事だと思う医師や、患者本人の意思…
看取ることの難しさや覚悟。
どう死にたいか、安らかに死なせてくれる医師も大切なんだろうなと思った。

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電子書籍

終末医療

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごく考えさせられました。良かったです。今の日本の問題点がそのまま……。大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷“を命じられた37歳の水戸倫子さんの物語。むさしは、在宅で「最期」を迎える患者さんのクリニック。

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紙の本

最期はどうするか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大切な人が人生の最期を告げられたとき、どうするか悩むものだと思う。この本は、人の最期をどう迎えるかがテーマになっているが、決して暗いものではない。そんな悩みがあっても、前向きな気持ちにさせてくれるストーリーである。

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