空を抱きしめるシリーズ みんなのレビュー
- 李丘那岐, ヨネダコウ
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紙の本
紙の本いとしの悪党
2016/02/18 17:02
憎めないツンデレ攻め
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
「空を抱きしめる」で憎み切れない悪キャラだった田上のスピンオフ。
行人との相互視点で分量もほぼ同じなので、二人が主人公です。
前作では話が薄めだな…と思いましたが、
今作は少々飛ばしながら書いてあるとは言え、
二人の出会いから八年が描かれているので、
上手い具合に話が起伏に富み、読んでいてページ数以上の満足感を得ました。
田上は前作での印象通り、憎み切れない悪党でした。
「空を〜」でのエピ、郁己のレイプ未遂も、
田上の心情が明らかになれば、情状酌量の余地が十分あったし、
今作でも悪い事してるのですが、やはり根っからの悪人ではありません。
借金で一家離散、親に捨てられて施設行きという不幸な生い立ちで、
他人にも自分の気持ちにも素直になれないひねくれ者。
ツンデレ攻め、天然受けがお好きな方にオススメ♪
紙の本
紙の本いとしの悪党
2020/09/14 05:31
「空を抱きしめる」のスピンオフ作品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨネダコウさんの挿絵で買いの本。
「空を抱きしめる」のスピンオフ作品ということもあり
これだけでも話は成立しますが、「空～」を読んでいると
色々と補完できて余計楽しめます。
田上が結構歪んでいるので、そういう点ではこちらの作品の方が心情的には好きかも。
とはいえ、基本軽快な感じの流れなので、重すぎずに読めますね。
まあ、歪んでひねくれた田上が幸せになってしまうので読後感は良いですよ。
「恋って怖い」台詞にちょっとくすくすって笑ってしまいました。
「空を抱きしめる」の主人公を「空」と表現して
こちらの行人を「水」と表現しているので、
(「空を～」でも水の件はでていましたが）
そういう意味合いでもセットな作品。
片方でも良いけど、両方だとより楽しめます。
余談ですけど、私のツボは「爺ｓ（じじいず）」です。
この二人の話を実は読んでみたいと思ったりした次第です。
（需要はないのか・・・）
ヨネダコウさんの挿絵がたくさん入っていて
その点では超満足でありました。
紙の本
紙の本空を抱きしめる
2020/09/14 05:30
軽快に読めます
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初見の作者さんですが
これはヨネダコウさんの挿絵買いです。
色々と複雑なものがありながら、
まっすぐで明快な主人公と、
ちょっといきすぎなガテン系わんこ
表紙の色合いに反して軽快でポップなお話でした。
（もっと重いお話を期待して買ったのですが）
ちょっと上滑り的な感じもありますが、それを軽快さととらえて。
暗くてずぶずぶな心理的なものがないので、
（葛藤とか壁とか乗り越えての末傷ついてのみたいなところがない）
楽しい気分のままずっと読めます。
主人公が前向きで、トラウマも葛藤もあるのですが
基本ポジティブなので、ぐだぐだの沼にはまらないまま壁突破みたいな感じです。
読後感悪くないので、そういうのがお好きな方にはおすすめ。
余談・・・足場から落とした携帯電話はどうなったのだろうか・・・
どうでも良いことが気になって仕方ない（後日大信が拾ったのであろうか？？？）
ちょっと失礼ですが
ヨネダコウさんの挿絵が思っていた以上にたくさん入っていて堪能しましたので
その点でも買って良かった本ということになります。
紙の本
紙の本空を抱きしめる
2017/09/30 14:18
ガテンな年下わんこ攻×男前受
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当て馬となった田上が濃くて、そっちが気になりましたw
攻は割と早くに告白して猛烈アピールを始めますが、個人的にはもう少しじわじわじれじれとした展開を見たかったです。
そして二人を引っ掻き回す、成り上がりの食えない切れ者、田上が気になりすぎて、攻よりも田上と受の10年前の話が見たくなってしまいましたw
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