山怪朱 山人が語る不思議な話 みんなのレビュー
- 田中 康弘
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2023/04/08 01:26
怪異はきっとなくならない
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安定のクオリティ。シリーズ中で一番良かったかも。同じ話が多いようで、意外にバラエティに富んでいる。良かったのは、コロナ禍で取材が滞った、その緊張感のせいか。山の怪異は今まさに消滅しようとしているんだろうが、多分怪異は無くならない。<拾遺>にあった、怪異かと思ったら女子ワンダーフォーゲル部だったというのが、面白かった。これは謎解きではなくて、怪異発生の瞬間なんだろうなあ。
2023/04/25 09:17
西には西の、東には東の
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
山で起こる怪異をまとめた一冊。
西はカッパの、東はキツネの気配が濃厚なのが印象的。
今もキツネとの攻防が続く七ヶ宿町のエピソード。
キツネ避けに小学生でもタバコを持たされいたとおうのはすごい。
町で目撃されたトンボに乗った小さなおじさん 釣り道具を持っていたというのが楽しい(笑)
そんな童話のような里でも山で痛々しい悲劇がある…
つくづく山は一筋縄ではいかない異界。
子供時代、ひどいいじめっ子だったという飯豊山麓のペンションのオーナー
児童を呪うくらいだから相手の親もよほど腹に据えかねたのだろう。
ここは少しくらい蜂が当たって欲しかった。
2023/07/13 00:36
やっぱり山は生きている
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名が新語として定着しつつ
あるのではないかと思ったりもする
山にまつわる怪談本の第四弾です。
ややネタ切れ感があるせいか、
ぎょっとするような尖った話は見あたらない
一方で、著者も認めている通り、
狐や狸にまつわる話が多めな印象です。
てにをはに違和感を覚えるような文章が
散見される点は、第一弾から変わりませんが、
個々の聞き書きから要所となる発言のみを
括弧でくくって抜き出した上で、話の全体を
数頁に纏める手腕は大したものです。
この手の本が、写真も挿絵もないのに、
それなりに売れているのは、情報提供者の
大半が実名で登場しているあたりに、
読者が談話の信憑性を感じるせいかも。
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