スティーブ・ジョブズ みんなのレビュー
- ウォルター・アイザックソン(原作), ヤマザキマリ(著)
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スティーブ・ジョブズ 6 (KCDX)
2022/08/27 16:43
全六巻、堪能させて頂きました。
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作本はかなり分厚いので、本作全六巻の存在は大変意義深い。内容も十二分に濃い。
「iPadのような製品をアップルが作れるのは テクノロジーとリベラルアーツの交差点に立ちたいといつも思っているからだ」(170頁)
それにしても、将来の間違いや誤解を怖れ、自らのことを正確に理解してもらいたく生前に評伝を残したジョブスの完璧主義の見事さよ。
スティーブ・ジョブズ 5 (KCDX)
2022/08/24 11:44
「Think different」(124頁)、「デザインがエンジニアリングを導く」(149頁)
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
SJの転機(転帰)とiMac上市までを描いた重要な一巻。大変読みごたえがありました。ジョナサン・アイブ(後のCDO=チーフ・デザイン・オフィサー)を見い出した時の描写も印象的(141~50頁)。
作中で明示はされていませんが、SJは、PIXARで経営力なりマネジメント力なりを高めたことが、その後につながったものと解釈しています。
2017/03/28 16:36
ビル・ゲイツも登場するところ。でも、アップルを追われるジョブズ
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーブ・ジョブズの伝記マンガ化の4巻目。
アップルを設立して、IBMなどに対抗(この言葉も、ジョブズの言動からすると適切ではない気がするが)して新たな製品を作り出していく過程で周囲の者たちの軋轢がひどくなり、やがてアップル社自体を追放されてしまうというくだり。
3巻目までもそうだけれど、こうやって読み進めていくと、やっぱりスティーブ・ジョブズは変わり者(という言葉が適切でなければ、やはり天才と言うべきなのか)だったのだと思える。
きっと彼の頭の中には明確に非常にすぐれたコンピュータができ上がっていたのだろう。それを現実世界にどう誕生させるのかというのだけが彼のなすべきことと思っていたので、現実に落とし込むためにある種の妥協が必要だとか、マーケティングがどうだとかというのは関係ないんだろう。そのあたりが、「現実歪曲フィールド」と呼ばれる事態になってしまうということが、この1冊だけでも何度も繰り返されている。
きっと頭のいい人だろうし、それこそ天才なんだろうけれど、こういう人は実際には生きにくいだろうなあ。
この巻の後半でマイクロソフトのビル・ゲイツが登場し、スティーブ・ジョブズとやりあう場面が何度か描かれている。同時代に同じような才能をもった者が現れることを天文学の「連星」になぞらえていて、この2人が現代の「連星」であるとして描かれているのだろう。確かにそうだと思うし、私もこの2人の才能の恩恵の末端に浴しているわけだ。
だが、「連星」はあくまで2つの星であり、同じにはならない。当時を回想したシーンで、ジョブズがマイクロソフトのことを評して「製品に、文化の香りがしない……」「もうずっと、三流の、製品ばかり、作っている…」「それが、悲しい」(p.96-97)と言っています。言い得て妙だと思えてならない。
2015/05/09 23:55
変人の面目躍如たるジョブズのエピソード
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーブ・ジョブズの伝記のコミカライズ3巻目です。
アップルを産み、単なる技術者、発明家というだけでなく、起業家、経営者といった面も持たなければならなくなったジョブズが、ある種の葛藤を抱えていくあたりが描かれています。
彼の周囲には、マイク・マークラなど様々な才能を持った人間が現れますし、ジョブズ自身が呼び寄せたり、そこからさらに集められたりして、コンピュータを作る会社としての体裁が整えられていきます。しかし、ジョブズにとってそれは、アップルが自分のものでなくなっていくことにもなるわけです。
ジョブズにとっては、あくまでも自分が思い描いているコンピュータを作ることだけがすべてであり、そのために人がいて、会社があるとしか考えられないということだったのでしょう。そこが、ジョブズが天才と言われる所以なのかもしれません。
そんな世界とかけ離れたところにいる私たちにとっては、そんなジョブズが魅力的に見えるところもあり、奇人変人で面白くもあり、ということなのでしょう。
2015/02/12 20:00
アップルコンピュータ誕生!
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーブ・ジョブズの伝記のマンガ化第2巻は、いよいよアップルコンピュータ誕生前後の時期です。
「第5話 自分を探す旅」では、前巻から続きインド滞在のエピソードから帰国後に禅宗僧侶のもとに通う姿が描かれています。ジョブズの精神的な転換点とでも言えるエピソードです。
そして第6話以降、アップル1(実際はローマ数字)から始まるアップルコンピュータの誕生のエピソードが続きます。コンピュータを初めとする技術的イノベーションはこうして起こるのかという、ある種スリリングな話が満載です。
そんな中でもやはりジョブズのキャラクターは特異ですね。これを天才と言うのか、はたまた単に変人なのか。ただ、身近にいたら付き合いにくい人ではあるのでしょうが、魅力的な人間であることは、こうしてマンガになると余計感じることができます。