コレは、この最終巻は2020/04/17発売で、その発売日日付変わって直ぐにDL購入していたものの、
読む時間が取れず、後でじっくり読もうと思っていたら、
そのまま4年以上積ん読状態で放置してしまい今2024年8月末…なんだけど…
まぁ、この最終巻の内容自体は、週刊連載分を立読みしたり、マガジンポケットの無料公開期間中に最終話まで読んで、
結末はもう知っていたんで、というか、知っていたから、
直ぐ読んでも感動が薄くなっちゃうかもな、って懸念もあったりして、後で、改めて第1巻から全14巻イッキ読みする形で、
この最終巻を読めばいいかな、と思っていたら、かなり長らく放置しちゃったけれど、
やっと纏めて読める時間が取れたので、第1巻から順次読んで、
いよいよ、最終巻のこの第14巻…読んでみて、先ずは、内容の前にコミックス一冊の分量が、
前巻第13巻までと違って、同じ値段で頁数が8%程増量…16頁程多いお得分量な件。
内容的には…
物語の盛上りのピークとしては前巻第13巻がピーク、または、
今巻冒頭の第114話で相思相愛が完全確定した場面がピークで、後は後日談というか、
終着点に向けて着陸していく感じのエピローグ的な、そんな印象の最終巻だけれど、でもまぁ、
第119話の終盤展開で、風太郎にとって「好き」の告白=求婚だった件、
や、第121話ラストから次の最終話にかけての、結婚式の合間での五つ子ゲームファイナルの様子と、
結婚式終盤での新婦のメッセージが重ね合わせられながら描かれる部分、
は印象深い名場面って感じだったな、
と。
他にも、風太郎と義父の対話場面や、結婚してトレードマークのリボンを卒業した四葉とか、
そして、連載版の最終話までは読んで知っていたけれど、
このコミックス単行本では、その後に描き下ろしのおまけ2頁の漫画が追加されていて…
まぁ、新婚旅行何処に行ったのか、も分かったり…

余談で、今コレの商品ページを見ると値段が税込550円になってて…
コレが発売になった2020年4月は、まだ、全世界的に「COVID-19」Pandemicに突入した直後くらいの頃で、
物価のインフレとかが起こる前の段階で、税込462円だったんだけど…
Pandemic前は少年漫画系コミックスは、そういう感じの値段だったのに、今はもう、税込550円かソレ以上、
な価格が標準、みたいになっちゃってて…時の流れというか時代の変化を、
ふと感じたり。

この最終巻だけ読まずに4年以上放置して、今この時期に改めて第1巻から最終巻まで読んでみたけれど、
しっかり物語展開や構成が練られていて、だらだら変に引き延ばしたりせず、
全14巻できっちり大団円で締め括った良質の名作ラブコメ作品、だったと言えるんじゃないかな、
と再実感…そんな感じです。

…それはそうと、5人の内の1人を選んで一生かけて愛すると誓った風太郎だけど、
見方によっては、オマケで残りの4人も付いてきた、みたいな締め括り方、にもなっていて…
彼女達のその後の人生がどうなるのか…については、読者達の想像で無限に可能性が広がるような余地が残されている…
そういう部分も計算の上なのかな、とか、何にしても、そういう空想の余地が大きく残されているからこそ、
この作品は、物語完結語の今後も、末永く愛される作品として読者の記憶に残り続けるのかな、
1946年以降今までBillie Holiday他多くの大物歌手が歌い継いでいる名曲「Come Rain Or Come Shine」のように、
と…そんな事も、思ったり。