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20世紀少年 完全版 デジタル Ver. みんなのレビュー

  • 浦沢直樹(著)
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みんなのレビュー89件

みんなの評価4.3

評価内訳

100 件中 76 件~ 90 件を表示

20世紀少年 9 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2005/12/02 14:26

20世紀少年

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:20XX - この投稿者のレビュー一覧を見る

小泉響子は頑張ったと思う。 でもこんな結末になるなんて残念だ。 彼女のパワーとヨシツネの力添えがあれば切り抜けられると思ったのに。 カンナは何やら不思議なパワー前回でとっても信じられないことをやってのける。 こんな能力ってやっぱりあっても案外役立たなくてこういうときになって初めて使われるんだって思った。 でもいくら力があるからって、こんな怖いところによく乗り込む気になったもんだ。

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20世紀少年 1 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2005/11/17 22:50

骨太の物語の語り部

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさぴゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

僕は、天才浦沢直樹さんの特徴は、実はオーソドックスで骨太な物語の語り部であるということにあるのではないのか、と思う。というのは、オリジナル作品である『MONSTER』『YAWARA』『HAPPY』『PURUTO』等々は、すべてパロディに自覚的で、非常に単純で「ありがち」な設定の反復になっている。とりわけ、決してどれも独創性があるわけではない。プルートは手塚治虫先生の鉄腕アトムの傑作『地上最大のロボット』と彼のRobotの考え方のベースにあるアイザック・アシモフのロボット三原則へのオマージュになっている。また『20世紀少年』も、オウムに代表されれる終末的な世界観では、あまりにありきたりな内容の反復に過ぎない。いわば、駆け引きと刺激に慣れすぎた日本のドラマに飽きた世代が、03年ごろに韓流ブームでキスもしない純愛の韓国ドラマ『冬のソナタ』(ユンソクホ監督)に回帰したのに似て、断片的なパロディシステムではなく、骨太の物語への回帰をしているといえる。 では、それはレベルの低いということなのか?。もちろん、読者であれば、これがたとえ漫画を小ばかにしている大人が読んでも、真にものを判断する知性があるならば、そのメジャ−級のエンターテイメントの力に脱帽するほどの作品であることがわかっているでしょう。しかし、そんな「ありきたりの設定」でなぜここまで、見事なメジャー的な人気を保てるのか?。それは彼が骨太な物語の語りや漫画的手法の文脈を、洗練しているからではないかと思う。いってみれば、骨太の物語を語る上での浦沢的「文法」が極度に洗練されて構築しているからではないかと思う。詳細は省くが、例えば新興宗教や70年代のロックや昭和時代の文物などノスタルジーのパロディ的引用(池袋のナンジャタウン!)に非常に自覚的だし、『パイナップルアーミー』『マスターキートン』で完全に自分のものにしたヨーロッパや世界を描く手法によるスケールの広がり等々だ。とりわけ『MONSTER』以降の淡々と平坦に場面を描いておきながら単行本で一気に読むとサスペンスとしての全体構造が見事なくらい神の視点でまとめられているドラマツゥルギーの凄さは、読んでいる人には、一目瞭然だ。かなりSFとしては、マイナーであろうこの作品など、非常に丁寧で連載では平坦で読み飽きてしまうこともあるにもかかわらず、熱狂的なファンが数多く存在し、それがカルトレベルをはるかに超えてメジャー級として扱われる点も、非常に異例な作家だ。この「おもしろさ」の核心を短く言うならば、創造力の飛躍を核とするSFのセンスオブワンダーを含めて、骨太の物語を、日常から浮き上がらない形でわかりやすく丁寧に構築する技量を持っているのだ。そういう意味では、独創的なエンターテイナーというよりは技術者に近いのだが、逆に言うと骨太の物語の語り部こそが真のエンターテーナーなのではないかと、僕は思います。ある意味今の作家の中では質量ともにもう二度と現れない日本漫画文化の創始者天才・手塚治虫先生に最も近い存在といえるのではないでしょうか。

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20世紀少年 20 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2005/11/05 11:27

「人類の進歩と調和」を思い出しながら

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近の浦沢直樹の作品は、謎が謎を呼ぶ(古臭い言い方だなあ)物語になっていて、いつまでたっても先へ進んでいるという感じがしない。「えっ、まだ次があるの?」といったところか。
これは作品の最初の発表媒体を考えると仕方のないことかもしれない。週刊誌では、その1回分を読ませる魅力もないといけないけれども、さらに次週へ、次の回へつなげるものもないと読み続けてくれないのだから。だから、そのように発表されたものをさらにまとめて続けて読むと、いくつもの「引き」をつなげて読まされているような感覚になり、「だから次はどうなるの?」という感じだけが残ってしまう。
それでも、さすがにコミックスで20巻にもなると、物語が終わりに向かっているのだろうと思えてくるのだが、どうだろう。
今まで物語のキーパーソンとなるケンジの姉キリコの正体があまり語られてこなかったように思うのだが、ここへきてメインに登場してきた感がある。役者が揃ってきたぞといった感じで、ここにも物語の終わりを感じさせるものがある。
私のような、この物語の登場人物や浦沢直樹と同世代の人間からすると、やはり太陽の塔が常に見え隠れする物語や画面、「万博」という言葉に何ともいえない感慨や興奮を感じてしまうのだが、今年の愛・地球博に集まった子どもたちは30年後に今の私たちのような感慨や興奮を持ち続けるのだろうか。そんなことを考えさせれる1冊だった。

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20世紀少年 19 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2005/07/10 23:00

昭和40年代の人たちの隠れた楽しみ

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

長い物語の途中をああだこうだ言うのは、非常にむずかしい。しかも、かなり多くの人が実作品を見てしまっているだろうという所でものを言うのは、さらにむずかしい。それでも、何か語らなければという気にさせるものがあるのが、『20世紀少年』であり、浦沢直樹なのだと思う。そしてもう1つ、何かを語らなければという気にさせられるものがあるとすれば、この物語に出てくる主要人物たちが子ども時代を過ごし、作者である浦沢直樹も子どもとして過ごしたであろう昭和40年代を、同じように子どもとして過ごした同世代の者だから、といったところか。
この19巻にも、私たちの子ども時代を思い出させてくれるアイテムが多く登場している。ページをめくるごとに、マス大山の山篭り、眉毛そりの話だし、ゴアは出てくる、デスラー総統も出てくる、ナゾーにショッカーも姿を現す。ところどころ30年代も顔を見せているのは、さらに時代を感じさせようということなのか。
全編を通じて、40年代に子どもだった人の子どもの頃の想像の未来をなぞっているという不思議な感覚があるのだけれど、これが今の若い人たちにどれくらいわかってもらえるのか、自分の子どもたちが面白がって読んでいるのを横で見ながら聞いてみたくなるのだ。でも、聞かない。彼らにはきっと、彼らなりの面白がりがたがあるのだろう。そこへ、「マス大山と言うのはなあ、・・・」なんて言ってみたって、親父の昔話にしかならないのではないか。
すみません。19巻のコメントには何もなっていません。未だ話は途中です。本の帯には「連載六年、物語は、終局へのターニングポイントへ・・・!!」なんて書いてありますが、思わせぶりな大コマが何度も出てきて、「これがどうやって終局へ向かうんだ」という感じです。でも、それはそれとして、やっぱりマス大山なんかが出てくるとほくそ笑んでしまうのでした。

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20世紀少年 18 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2005/03/05 18:57

「立つんだ、ジョー」とやっぱり叫んでみたくなる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 三谷幸喜が自著『ありふれた生活3』の中で、「「20世紀〜」の主人公たちは、僕と同世代。たぶん作者もそうなんじゃないかと僕は踏んでいる。同じ頃に青春を送った人間でなければ分からない、細かいディテールが描きこまれている」と書いているが、まったくそのとおりである。その世代というのは、団塊の世代から遅れること10年ほど、昭和30〜40年代に生まれた世代だ。鍵っ子のはしりだし、登校拒否のはしりだし、新人類の世代だし、オタクの世代とも言える、そういう世代だ。これだけ並べておけば、どんな世代かわかってもらえるだろうか。最早戦後ではなく、高度経済成長の只中で育ってきた世代だ。と言っても、今の若い人たちにはわからないだろうなあ。歴史の教科書の中の話かもしれない。
 しかし、その世代にとってはやはり、この物語に出てくるアイテムはどれもこれも懐かしさを覚えるものばかりだし、そんなことを言ってしまえば「予言の書」なんてきっとあの当時の男の子ならば誰もが一度は頭に描いたはずだ。だから、単に空想の話としてだけでなく、そうであったかもしれない話として読んでしまう。
 そこに、今度は、矢吹丈だ。「立つんだ、ジョー」である。17巻の最終ページでこの名前を見つけてから、18巻を待ち続けていた(私は、スピリッツは読んでいない)。
 で、読んでみたらどうもこの巻はつなぎのようだった。次に展開する話の伏線がはりめぐらされて、いくつものエピソードが同時に進行している、この頃の浦沢ペースに嵌められてしまった感じがする。

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20世紀少年 9 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/10/18 16:58

カンナの本気勝負が始まる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏野涼 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ともだちランドのヴァーチャル・アトラクションに送り込まれた小泉響子。そこで彼女は“ともだち”の顔を見てしまう。一方、カンナは、ともだちと対決するための資金をかせぐべくマフィアのカジノに乗り込み、本気勝負を挑んで大金を得、それを元にマフィアやホームレスらを教会に集め、彼女の持って生まれた勝負師のパワーで、ともだちからローマ法王をまもるため、彼らの協力を取り付けることに成功する。その裏で、「しんよげんの書」の存在が明らかになる。そこには書かれていた、集会で救世主は暗殺される、と。そして、カンナの出生の秘密も明らかに!?
この物語は、いよいよ大きく動き出した。叔父のケンジの遺志を引き継ぎともだちとの対決に本気で動き出すカンナ。小泉響子を裏でサポートし、時が来るのを待つケンジの友・ヨシツネ。ショーグンことオッチョ。カンナとともだちとの対決はどうなっていくのか、「しんよげんの書」はいったい何を示しているのか。まったく目が離せない!

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20世紀少年 8 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/10/18 16:57

2000年という過去

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:竹柏 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2000年が過去として描かれていることに、何度読んでも違和感を感じてしまいます。かつて『2001年宇宙の旅』とか21世紀の申し子『鉄腕アトム』における「2001年」や「21世紀」とかいうことばは未来の代名詞だったわけです。ところが現実は既に21世紀になってしまった。21世紀は未来ではなくなってしまった。いままで「21世紀」が未来の代名詞だった逆手を取って、「20世紀」を過去の代名詞のように敢えて使っているのでしょうね。言うまでもなく、現代に生きる我々にとって2000年とは現代です。だからこそ、でしょうか、この作品には二つの過去が登場します。「血の大みそか」の2000年と、もうひとつ、ケンヂたちの少年時代——昭和という過去です。そして多くの人は、こちらの方を懐かしく、過去の出来事と感じて読んでいることでしょう。
 2014年という「未来」を「現代」として描き、2000年という「現代」を「過去」として描く、そして昭和という「過去」を「過去」として描く。読んでいる人間が安心して立てる共有できる「現在」がこの漫画には描かれていないのです。それはサスペンスを盛り上げることにも効果を上げていますし、二つの過去のうち昭和という過去をいっそう懐かしいものにする効果もあるでしょう。それ以上に、現実に漠然と感じている現代への不安をうまくとらえているように思います。
 小泉響子が感じている「血の大みそか」への興味と不安。2014年という「現代」の人間が感じる不安は、2000年という「現代」のわたしたちが感じている不安を代弁しているのではないでしょうか。

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20世紀少年 10 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/10/18 16:37

浦沢直樹の最新刊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねんねじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

待ちに待った「20世紀少年」の新刊です。
私はケンジたちとは世代が違うので、その懐かしさを共有することは出来ません。
しかし、きっとケンジたちは、大人になりきれない大人たちの世代なのでしょう。
「こんなんじゃない、21世紀はもっともっとすごくて、自分も今とは違う何かに
成っていたはすなんだ」。きっと、こんな思いをケンジたちの世代の方々は持って
いるのではないでしょうか?
そんな思いをこの「20世紀少年」は見事に描いていると思います。そして浦沢直樹
特有のすばらしい構成力で私たちをぐいぐいその世界へと引き込んでしまうのです。

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20世紀少年 7 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/31 23:37

現実の2014年は、はたしてどうなるか。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダブルディ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2014年、カンナと同じ高校に通う“小泉響子”は、
日本史の自由研究で、成り行きでケンヂについて取り上げなければ
いけなくなってしまう。
 響子は、偶然出会った“神様”から2000年血のおおみそかの
真相を聞くことになる。
 また、海のほたる刑務所で、ショーグンと知り合った角田は、
ショーグンと刑務所の脱走を試み、なんとか成功。
 角田のほうは、ショーグンの口から、血のおおみそかの真相を
聞くことになる。
 真実と伝えられてきたこととどう違うか!?
 我々が聞いている日本の歴史と実際の歴史も似たようなもの?

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20世紀少年 7 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:12

やっと大みそかの出来事が……

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

刑務所に送られていた漫画家の角田と、14年間牢獄暮らしをしていたオッチョの、刑務所からの脱出劇が見ものです。
それに、やっと、あの「血の大みそか」でケンジたちに何があったのか、回想シーンが出てくることになります。
細菌兵器で人を殺しまくる殺人マシーン。それを見て大笑いする「ともだち」の会員たち。
おそろしいというよりも、吐き気がするような人間たちです。
そして、必死の形相で、命をかけて止めようとする、ケンジとその仲間たち。

ほんとに時間を行ったり来たりするまんがです。
いまだに、ケンジの少年時代のことも出てくるし、2014年現在の話が出てくるし、そして2000年の回想シーンが出てくるし。
途中から読んだら、どれが軸になっているのかわからなくなってしまいそうなほど。
でも、頭が混乱することもなく、ちゃんと流れてゆくんですよね。
そこらへん、とてもしっかり話を作られているんだなあ、と浦沢さんのうまさにため息です。

でも、たしかに大みそかの出来事は回想として登場しましたが、この巻では途中で続くになってしまっているんですよね。
やっぱりみんながどうなったのかは、わからずじまい……。
続きを読んで気分がすっきりするという保証はありませんが、どんな結末が待っているにせよ、事実(まんがなので架空ですが)を知りたいです。

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20世紀少年 6 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:10

ケンジがいない話は少しさびしい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

17歳になったカンナを中心に、話は進んでゆきます。

「血の大みそか」から14年。
平和を取り戻したかのように見えますが、裏では「ともだち」の黒い影が……。
「ともだち」が支配する世の中。
新青少年保護育成条例のせいで、言論の自由もなくなり、世界征服をたくらむ敵から世界を守るという、まるでこの物語のようなまんが作品を描いてしまったまんが家は、刑務所にいれられてしまう。そこには、特別懲罰房に入れられた、バケモノと呼ばれる男がいた。

やっぱり、今までケンジが主人公だと思って、ケンジを応援してこの作品を読んでいたのでしょうか。ケンジが出てこなくなってから、さびしいような、ものたりないような……。
おもしろいにはちがいないのですが、すっかり肩の力が抜けてしまったような脱力感。
あの大みそかから14年、なにごともなく時は過ぎたようですが、なにやらまた「ともだち」が動きそうな気配。
ここから、また一気に盛り上がってゆくのでしょうか。
昔のメンバーは、いったい何人生き残っているのでしょうか。
やっぱり、あのときのメンバーが恋しいですね。

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20世紀少年 5 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:08

いったい、どうなったの!?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ケンジが小学校のときの秘密基地のメンバーに、収集をかけます。
全員は集まりませんでしたが、それでも、ケンジには心強い仲間。
そして、とうとう悪夢の2000年12月31日がはじまります……。

5巻にしてこの展開。
12月31日の決戦がきたら、この話終わっちゃうんじゃないの?とびっくりしましたが、終わる心配などなく、まだまだ先は長そうです。
ただ、これ、さあこれから決戦だ!というところから、一気に2014年に飛んでしまうんです。
どう決着がついたのかも、わからないまま。
そんなのあり?って感じです。
みんなの無事さえわからない。
カンナは大きくなって登場しますが、これからはカンナ中心の物語なんでしょうか。
もともとカンナには、特別な力がありそうだったし、なんといっても「ともだち」の血をひいているかもしれないし。

それにしても、おもしろい展開ではあるのですが、わからないことが多すぎで、とてもストレスのたまる巻です。うまいのですが、読者を裏切るのがとてもうまいのですが、くぅーー、という感じです。
こうなったからには、早く次々次巻を出して、一気にほんとうの最終回までかけ抜けてほしいです。

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20世紀少年 4 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:06

メンバーが集い始める

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ずっと行方不明だったオッチョが、タイ・バンコクにいた!
これまでの人生、オッチョにもいろいろあり、タイの暗黒街で顔のきく、ワイルドなすがたに……。
2000年、夏。ケンジは、世間から身を隠し、地下鉄の使われなくなったホームを秘密基地にして暮らしていた。カンナは三歳になっていた……。

3巻からは、ずいぶん時が流れています。
ケンジは、いつのまにか、おたずね者に……。
そして「ともだち」は、どんどん力を大きくしてゆきます。
大きな相手に、なんとかして立ち向かおうとするケンジ。
これがアニメのヒーローものとかだと、ちゃんとヒーローには敵に勝てるアイテムなどが用意されているのですが、この作品には、そんな楽なものなどなくて、ケンジが普通の環境の中で、なんとか戦おうとするからおもしろいのです。
ケンジにあるのは、意志の強さ、信念のみ。
でも、勝ってあたり前のヒーローならば、応援しがいもありません。ケンジのように不器用で、不利な立場のヒーローだからこそ、必死に応援したくなるというものです。

本巻は、半分以上がオッチョのお話です。
日本でのようす、ケンジのまわりのできごとは、たいして描かれていません。
それだけ、オッチョも重要な人物で、今後、活躍することになるのでしょうが。
オッチョも魅力的ですが、やはり本編(ケンジの身のまわり&「ともだち」関係)が進まないと、少し物足りなくはあります。

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20世紀少年 3 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:04

子どものころに誓った約束

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

俺達は誓った……
あの旗の下に……
俺達が、地球を救うと……
おまえかいない……
地球を……
救え。

ドンキーが死ぬ直前に書いた、ケンジへの手紙。
子どものころに誓ったからといって、まさか大人になってから、それも勝ち目のないような敵と戦って、地球を救わなければならないなんて、ケンジも大変です。
でも、それだからおもしろいのかもしれません。
平凡で地味な生活をしている大人の自分に、ふいに過去からの手紙が舞い込んできたように、表舞台へと立たされる。実際にそんな立場に立たされれば、たまったものではありませんが、でも、どこかでそんなドラマを夢見ているのかもしれません。
地球を守ろうと立ち上がるのが、そんな平凡なさえないケンジだからこそ、この作品はおもしろいのかもしれません。

ケンジは、「ともだち」を倒す機会を得ますが、撃てませんでした。カンナの父親だと、「ともだち」本人がいったからです。
これはまた、複雑になってきました。
けれど、そんなことで頭を悩ませているあいだにも、昔ケンジが考えた世界征服の計画通りに、被害は拡大してゆくのです。

自分が無責任に考えたことが、どんどん現実化されるというのも、また恐いです。
それが人の命を奪うものなら、なおさら。
団体の心理も恐いです。自分の頭で冷静に考えることができなくなっている人たちのおそろしさが、さらりと描かれています。
まだ謎は謎のまま。この巻にきても、わからないことばかり。
ただ、ケンジの決意がひしひしと伝わってくる巻です。

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20世紀少年 2 本格科学冒険漫画 (ビッグコミックス)

2002/07/25 18:03

だれもが子どものころに考えそうなことが現実に……

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ケンジの小学校時代の友だち、ドンキーの死への疑問から、ケンジは「ともだち」という人物に少しずつ近づいていこうとしていた。
「ともだち」の団体がグループのマークとして使用していた、ケンジたちのマーク。あのマークの発案者がオッチョという友だちだということも、当時の唯一の女性メンバー、ユキジの記憶から明らかになる。

子どものころ、特に男の子はヒーローものにあこがれ、悪の組織から地球を守るというストーリーを考えて、遊んだり楽しんだりしますよね。
ケンジたちもそんな遊びをしていたのです。ヒーローが戦う敵は、世界征服をたくらむ悪の組織。
悪の組織はどんなふうに世界を征服しようとするのか、そんなことを具体的に考えたりして……。
子どもが考えたほんのお遊び。
そんなところから、この話ははじまっています。
発想がそういう身近なところにあるから、この物語はこんなにもおもしろいのかもしれません。
だれもが考えつかないような、突拍子もないストーリーもおもしろいけれど、だれもがふと思いつきそうなところから、大きな話が生まれるというのは、とても身近なようで、まんがの中の話だとわかっていても、とたんに現実味をおびてきます。
それゆえに、おそろしさもまた深まるのです。
それに、この「ともだち」という団体が、邪魔者を殺してしまうときに使われる指令、「絶交」。
友だちとのあいだで、ふと使われるこの絶交という言葉が、人を殺すときの合図として使われているのにも、ぞっとします。浦沢さんは、人の心をつかむキーワードをよく知っていますね。

「ともだち」は、ほんとにオッチョなのか。
ケンジの姉と「ともだち」は、なにか関係があるのか。
まだまだ、わからないことだらけです。
どのような最終回が待っているのか、考えただけでもワクワクします。
結末まで一気に読みたい衝動にかられます。

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