フイチン再見！ みんなのレビュー
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高い評価の役に立ったレビュー
投稿者：qima - 低い評価の役に立ったレビュー
せっかくの話が台無し？
投稿者：本間正幸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上田トシコ先生の生涯は、波瀾万丈で面白いのに、村上もとかさんの上手い絵がこの作品ではあまり生かしきれていないのは何故だろう？
せっかく上田トシコ先生の「フイチンさん」が、コミックパークでオンデマンド化されたり、hontoで電子書籍化されて発売されていたのに、この連載が始まると直ぐに販売中止になったのも、何か大人の事情という嫌な感じがしてマイナスイメージになった気がする。
残念としか言いようがない。
2019/06/26 20:26
時代の制約
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投稿者：たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「満洲」での大人のとしこのくらし。
さすがに、社会の矛盾に直面する。
「満洲」における特権階級であるという自覚なしに行動するとしこは、実に危なっかしい。
しかし、実に伸びやか。
だからこそ、さまざまな社会の矛盾が見えてくる。
とはいえ、時代の制約で、日本人の実業家の娘という前提は、やはり本人には見えない。
このあたり、当時の「満洲」を、よく調べて描いているのだろうけど、としこ周辺の世界だけが、「満洲」ではないと、読者は注意しながら読む必要がある。
2019/06/26 20:17
非常に恵まれた生活
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投稿者：たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
１９３７年から４２年の東京で、のびのびとくらすとしこ。
背景になる時代の流れは、ちゃんと描かれている。
日米開戦もあり、非常に息苦しい時代に、非常に恵まれた生活をしている。
当時の世相ととしこの行動とのずれは、しかし、キャラクターだと思えば、気にならない。
戦争の時代を暗く描くだけが、描き方の手法ではない。
文化を圧殺する戦争推進を、女性を圧迫する男性社会とリンクさせながら描いているようにも見える。
2019/06/26 20:06
トシコは、カタカナで覚えてた
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投稿者：たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
フイチンさんの上田トシコ。
なぜだかトシコは、カタカナで覚えてた。
「フイチンさん」は、読んだことのない世代。
上田としこといえば、「トキワ荘」の話に、ちょっとお姉さん的な、別格扱いのマンガ家として出てきたような……。
それが、マンガになったって？
新聞で見て、へえと思った。
しかも上田としこは「満洲」で育ったって？
「満洲」は、こうやってかぎかっこに入れないと許せない私は、
（だって、あんなひどいいきさつで作った傀儡国家を、能書きつけずに、そのまま呼べない。満洲というのは、中国東北部の地方名だと思ってる。）
それで興味をひかれた。
読んでみると、上田としこって、とてものびやかな人ですね。
大陸らしいというのか？
「満洲」の描き方は、美しい部分だけで済ませてるけど、本人がそういう部分しか見えない暮らしをしてたんなら、しかたない。
謹厳な父が、娘達に使用人を呼び捨てしてはいかんと叱り、「ここは中国だ。我々はここで生活させて頂いているんだよ。」「あの人達は働いてくださっているんだからな。」と諭す部分は、ほんとに言ったのかなと思うけど、戦後に紡ぐこの物語には必要な部分だと思った。
電子書籍フイチン再見！ 10
2019/06/26 16:13
戦後マンガ史
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投稿者：デ＊ナダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代への憧憬と上田氏へのリスペクトに満ちた作品です。
ぼろぼろの敗戦は日本人にとって、辛い記憶ではあったわけですが、同時に古い価値観からの解放でもありました。
上田氏の日本人離れした美貌は私(1953生まれ)もかすかに記憶しています。作品の絵も、現在の少女漫画家の上をいってます。
基本デッサン力とセンスの良さは学ぶべきではないでしょうか。
2018/11/01 20:32
豊かさ
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投稿者：ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前には、戦後の高度成長が象徴する豊かさとは異なる豊かさがあったのかもしれないと思いました。芸術に対する考え方も、漫画が表現する世界も。
電子書籍フイチン再見！ 5
2015/12/27 17:31
上田家は恵まれている
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投稿者：pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハルビンで終戦を迎えた上田家ですが、父親の仕事の関係でかなり恵まれていますね。
引揚船の中で亡くなった子供の水葬が泣けます。
2015/08/29 14:55
漫画を愛するすべての人に
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投稿者：うるし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、「漫画に興味がある人」「漫画『家』に興味がある人」、また、「絵を描くことに興味がある人」すべてにおすすめしたいです。
2017/07/04 09:41
さようなら
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投稿者：名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインだけでなく、昭和を代表する漫画家たちの追悼でもある。戦後の日本の漫画に対する偏見、表現者たろうと努力し、苦悩する姿が活写されていた。
2017/06/26 10:27
女流漫画家
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投稿者：ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女流漫画家という道を開いた上田としこのお話。
楽しく読めました。
お嬢さんではあるけど、がんばってますねー。
2017/01/31 10:24
フイチンさん連載終了・・・の話
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投稿者：rururu - この投稿者のレビュー一覧を見る
上田トシコさんのすごいのは、自分で嫌なおばちゃんになりたくない、としっかりと思っていること。でも、世の中、自分の思い通りにはいかない、そして編集さんたちとは、思ったことが伝わらない。
その中で、読者の素直の感想に元気をもらう話。
今回のフイチン再見！は、人間模様が描かれていて、少しドロッとした印象も受けましたが、とても人間らしく、生きているんだ、というお話しでした。
このコミックって、どういう終わり方をするのだろう・・・？
電子書籍フイチン再見！ 4
2020/10/13 23:52
生まれも性格も変えられない
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投稿者：qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
お嬢様として生まれたその目線で「見れるもの」と「見れないもの」。彼女が見ているものだけが全てではないのだと、考えながら読むことのできる贅沢なマンガ。
電子書籍フイチン再見！ 3
2020/10/13 23:48
とし子もいいが
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投稿者：qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉さんがいいですね。というか、二人の対比がとてもいいです。女一人で異国の地でやっていかなくてはならない、そりゃ並大抵の苦労ではない。はずだから。
2019/06/26 20:36
女性としての不利な立場
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投稿者：たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに満蒙開拓団にまで行くとしこ。
こういうところまで描くのはとてもすばらしい。
けど、つっこみが足りない。
もっと問題点をえぐってほしい。
でも、しかたない。
当時のとしこに、そこまで気付けというのは無理だ。
としことはちがう、吉川さんの立場、小泉さんの立場、おしんさんの立場、どれも女性としての不利な立場。
それに少しでも思いをはせるのが限度だろう。
敗戦後の大陸に残った人々の苦難は、ことがらとしては描かれるが、敗戦の日の描写など、とても軽い。
これもとしこのキャラゆえか。
電子書籍フイチン再見！ 1
2017/09/28 00:13
漫画家上田とし子
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投稿者：pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
漫画家・上田とし子の人生を描いた伝記漫画。
この作者の「龍」も時代を駆け抜けた男と女の話だけど、そっちはフィクションにしてもあまりにも出来過ぎで鼻白んだ。
これは実話ベースなのでそういう所が無くて良い。
2017/06/27 16:21
結婚生活
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投稿者：ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚生活がなにやら…大丈夫？
時代も時代だから、女が自分よりもガンガン稼ぐのは男にはつらいことなんかね？
まあ結局は個人個人によるのだろうけども。
としこさんは男には甘いのか？
