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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1995/03/29
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/400p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-134712-3
文庫

紙の本

神の火 上巻 (新潮文庫)

著者 高村 薫 (著)

神の火 上巻 (新潮文庫)

税込 781 7pt

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みんなのレビュー74件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

原発情報をめぐる各国のスパイ戦が繰り広げられる

2023/09/22 13:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

高村薫のスパイ小説。原発情報をめぐる各国のスパイ戦が繰り広げられる。いろんな人間が入り乱れるのかと構えていたが、登場人物は、そんなに入り組んでいなくて、混乱はしない。原発やコンピューターの専門用語が出てきて理解できない部分はあるが、読み飛ばしても大丈夫。それよりもスピードにまかせて読み進める方がいいと思う。

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紙の本

原発安全神話に斬り込んだ衝撃的で重厚な問題作でした。

2019/04/29 09:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

原発安全神話に斬り込んだ衝撃的で重厚な問題作でした。2011(平23)年3月11日の東日本大震災で現実に安全神話が崩壊した後ですら表向きには頬かむりされてる「テロ対策」にこのように早い時期に取り組んだ点も驚き。主人公:島田の「神の火は神に返す」という、まだ人間には扱いきれない原子力利用への強い警鐘・批判を感じる。特に、前3/4を占める原発を巡る、北朝鮮・ソ連・アメリカ・日本国内の諸勢力がそれぞれの思惑を持って繰り広げる情報・謀略戦(スパイ戦)の深く暗い闇は正に底知れないがゆえに恐怖を感じる。全体を貫く敵味方不明で黒白も不明確な混沌から生み出される、狂気・破滅思想も現代社会・世界の実相を表現してるようで怖いです。
 前3/4は原発を「兵器」のように利用しようとする北朝鮮・ソ連・アメリカ・日本国内の諸勢力の情報・謀略戦であり、それが一応の決着をみた下巻P-228は一転して島田・日野2人による原発テロの話が限定的に進められる。ネット社会における「ホワイトハッカー」的役割を予想して読んでいた私の予想を裏切り、たった2人によってテロは実行され原発は脆くも占拠・破壊されてしまう結末にも驚かされた。
 さてこの著者の作品は初めての気がするが、実に事細かに情景を記述していく筆力に感服でした。例えば、主人公:島田の勤務する木村商会内の人間関係や仕事内容なども事細かに記述されているので、当然事件の流れに大きく関わってくるのだろうと注意して読み進めたが、結局は背景であり島田の心理描写の一環でしかなかったというように、きめ細か過ぎて少々冗長さを感じる場面もあるがそれなりに登場人物の描写に巧みに関連付けられているなど実に緻密な構成になっていることを考えると冗長と切り捨てることは出来ないですね。実に重厚な作品でした。

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紙の本

僕らの隣のテロリスト

2013/05/06 01:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

原発テロを題材にした、91年に書かれたこの小説、当時なら、あるいは数年前なら迫力あるサスペンス、冒険小説として楽しめただろう。だが今読むなら、この眼に映した破滅の光景の再現となる。
テロはそれを行う側に立つ人間の視点で描かれるが、それは日本を守り、原発を守るという使命感を持つ者であるところが衝撃的だ。アウトローでも過激派でもなんでもない一般市民が陥っていく間隙は、誰にでも口を開けていそうな不気味さがある。
主人公をその道に引き込むのは、ウクライナ出身の青年と、半ヤクザ半土建業の幼馴染みの親友、そして父の友人で冷戦下のスパイの元締めらしき男。彼らの人生が、若狭湾の原発に向かって収斂していく。
原子力も冷戦構造を維持するための道具となって、取引きの材料にされてきた。未来のエネルギーとしての夢と、国家間の核バランスをコントロールする手段という現実の両面がある。その片側だけを見ていられる者は幸福だった。両方を見てしまった者は半身に引き裂かれる。
冷戦の終わりとともに、またある者は愛する者を失い、ある者はチェルノブイリの影から逃れられない。前を向いて生きる力を失った男達の道は、原発を破壊するというよりは、それと、すべての歪みの根幹と心中しようというものに近い。半身の棄て場所を求める自爆。
日常の中に、国際社会における核バランスの論理の影響などほとんど現れない。しかしただ一瞬の介入が、彼らの人生を後戻りできない道に引き込んでしまう。彼らにとってはある種の宿命のようなその力から逃れるために、秩序への反乱と破壊が必要なのだ。彼らの同性愛的な強い結びつきは、僕にとっては高村作品の理解し難いところではあるが、人物それぞれの事情はいかように置き換えても成り立つには違いない。
核を生活のためのエネルギーとしてだけ見ていては決して理解できない、核という存在の様々な顔がここでは晒されている。それらは日常の隙間から少しずつ顔を出して、人々にちょっかいを出す。それは平凡な人生を送る人々をどん底に落とし込み、あるいはテロリストへと追い詰める。テロの防止も決して万全ではない。核テロは実行者も生き延びられない危険が大きいが、だからといって希望を捨てた人間にとっての抑止力にはならない。
他国への無関心、イデオロギーやナショナリズムに凝り固まった狭量さ、それらが追い詰められた人々への想像力の欠如を生み、憎悪が秘かに育っていくことから眼を塞いでしまう。原子力という技術は、技術力だけでない人類の総合力の試金石として我々の前に現れた。
もはや何が真実で誰が黒幕なのかも混迷の果てに消えてしまう謀略戦、大阪の中華料理屋でウォッカを流し込む日常、それらの中で、ただ破滅への道、メルトダウンへの秒読みが、人のコントロールを離れて進んでいく。

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2004/12/22 06:24

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2011/08/05 22:53

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2007/01/31 22:06

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