「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2000/10/01
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:14×16cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:4-309-26433-6
紙の本
ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとで
Aはエイミー、かいだんおちた。Bはベイジル、くまにやられた。Cはクララ、やつれおとろえ…。不気味かつかわいらしい独特な線画でナンセンスな世界を展開。【「TRC MARC」...
ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとで
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
Aはエイミー、かいだんおちた。Bはベイジル、くまにやられた。Cはクララ、やつれおとろえ…。不気味かつかわいらしい独特な線画でナンセンスな世界を展開。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
エドワード・ゴーリー
- 略歴
- 〈ゴーリー〉1925〜2000年。シカゴ生まれ。ハーバード大学卒業。出版社勤務を経て作家。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
すべての子供が死ぬとの「ブラックな感覚」
2000/12/20 18:15
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中には、多種多様な本があるものだ。この1冊などもそうで、「なぜ本を読むのか?こうした未知の作家や本と出会いたいから」と答えたい典型例のような本だ。本書はAからZまで、モノクロームの「絵」26枚と、1行の「文」が収められた画文集だが、すべて子供が死ぬとの「ブラックな感覚」が小生好みなのだ。「Aはエイミー 階段落ちた」「Bはベイジル 熊にやられた」「Eはアーネスト 桃で窒息」「Iアイダ 溺れて不憫」「Kケイトは まさかりぐさり」「Oはオリーヴ キリが突き抜け」「Rローダ 哀れ火だるま」「Vはヴクター 線路で圧死」(翻訳は平仮名)……とまあ、こんな具合なのだ。エドワード・ゴーリーは1925年、イリノイ州、シカゴ生まれ。陸軍で軍務を終えた後、ハーヴァード大学で仏文学を専攻。1953年、NYの老舗出版社ダブルデイに就職、ブックデザインを担当。同年、最初の本『The Unstrung Harp 』を出版。57年、NYシティバレエ団との関係が始まる。60年、大手出版社ランダム・ハウスの子会社へ移籍。62年、出版社ファントッド・プレスを興し、自身の名をアナグラムした筆名で『The Beastly Baby』を刊行。63年、独立して専業作家になる。63年、11冊目の本書を刊行。これは『The Vinegar Works /Three Volumes of Moral Instruction』との書名で、『The Insect God,The West Wing 』の3冊セットで出たようだ。1970年、『The Sopping Thursday』がゴッサム・ブック・マートから出版、同書店との本格的関係が始まる。72年、過去の15作品を集めた選集『Amphigorey』がパットナム社から。同年、NYタイムズで「最も注目すべき5作品」に選ばれる。77年、ブロードウェイの舞台『ドラキュラ』のセットと衣裳デザインにより「トニー賞」を受賞。自身の作品をベースにしたミュージカル『Gorey Stories 』を上演。86年、NYからマサチューセッツ州ケープ・コッドへ移住。97年、新作の他に『うろんな客』『優雅に叱責する自転車』の2冊が再版。この2冊、同じく柴田元幸訳で11月と12月、河出書房新社より出る。2000年4月15日、心臓発作のため他界、75歳だった。畏友柴田元幸の「解説」も面白く読んだ。彼は八面六臂の活躍で、『猿を探して』(新書館)、村上春樹との『翻訳夜話』(文春新書)など、本も立て続けに出し、「bk1」での連載も、楽しく読んでいる。
紙の本
好きじゃない
2017/07/10 09:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
そしてだれもいなくなった、の数え歌みたいなお話でした。
他の方のレビューを見て、これを面白いと思って読める人がいるんだなぁ、と驚きました。
残酷で、私は好きじゃない。読み始めてすぐに、読むのが嫌になりました。
紙の本
ひたすら描かれる死、死、死。
2016/01/18 14:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくらゴーリーテイストといってもこれは黒すぎるんじゃ…。
AからZまで、頭文字のアルファベット順に子どもたちが死んでいく。死に方は様々。絵は暗いトーンで救いは全くない。
ブラックユーモアというにしてもユーモアの部分が少なすぎて、好きになれなかった。
紙の本
淡々と
2023/08/31 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本棚の前にペタンと座る。
表紙と裏表紙を何度もひっくり返してみる。
一定のスピードで絵を見てリズミカルな文を読みページをめくる。
特に感情も動かないのにたまに読みたくなる、不思議な魅力の絵本。
紙の本
読まない方が良い絵本
2019/06/19 12:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に怖いはずだが、A~Zの流れを感じるため、他にも共通点はないのか、とか、この死に方にした理由は?と興味をもってしまう。そんな自分が怖い。読まない方が正解だと思った。
紙の本
AからZまで
2016/11/23 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イニシャルがAから始まりZまでの名前を持つ子供たちが次々死んでいきます。
どれも、なかなな尋常じゃない死に方です。
なんでしょうねぇ、不気味な絵本なのになぜか読んでしまいます。
紙の本
みんな死んでいく
2002/07/09 15:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tk92 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供におしかかる不幸の百科辞典。子供をこんなにも「殺せる」作家はこの人ぐらいではないだろうか。この人の中では、「子供は無残に死ぬもの」と定義されているかのようだ。だけれど、罪も無い子供がバタバタ死んでいっても、何故か嫌な感情は起きない。これが、この人の本の魅力で、不思議なところだ。
人生を深く考えすぎるな。生きるときは生きれるし、死ぬときは死ぬのだ。誰も言わないけど、言われれば納得することを教えられる本です。
紙の本
「Aはエイミー
2016/02/14 18:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鉄紺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かいだんおちた」
名前の頭文字にA~Zを持つ子供たちが、ただ次々と死んでいく。その最期がまた、どれもこれも陰惨である。一すじの救いも無ければ教訓も無い。…が、どうしてか、そこはかとなく可笑しみが漂う。
「これの何が楽しいの」と冷たく言われれば(実際言われたけれど)、何だか申し訳ないような気持ちにもなるのだが、好きや嫌いに理由は無いからなぁ…。
紙の本
残酷だけれども美しき世界
2019/07/30 21:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:twhk - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルファベット順に従って子供たちがひたすら死んでいきます(悲惨です)
しかし絵柄からか怖さとともに子供たちの可愛らしさが感じられます
類似の本のない本で好みは別れると思いますが好きな本です
紙の本
世界一残酷なABC...
2016/05/06 15:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これほどブラックで残酷なABC...はないと思います。
エドワード・ゴーリーにしか作れない、
とてつもなく不謹慎な内容で、
まさに大人向け絵本の代表作です。
紙の本
空っぽ
2002/02/25 17:05
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カノン - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供がいろんな方法で死ぬ話。 かなりダーク。「死」というものをユーモラスにとらえている。救いようのない話なのに 恐ろしい気がしない。
紙の本
線が綺麗な悲惨な絵
2016/10/24 22:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベニテングタケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙から想像できる通りの子供が悲惨な目に遭う絵本。
ABCの本なのだけれど、一筋縄ではいかない。
一番最初に紹介されたエドワード・ゴーリーの絵本だけあって
一番インパクトある。
世界観が大好きか気持ち悪いかで真っ二つになりそう。
ティム・バートンの映画が好きな人は好きだろうな~
紙の本
面白すぎる!、と思う人と思わない人に確実にわかれる本
2017/09/23 06:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
そんな私は「面白すぎる!」派です。
『ドレミの歌』のように、A~Zの数え唄的な、26人の子供たちの様々な死にっぷりが韻を踏んだ一行の言葉と一枚の絵によって紡がれる。
マザーグースっぽくもあるのは、悲惨なものを描きながらもどこかユーモラスだからか。
自分の不注意のせいかなぁ?、でも子供にどこまでその分別を求めるべき?、と考え込む死に方もあれば、その子には全く落ち度がない場合もあり、教訓的でありながらも同時にそうではなく、世界は理不尽に満ちていると言わんがばかりの26章。
グロい絵もあれば、これからの悲劇を予感させる手前で終わるものもあり、かなりひどいんですが、だんだん繰り返し見ていくうちに漂うユーモアに負けてきた。
そう、「死」がユーモアをもたらすのだ。いつか自分もそうなるんだろうなぁ、と思い、でもこの26種類以外の死に方がいいかなぁ、と考えてしまっている。
細かく描き込まれた線画と、空白の部分のバランスもよい。
そりから吹っ飛ぶ男の子、なんかかわいいし!
初めて読んだのは結構前ですが、何回読んでも飽きない。
マイ・ベスト・オブ・ゴーリーかも(あ、『題のない本』も捨てがたい)。
紙の本
勇気と元気、りんりん、死の本。
2001/12/17 05:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:末永直海/作家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくいろんな子供が不幸になって死にまくる。そこに、救いはない。あまりに救いがなさ過ぎて、なんだか笑えてくる。こんなでたらめな話なのに、どうして読んでいると、生きる力がみなぎってきて、勇気がわいてきて、爽やかな気持ちになってくるんだろう。
じたばたせずに、運命を静かに受け入れる姿勢。動物も植物も、みんなそうやって潔く生きて、去ってきた。人間だけが、「なぜわたしはこんな目に」とか、「別の生き方もあったんじゃないか」とか、醜く、ぐちぐちあがいている。そんな真実を突きつけられた。こんな小説を書けたらいいなあと思う。
紙の本
ブラック!
2002/05/31 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鼠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしこれをプレゼントなんかにしたら「友だちやめます」って言われちゃうかも(笑)。残酷さとすれすれの諧謔! ファンにはコレがたまらないのだけれど! 子供たちのあらゆる「死に方」を子供の名前のアルファベット順に羅列したもの。窒息とか沼に落ちるとか滑って転んでとか…いろいろ。柴田元幸さんの訳のリズムも最高! 左側には原文、右側に訳が載っているので、読み比べると楽しいです!