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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2003/04/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/602p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-124401-4
文庫

紙の本

隠された十字架 法隆寺論 改版 (新潮文庫)

著者 梅原 猛 (著)

【毎日出版文化賞(第26回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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隠された十字架 法隆寺論 改版 (新潮文庫)

税込 1,100 10pt

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みんなのレビュー64件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

梅原氏の刺激的で、情熱的な仕事ぶりに脱帽してしまった

2008/08/02 18:57

15人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 梅原猛氏と言えば、今では知らぬ人のいない日本学の重鎮である。そのため、あえて本書のような名高いものを避けてきてしまった。読めばきっと圧倒されるに違いないから。

 しかし、80歳を超えてなお、分厚い書物が新しく書店に並ぶのを見て、いつかは手を着けなくてはならないと感じていた。そうして、今回、梅原日本学の原点と言える本書を読んだ。

 驚いたことには、本書が雑誌『すばる』に連載されたのは、なんと40歳代のことではないか。梅原氏のことだから、よほど早くから才能を開花させていたのではないかとみていた。ところが、実際には遅咲きなのであった。
 そういう目で改めて本書を読むと、とても40歳代の仕事とは思えない情熱的な書きぶりである。若き青年のごときパッションにあふれた書である。

 冒頭からして、法隆寺に関する常識的な見方を覆してみせると意気込みがすさまじい。法隆寺は謎の多い寺とされてきたが、その謎を自分は解いてみせたと、高らかに宣言しているのである。反論があるなら、かかってくるがよいといった調子である。

 長く謎であったのだから、仮説を設け、裏付けをとっていかなくては解明にならない。実際、梅原氏は大胆な仮説を設け、情熱的な書きぶりをしている。読み手の側もページをくる手が次第に熱くなっていく。

 解明はおおむね妥当だと感じさせるが、あまりに情熱的な書きぶりに、発表当時から多くの人の関心を集めた。雑誌連載中から反論も浴びたようだが、意に介さぬ激しさで筆を進めている。

 予備知識もなしに読めば、学校の教科書で習ったのとは違う法隆寺論、聖徳太子論、蘇我氏論、藤原氏論にさぞかし驚くことだろう。

 常識的な見方を覆し、新説を展開するのに出会うことほど、知的刺激に満ちたものはない。雑誌に発表されてから40年近くが経つが、今でも十分に迫力のある書物である。

 梅原日本学はたぶんに文学的である。学術論文のような書き方とは違う。ここに梅原氏への好き嫌いが多少とも生じる可能性がある。ただ、現代人が忘れかけている学問的パッションを、当時の梅原氏に教えられているようで気恥ずかしさを覚える。

 学問とは、このように情熱的であってもよいのではないだろうか。学問の細分化は、梅原氏がすでに本書で警鐘を鳴らしているが、その後も細分化が進むばかりのように思える。時代の潮流に逆らい、あくまでも総合的な視点で取り組もうとする梅原氏の仕事ぶりは、80歳を超えてなお衰えることを知らない。

 法隆寺は聖徳太子一族の怨念を鎮めるための寺であるというのが、本書の核心であるが、その核心に迫る方法論には学ぶべき点が多い。

 謎解きを終えた直後、50年に一度という法隆寺の特別な祭祀に、梅原氏は偶然にも接する。このような運命的な出会いは、待ち望まれた謎解きをしてくれたお礼として聖徳太子一族からプレゼントされたものなのかもしれない。この50年に一度の祭祀の様子は圧巻である。

 40歳代から頭角を現した遅咲きの梅原氏は、いまだに熱病にうなされるかのように次々に新しい仕事に取りかかっている。しばし脱帽である。

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紙の本

名作

2018/08/12 14:48

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

梅原猛氏の事は知らなかったが、読んでみて衝撃を受けた。
圧倒的情報量。そしてそれを裏付ける数々の研究。
藤原氏と無関係であっても日本人であるならばこの本を読むと
聖徳太子に対し申し訳ない気持ちになることだろう。
未だにこの学説が何故に主流派にならないのかがわからない。
法隆寺に関するほぼ全ての謎にも丹念に解答を用意している。
読むのにある程度の根気は必要とするが、それ以上の価値は十分ある。
これほどの名作には久々に出会えた。ありがたい。

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紙の本

生々しい歴史の裏。

2002/07/31 21:03

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鳴妓 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで語られてきた歴史のすぐ裏側を語ってある本です。
法隆寺に秘められた謎を違う面から見て、解き明かそうとしていきます。

四間の門の謎。
頭に杭を打たれた救世観音の謎。
開けると災いが降り注ぐと語り継がれた夢殿の謎。
そして、その裏に隠された歴史背景。

ひとつひとつがピッタリと組み合わされ、生々しく、リアルな論説が繰り広げられます。

真実は誰にも判りませんが、この本に記された話の現実味を是非味わってみて下さい。

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紙の本

陰の中の真実

2001/07/06 22:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 法隆寺は美しいお寺です。しかし、その姿の中には、古いもの特有の、かすかに黴に似た香りがするような、陰の匂いが漂います。それに魅せられる人も多いでしょうし、また、反対にそれを恐怖し、拒む方もいるでしょう。この本は、その法隆寺の陰を——その陰を作り上げた歴史上の多くの人間模様を——論証とともに描き出した作品です。
 法隆寺はいくつもの謎を持っています。それは、時の流れが作り上げたものであると同時に、謎とされなければならなかった真実を孕んでいます。この作品は、まず謎を提起し、解決への道を示し、論を進めることで、その謎を解いていくのです。

 小説というには僅かに論が勝ってしまうので、『小説らしからぬ』という印象を抱くこともあるかもしれません。しかし、小説というものは本来『論理思考自体の面白み』をも含んだものに違いないのです。
 日本史が好きでたまらなかった人よりも日本史に面白みを覚えなかった方にこそ読んでもらいたい作品です。また、謎に対するアプローチや論考は、下手な推理小説などよりずっと緊張感と説得力をもって著述されており、すべての謎を愛する方に楽しんでいただきたい作品です。

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紙の本

哲学者

2019/09/26 20:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

哲学者梅原 猛による、法隆寺は聖徳太子の怨霊の鎮魂のため建立されたという説が展開する作品。
作者の興奮が、そのまま伝わるような力の入った文章。あの時代何が起こったのか、
事実はどうであったのかは、ともかく、たたみかけるような話の流れに一気に読めてしまう。

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紙の本

怨霊封印

2017/05/19 17:05

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

かって怨霊は人々の中では凄まじいリアリティのある存在だったというのは頷ける。いるのが当たり前の存在に対抗するためのまじないは当時最先端の科学だったという事か。その科学の結晶が法隆寺というのは面白い発想。かなり強引だが。

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紙の本

読む価値あり

2023/10/03 21:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

日出処の天子のあとがきから、この本を急に読みたくなったのですが、一気読みしてしまいました!!
必ずしも全て賛同というわけではないけれど、昔読んだ日本書紀に疑問を多々抱いていたこともあり、その疑問をこの本でずいぶん明かしてくれたと思います。
 40年以上も前の本なのに60刷となっていて、多くの人に読まれているのですね。
 それだけ価値のある本だと思いました。
 真実は結局のところ分からないのだけれど、発掘調査などで、いつかは明るみになってほしいです。
 法隆寺には行ったことがあるけど、この本を読むまでは気づかなかったことかことかあり、見方も変わってきました。

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2004/09/30 03:14

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2004/11/12 18:33

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2006/01/23 20:06

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2006/02/17 12:36

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2006/05/17 01:26

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2006/07/30 10:32

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2006/08/06 23:19

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2006/08/20 02:13

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