紙の本
10巻目
2019/12/09 14:01
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫43巻の10巻目。読み通せるか不安を抱きつつ読み始めましたが、大変読みやすく、世界史に無知な自分でも読めそうです。
紙の本
カエサル、ルビコンを渡る。
2015/09/18 22:02
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
大詰めに入ったガリア戦役。全ガリアの軍勢を結集して挑戦してきたヴェルチンジェトリクスの反乱もアレシアの決戦で鎮圧され、ガリアはローマの手に落ちた。しかし一方、首都では反カエサルの陰謀が進んでいた。元老院によって国賊とされたカエサルだが、事態を実力で打開するべく、ルビコン側を超える・・・
カエサルを多分に美化して書いている印象はあるが、それでもこローマ最大の英雄の魅力を余すことなく描いており、一読に値する。アレシアの戦闘もローマにおける政争もスリルがあるしおもしろい。
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塩田七生は階級主義者であり、大衆を唾棄すべきものと考えている。しかし、そんなベサツ論者が現代日本の庶民に向けて描くローマの歴史はとてもわかりやすく面白い。読者に対する愛情ではなく、作家である自分に対する愛ゆえに、彼女は颯爽と健筆をふるう。
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2004/11/11読了。
「ここを越えれば、人間世界の悲惨。超えなければ、わが破滅」「進もう、神々の待つところへ、われわれを侮辱した敵の待つところへ、賽は投げられた!」
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本屋に平積みされてるいわゆる「成功本」をいろいろと読み漁るにつれて、「成功って何?」とわからなくなり、原点にかえって歴史について、しかも歴史上の人物を中心に学んでみようと思ったのがきっかけです。
これまでの人生、私はあまりにも歴史を軽視しすぎてました(笑)
新しいことばかりを追いかけて、先端を行くことばかり考えてました。
今ももちろんそうなんですけれど・・・。
成功本って、楽してお金をもうけるとか、そういうことが究極の目的みたいな感じなんですけど(いや、ちょっと極論ですが^^)、楽してお金をもうけてそれで本当に私は満足なんだろうか?と問うてみて、あんまり満足感を得られそうにないなあと感じたのです。
小さいお城(会社)を持てば満足?
お金をがっつり稼げば満足?
それでいて暇をたっぷり得られたら満足?
この迷いがあるうちは、一歩が踏み出せないんですよね^^
何世代にも渡る偉人について学びながら、少し後ろに下がって自分の人生、そして息子達の人生を考えてみたいと思います。
カエサルは最高です。
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「ここを越えれば人間世界の悲惨。越えなければわが破滅」
「進もう、神々の待つところへ、われわれを侮辱した敵の待つところへ、賽は投げられた!」
ガイウス・ユリウス・カエサル
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有名な「ローマ人の物語」。塩野七海さんが来年、15年かけた末に完成させる予定の歴史物語の文庫版です。
「ローマ人」の物語は、ハードカバーの本のどこから読んでも楽しめる。しかし、どれだけ無理をしても全部読むことが不可能だとしたら、この「ユリウスカエサル・ルビコン以前」を薦めたいです。
ヨーロッパで一番有名なカエサル。天才カエサル。「人間の弱さにはあれほどの理解力を示したシェークスピアもカエサルの偉大さを理解することはできなかった」という趣旨の評価。どれもこれも人類史上最高峰の人間に捧げられた栄誉です。このカエサルがここにはたっぷり詰まっています。
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ついにカエサルがローマから裏切り者の烙印を受けてしまった。虚栄のポンペイウスとの合戦を前にして、終わる。カエサルとラビエヌスがルビコンを渡り、賽は投げられた。
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賽は投げられた!
国賊に貶められたカエサルがルビコン川を渡る。
汚名を雪ぐとは内乱を起こすということである。
新秩序構築のため元老院と対峙し、着々と変革を成し遂げてきた男に訪れる最大の試練。
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クラッススが欠け、三頭政治のバランスが崩れる。
必然的にカエサルは、偉大なるポンペイウスと退治せざる終えなくなる。
共和制打倒を明らかにしたカエサルに対し、元老院は最終勧告を発令。
運命のルビコン河に対峙し、カエサルは言った。
「賽は投げられた」
カエサルはついにルビコン越えを果たし、ローマに進軍する。
ストーリーにあふれ、あっという間に読めてしまいます。
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アレシア攻防戦。カエサルは5万を欠く戦力で、内と外を合わせれば34万近い敵を相手に戦う。ガリアにはヴェルチンジェトリックスという有能な人材がいる中、激闘を経てガリアを平定。 後半はクラッススがパルティア遠征より命を落とし三頭のバランスがくずれ内乱の様子がうかがえる。
「賽は投げられた」
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ガリア遠征中のカエサルにとっての懸案事項は、首都ローマでの政治闘争であった。元老院派にとってカエサルの帝政への野望はこの時点ですでに明らかであったが、共和制を最高の統治システムと見なす彼らにとっては、それは許さるべからざる野望であった。そこで元老院派はポンペイウスを担いでカエサルに最後通牒を突きつける。それは軍の解散と即時帰国であった。ガリアから帰還したカエサルは、本国ローマの境界線であるルビコン川で、ある決断を迫られることになる。
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8〜10巻通じての感想。
巻を進めるにつれて面白くなる!とくに政争についての記述が興味深い。やっぱ小説(?)は、思惑とか、内面を書いてこそだよな。
あらゆる面で神がかってるカエサルに惹かれるのは勿論だが、ポンペイウス、キケロとか類稀な才能を持ちながらも、人間味あふれる短所も持ち合わせた大物がいい味出してる。これが史実ってのが素敵だ。最後のラビエヌスの離反なんか殆ど映画を見てるような心持ちだった。
そして「犀は投げられた」場面で次巻に続く。なんと言ういい場面で・・・。
まさにロマンだ!ローマだけに(笑)
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Bien, muy intersante tambien!
Ya entiendo un poco sobre qué hacía en Roma B.C. 100 hasta B.C. 50,
qué hacía Caesal y porque el es tan famoso hasta ahora,
como enformába una gran pais Romanico......etc.
Quiza ahora entiendo un poco major sobre la historia europea.
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子が産まれて最近の車通勤のせいで読む量がめっきり減ってしまった。
知力、戦闘力、度胸、求心力全てを兼ね備えているカエサルの活躍劇がこれでもかとばかりに繰り広げられている。しかしながら戦の過程で略奪や殺戮を行うのはいただけない。その辺りがカエサルよりスキピオが好きだなぁと思ってしまう。親になったからだろうか、命の大切さをトミに感じる今日この頃。