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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.7
  • 出版社: 朝日新聞社
  • サイズ:19cm/397p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-02-250032-8
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紙の本

誤読日記

著者 斎藤 美奈子 (著)

175冊のベストセラー・話題の書を、「誤読術」で読みといたミーハー書評決定版。タレント本や実用書も取り上げた「書評欄の裏番組」的コラム、00年〜04年『週刊朝日』『アエラ...

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誤読日記

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商品説明

175冊のベストセラー・話題の書を、「誤読術」で読みといたミーハー書評決定版。タレント本や実用書も取り上げた「書評欄の裏番組」的コラム、00年〜04年『週刊朝日』『アエラ』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

斎藤 美奈子

略歴
〈斎藤美奈子〉1956年新潟県生まれ。成城大学経済学部卒業。文芸評論家。「文章読本さん江」で第1回小林秀雄賞を受賞。著書に「あほらし屋の鐘が鳴る」「紅一点論」「趣味は読書。」「文学的商品学」等。

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みんなのレビュー29件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

罪深き辛口レビュー

2005/08/30 10:38

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いやいや面白かった。
文芸書だけでなくハウツー本や自己啓発本に至るまで、なんと175冊もの書籍を著者独特の辛口で切りまくるという、異端のレビュー集です。
私は元来悪評というものが好きではないので、悪評はしないし読みません。
そもそも悪評したくなるような本は最後まで読まずに途中で投げ出してしまうことが多いし、運悪く最後まで読んだとしても、そんな本にさらに時間と労力を割いて書評を書こうとも思いません。
読むほうに関しては、人の悪口を聞いているようでひたすら居心地悪く感じます。
ましてや悪評されている書籍が自分が好きだったり感動したりしたものだったりすると、「あんたの書評の方がよっぽどひどいじゃないよ!」と評者に食ってかかりたくなるくらい。
でも本書はとっても楽しかった。
著者にかかったらベストセラー本も直木賞受賞作もカタナシ。
邪悪だけどどことなく人好きのする切り口。そして所々にちらりと覗く著者の博識とテンポの良い語り口。
普段は気にも留めない自己啓発本まで、なんだか新鮮に見えてくるのです。
しかし楽しすぎるせいなのかどうなのか、読後には175冊もある対象書籍のうち、『読んでみたいな』と思った本はたったの数冊。
本書の罪深さが分かろうというものでしょう。
それでも本書にちょっとしたカルチャーショックを受けた私。
たまには辛口レビューも……なんて思ったりもするのです

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紙の本

熱中症にご用心

2005/08/14 20:35

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今年の夏は暑い。まあ夏だから暑いのは当然だし、毎年そのようなことを言っているような気もするが、真夏日が何日間連続とか今夜も熱帯夜でとか報道されるとげんなりする。この時期熱中症という言葉をよく聞く。これは身体の外と内の熱さによって引き起こる体調の不調を総称した症状らしい。昔よく言われていた日射病は熱中症の軽度の症状で、重度になると死亡ということもあるから夏の暑さも侮れない。予防としては、暑い時の過度な運動を避けることとか爽やかな服装とか適度に水分を補給するとからしいので、緑陰読書でもした方がいいかもしれない。
 でも、読む本はちゃんと選ばないと、本の熱中症になりかねない。斎藤美奈子の『誤読日記』は175冊のさまざまな本の書評集なのだが、斎藤自身が書いているように「質はともかく量だけはたっぷり、飽きるほど」あるし、紹介されている本の選書はドラマの原作本があったり実用書があったりベストセラーがあったり「いかにもたこにもミーハー」で、それに斎藤自身の毒素が加わるのだからたまらない。決して涼しげな読書体験とはならないに違いない。そこで予防のために<斎藤美奈子熱中症>の特徴を整理しておこう。
 この症状にかかりやすい人だが、性格的にまじめな人とか引っ込み思案な人は気をつけた方がいい。斎藤の熱をそのまま受け止めかねない。だから、斎藤の著作がこれが初めてという人はもう少し無難な『読者は踊る』とか『趣味は読書。』といった作品で斎藤の口調とか毒素に慣れてからがよろしいかと思う。体力の弱い人や体調不良の人は読書体力をつけてからの方がいいだろう。熱中症は急に暑くなった時などに起こしやすいが、<斎藤美奈子熱中症>も同じ。斎藤美奈子を少しずつ馴れていくことが必要だ。
 でも、もし万が一<斎藤美奈子熱中症>にかかった場合は早めに頁を閉じるしかないかもしれない。または水分補給してからもう一度読み始めては。でも、この効果は保証の限りではない。

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紙の本

意外とオジン的かも

2005/08/04 20:31

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:k-kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

斎藤美奈子はもう書評界のブランドである。サービスの質の高さで裏切られることはない。
本書を手にとってを読む人は、①斎藤美奈子の切れの良い啖呵を楽しみたいと思う人——誰を相手に、どんなワザで臨むのか。手練の名人芸を楽しみたいと。②彼女がどんな本を俎上にのせているのだろうか——たとえ悪口のメッタ切りであっても読んでみたいと思う人だろう。大新聞の読書欄に取り上げられる、もっともらしい本の数々にウンザリしている人間には目からウロコである。こんなにもアホらしいけどタメになる本があるんだ、と。
いわゆるビッグネーム——立花隆・丸谷才一とか、朝日新聞・東京大学とか——に対峙するとき、舌鋒はときに鋭くなりますね。『闊歩する漱石』(丸谷才一著)を評して、これほどご陽気な漱石論は初めて読んだと、海老にたっぷり衣をつけた天ぷらのやう、と喝破するのだから。天声人語については、得意ワザは竹に木を接ぐ「ウルトラ接ぎ木」、と一刀両断である。また、東京大学出版会の『少年犯罪』でのグラフ不備の指摘など、当の著者は恐れ入りましたではないか。
バラエティに富んだ175冊である。話題の貴乃花親方が絵本『小さなバッタのおとこのこ』を出しているなんて初耳です。もう「相田みつを、って誰?」なんて言えません。
ちなみに最後のページの著者名索引から、2箇所以上で引用されている作家をひろいだすと。数人が該当しますが、しっかりと五木寛之、渡辺淳一が食い込んでいますね。意外と斎藤美奈子はオジンかな。
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紙の本

読んだ本については評価が殆ど同じ、ま、その根拠とする部分の深さは違うんでしょうが、案外フツーだな、なんて思ったりして。でも、私、SMAP、芋っぽくて嫌いだし

2005/10/15 16:20

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シンプルなカバーデザインですね。白地を活かして、さり気無くタイトルを桃色に、そしてマットにレモンイエロー。上品で、日記というのがピッタリ。装幀は藤田知子、装画は大高郁子。で、斎藤がここで取り上げる本の冊数は170冊。で、今回の本のタイトル「誤読」は、深読み、裏読み、斜め読みといった世間で知られている誤読法に、さらに、見取り読み、脱線読み、やつし読み、鳥の目読み、虫の目読み、探偵読み、クロスオーバー読み、ひらめき読み、カウント読みなどもあるそうで、それらを駆使しながら様々な本を楽しみ尽くそうということのようです。
誤読、と斎藤はいいますが、私に言わせれば、そうではありません。作者の意図を汲んで読むのが正読、なんて戯言は日本の歪められた学校教育の中だけの話。大体、作者自身が自分の作品を読み解いてはいないのですから、読書に正読があるわけがありません。読書の本質は、読んだ人の数だけの読み方、解釈がある、ということです。
私の人生を変えた作品といえば、まず乱歩の『一枚の切符』です。これによって、私は常識というものがいかに底が浅いものであるかを知りました。次はレーニン『国家と革命』、これで国家というものが故郷でもなんでもなく、ただ収奪する組織であることを学びました。そして『水滸伝』で、反逆というものの正当性と悲劇に出遭ったわけです。
閑話休題、斎藤は自分が読んだ本を7つのジャンルに分けて、各々約2頁でその面白さを伝えてくれます。
私が読んだ本を数えますと、1のタレント本はゼロ。私には、そういう本で時間を潰しているヒマはありません。なんと2の幸せ本もゼロ。幸せには縁が無い、というか・・・。3の暮らしの知恵ですが、これもゼロ。4の出版文化篇で、やっと一冊、養老孟司『バカの壁』。5の文学では、さすが多くて、村上龍『共生虫』、藤田宜永『愛の領分』、横山秀夫『半落ち』、舞城王太郎『阿修羅ガール』、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、桐野夏生『グロテスク』、横山秀夫『クライマーズ・ハイ』、歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』、松本清張『砂の器』。6の子供の本は、おお、ここにあったか片山恭一『世界の中心で愛を叫ぶ』ことセカチュー一冊。7のニュースはゼロ。ということで11冊でした。
で、読んでいないけれど、特に手を叩きたくなったのが、永六輔『嫁と姑』、板垣英憲『田中眞紀子が天下をとる日』、田中萌子『知事のセクハラ 私の闘い』、三浦珠門編著『「歴史・公民」全教科書を検証する』でしょうか。
私が読んだ本でも、殆ど評価は一致。『バカの壁』が売れるようじゃあ、日本人の白痴化も進んだものです。『愛の領分』にみる作家の自慰、『半落ち』なんて中途半端な作品を褒めちゃあいけませんぜ、『グロテスク』はやはり女が読まなくちゃ、次の本命は舞城王太郎でしょ、なに『セカチュー』なんて、とどれも私の評価と殆ど一緒。喜んでいいのかは疑問ですが。
ま、評価が違ったのはSMAP、特に草薙に対するそれですね。斎藤さん、ちょっと甘すぎるんじゃないの、と思いますね。
ともかく、老人大国化しつつある日本ですから、書いている側も読む側も相当ボケが入っています。それがわけのわからないベストセラーを生むわけで、老人主体の恋愛小説の全盛となるわけです。とりあえず、老人には金と権力だけはあるわけですから、自分の妄想が一人歩きします。特に男性にそれが強い。それにしても、石原慎太郎、こんなに愚かだったのか、記者会見見れば完全に記憶が衰えているのは分るし、ろれつも回らないし、鈴木さんのほうが健康だったな、と思いますね。

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紙の本

皮肉に満ちた「書評欄の裏番組」

2005/07/26 01:40

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の元になっている連載「斎藤美奈子ほんのご挨拶」が、朝日新聞社の週刊誌「AERA」から消えたとき、私は「AERA」から毒が一つ消えた、と思った。今は齋藤孝氏が「サイトー変換」という書評コラムを書いているけれども、斎藤美奈子氏ほどの輝きが感じられないのはなぜだろう。もちろん、齋藤孝氏のコラムにも、斎藤美奈子氏のものとはまた違った魅力があるのだけれども、何か足りないような気がしてならない。
 そんな不全感を抱えたまま、私は「ほんのご挨拶」、さらにその連載が始まる前に「週刊朝日」で連載されていた「誤読日記」をまとめた本書を読んだ。まず本書の内容に関して述べると、本書はその時々のベストセラーを観測したもの、というのがもっとも正しい言い方であると思う。福田和也『作家の値うち』あたりから、岩月謙司『女は男のどこを見ているか』、アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ『嘘つき男と泣き虫女』、綾小路きみまろ『有効期限の過ぎた亭主 賞味期限の切れた女房』、養老孟司『バカの壁』、魚住昭『野中広務 差別と権力』あたりまで。誰もが一度でも小耳に挟んだことのあるような(しかし実際には読んでいないものも多い)本ばかりが俎上に上げられている。ちなみにこの中で私が読んだことのあるのは本書を除いた174冊中4冊だけ。持っているが読んでいないものを含めても7冊だけだ。つくづく自分がいかにベストセラーとは縁の遠い人間であるかを実感する。
 はっきりいうが、本書は、『読者は踊る』(文春文庫)や『趣味は読書。』(平凡社)あたりで開陳されている斎藤美奈子氏(以下、単に「斎藤氏」と表記する場合は、斎藤美奈子氏を表すこととする)の書評世界である。ゆえに本書は、本気で推薦する目的で書かれているわけではなく(もちろんそういう書評もないわけではない)、ただ本というものを通じて著者や社会状況を笑い飛ばし、最終的には書評されている本の存在自体を楽しむようなものである。また、本書の魅力は、そのワイドショー趣味的な視点を持ちながらも、その本を手にとって読みたくなるような衝動に駆られることであろう。事実私も本書を読んで、どうでもよさそうな本を読みたくなってしまったものだ。ただし、本書を閉じて5分後になっても「読みたい」という感情が残っているのは1、2冊くらいだが(だから経済的にも助かる)。しかし、それが斎藤氏の書評の魅力といってもいい。
 本書を読んで、私が斎藤氏の連載の終わったあとの「AERA」書評コラムに感じていた不全感が判明したような気がする。それは、本書の元になった連載においては、なんとも皮肉に満ちた、適度にゆるい書評が展開されていたのに、現在の連載では単なる読書を通じたハウツーものになっていて、そしてベタにゆるい。両者ともゆるい書評コラムであるのだが、ゆるさの質が違うようだ。
斎藤氏は、現代の我が国の言論界(斎藤氏を「言論人」として表現することにかなり抵抗があるのだが)で一番アイロニーに満ちた文章を書くことのできる人なのではないか、と思う。俗流若者論を中心に、アイロニーに満ちた表現が見られなくなった状況下で、このような書き手は貴重な存在だ。
 蛇足だが、本書に収録されている、正高信男『ケータイを持ったサル』(中公新書)の書評はぜひとも読んで欲しい。他の書評と比べて若干アイロニーの割合は減じているものの、同書の根本的な問題点があぶりだされている。
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紙の本

三種の神器

2005/10/06 06:21

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:稲葉芳明 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 斎藤氏の本はどれも面白い。新刊が出たら必ず買うが、ぼくのような活字フェチにとって、斎藤氏の著は砂漠のオアシス、もしくは霧の中を航海する船にとっての灯台的存在になりつつある。今回の著作は、ベストセラーを含む話題の新刊全175冊のレヴュー。

 氏の語り口は平易だから文章を追うのはとても楽だが、その内容は実に奥が深く、且つ致死量の毒が含まれている。この書もしかり。新聞広告やら書評やら雑誌の記事で、読んでないのに読んだつもりになってしまっている話題の書を、わざわざこんな本を読むのは沽券に関わると何故か思い込んでいるうるさ型の読者に成り代わって読んであげ、その本の面白さも詰まらなさをきちんと分析してあげようという、至れり尽くせりの書。
 斎藤氏の凄いのは、本の本質を見抜き、一言でズバッと言い表せるところ。以前あちこちの雑誌にコラムを書き、その鋭い舌鋒で大向こうを唸らせた小林信彦氏のエンタテインメント時評に近いものがある。例えば、村上春樹氏の新訳で話題になった『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は、「一種のリフォーム」だと指摘する。あるいは、丸谷才一『闊歩する漱石』は、その詰まらなさを、丸谷氏の文体模写で指摘する。
 本質を見抜ける慧眼、それを簡潔にまとめるジャーナリスティックな感性、それに加えて知的な遊び心。文筆家にとっての三種の神器を備えているようなもんですね。
 ちなみに、この書でぼくが一番気に入ったのは、P209の『追悼!噂の真相 休刊記念別冊』のレヴュー。ぼくも『噂真』は長年愛読していたが、この一文には大いに笑い、その後唸りました。愛読者だった人、ここの部分だけでも立ち読みする価値アリ、ですよ。

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紙の本

斎藤と気があうとうれしい。

2008/02/12 14:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしだけじゃなかった!!
しば○んこに違和感をもっていたのは!!
わたしだけじゃなかった!!
せか○ゅーに嫌気がさしていたのは!
わたしだけじゃなかった!
最近の辻仁○の作品にうんざりしてたのは!
わたしだけじゃなかった!

このように斎藤美奈子と気が合うととてもすっきりしてうれしくなる。
辛辣な書評ばかりだと思われがちだが、
斎藤美奈子はそれぞれの本の内容を、
時には著者以上に正確に、客観的にとらえて、
その上でからかっている。
褒めるときはちゃんと褒めてる。

だからわたしは信用している。
真正面から読むだけが、本の読みかたじゃないからね。
誤読、いいんじゃないでしょうか。

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紙の本

内容紹介

2005/06/24 16:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝日新聞社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『チーズはどこへ消えた?』『バカの壁』、『セカチュウ』『いまあい』、書籍界を騒がせた175冊のベストセラー・話題の書に切り込む。日曜日の新聞各紙の書評欄には登場しない、タレント本、自己啓発書、実用書、政治や経済にもちょっかいを出し、落ち穂拾い的に本を紹介する「書評欄の裏番組」。2000年春〜2004年秋まで、週刊朝日、アエラに連載されたワイドショー的ブックレビューをまとめた1冊。

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2005/09/13 12:57

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2005/08/22 23:41

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2006/06/09 03:55

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2006/01/18 21:50

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2006/12/04 22:41

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2006/12/09 23:31

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2007/05/04 11:12

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