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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2008/03/01
  • 出版社: 偕成社
  • サイズ:29cm/40p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-03-963890-8
絵本

紙の本

にいさん

著者 いせ ひでこ (作)

芸術に生き、つよい絆でむすばれた兄と弟、いせひでこが魂をこめて描くゴッホとテオのものがたり。小学校高学年から。【「BOOK」データベースの商品解説】きみは手をふりながらい...

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にいさん

税込 1,650 15pt

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商品説明

芸術に生き、つよい絆でむすばれた兄と弟、いせひでこが魂をこめて描くゴッホとテオのものがたり。小学校高学年から。【「BOOK」データベースの商品解説】

きみは手をふりながらいつも笑っていた。世界に何も怖れるものなんかないようだった−。芸術に生き、つよい絆でむすばれたゴッホとテオの兄弟を、いせひでこが魂をこめて描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

いせ ひでこ

略歴
〈いせひでこ〉1949年札幌市生まれ。東京芸術大学卒業。「マキちゃんのえにっき」で野間児童文芸新人賞、「ルリユールおじさん」で講談社出版文化賞絵本賞など受賞多数。

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みんなのレビュー33件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

星の歌をきいたゴッホ

2010/06/24 08:45

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この『にいさん』は印象派の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホとその弟である画商テオドルス・ヴァン・ゴッホ(通称テオ)の物語を絵本の形で表現した、美しい物語である。
 作者のいせひでこは1990年からゴッホの足跡をたどりつづけて、すでに何冊かゴッホ関連の本を上梓している絵本作家である。

 ゴッホほど日本人に愛された画家はいないかもしれない。その情熱的な筆づかい、過剰な色彩、波乱に富んだ一生、狂気と正気、貧しい人を慈しみ、自身名声や富とは生涯縁のなかった男。
 そんな画家がどうしてこれほどの日本人に愛されるのであろうか。狂気のなかの詩情が胸をうつのだろうか。
 いせ自身は、こんな言葉をこの絵本のあとがきに記している。「光と影を追いながら、どれほど生と死について考えさせられてきたことだろう」。
 ゴッホの生涯が、残された絵画が、いせのようにこの国の死生観と交差するのかもしれない。

 ゴッホとテオの兄弟にはたくさんの書簡が残されている。その数、700通近くにのぼるという。
 兄は弟に悲痛な叫びをつらね、弟は兄に全身で応えようとした。
 いせは、そんな兄弟の子供時代の様子を、何枚かこの絵本で描いている。
 どんより低くたれこめる空の下で土になかになにやら見つけのぞきこむ「兄弟」。真っ青の一面の麦畑のなかでヒバリを追いかける「兄弟」。秋色に染まった森のなかで鳥の巣を手にする「兄弟」。
 やがて、ふたつの影はひとつづつの影に別れていく。すなわち、「兄」と「弟」のそれぞれの人生に。

 そんな兄ゴッホをいせはこう描いた。
 「きみ(ゴッホ)はみえない翼をひろげる。/世界には何も怖れるものはないかのように-/きみは自分を解放した。/ひまわりの声をきき、麦のことばをきき、星の歌をきいたにいさん」
 この絵本を製作しているあいだテオの「にいさんは、ぼくのすべて、ぼくだけのにいさんだったのです」という言葉が心を離れなかったといういせが、最後に麦畑で遊ぶ「兄弟」の姿を描いて終ったのは「兄弟」への深い愛があったからだと思える。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

明るいひまわりも暗いひまわりも魅力的

2009/08/31 00:00

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書に出会ったのは2度目である。

1度目は、本屋さんの書架。

このまぶしいまでの黄色とひまわりは、
ゴッホのことかなと思って、手にとって、
立ち読みして・・・。

だけど、打ちのめされたような、
自分は何もいえないような気持ちになって
連れて帰れなかった。

2度目は、図書館で、『ルリユールおじさん』を手にして、
隣にあるのを発見して。

今度は、何か書いてみたい気がして、借りることにした。

いせひでこさんは、
作品ごとにイメージカラーを決めて描いているのだろうか。

『ルリユールおじさん』は、青い色調にペン画に彩色したような感じで、
本書は、カンバスに濃い色で描いたような質感を持つ。

表紙の黄色とひまわりが目立つ。

中は全部黄色いわけではない。

濃くて重く深い色が多い。

だからこそ、見開きでひまわりを描いたページが映える。

画家・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのことを、
弟の画商・テオドルス・ヴァン・ゴッホの視点で語っている。

これは、著者の中のヴィンセントとテオの物語である

1990年以来ずっと、オランダ、ベルギー、フランスと
ゴッホの足跡をたどる旅を続けてきたという。

「とうさんのような人になりたい」と語るヴィンセント、
「にいさんのようになりたかった」テオドルス。

才能と思いのズレ。

画家のしての才能がありながら、最初は画商になり、
「魂の入った絵を、チューリップの球根のように売るなんて、
ぼくにはできない!」と
画廊を解雇され、どの仕事をやってもうまく行かない。

炭鉱の貧しい人たちのために伝道師となった。

息子をまずしい牧師にしたくなかった父はがっかりする。

そして、彼は画家になる。社会から自由になるために。

絵の仲間ともうまく行かない、
遠くにいれば理解し合えたのに一緒に住むとぶつかりあう兄と弟。

そして、兄は出て行く。

「まぎれもなく画家」の兄と
「兄の絵を一枚も売ることができなかった画商」の弟。

「誰もやってこなかったアトリエ」のひとりぼっちの空白を忘れるために、
絵を描いていたのではないかと兄を想う弟。

「ぼくの魂の中には小さな暖炉の火があるのに、
誰もあたたまりにやってこない」。

なんという孤独だろう。

黄色いひまわりの絵のページ以外は、濃くと重い色の絵が続く。

だけど、それでも惹かれる。

黄色いひまわりだけではなく、紫色の暗い部屋のひまわりや
群青色の世界に沈む暗い色のひまわりのページの方を
飽かず眺めてしまう。

ヴィンセントは37歳で亡くなっているけれど、
テオドルスもヴィンセントの死後1年で亡くなっている。

ふたりは、最初と最後に描かれている
子どもの頃の景色の中に帰っていったのだろうか。

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紙の本

読み終わった後、思わずため息が出るほど、美しい。絵も、人を思う心も。

2008/05/25 12:39

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 美しく深い群青色、金色を中に含んだかのような黄色-まず、その美しい色彩に圧倒される。
 ゴッホとテオの兄弟愛を軸に、あまりにも有名な画家ゴッホの生涯を描く伝記絵本。視点は、あくまで弟テオであり、彼の兄への思いにせつなくもいとおしくなる。こんなにも慕い、思い、支え続けたテオ。でも、それは、実ることなく、ゴッホが生きている間は、その絵は、大きな評価は得られなかった。
 でも、‥と思う。こうして後に、世の人がゴッホの絵に圧倒的なパワーを感じ、心打たれるということ。それは、彼の絵と人をこよなく愛したテオがいたからこそなのだ。テオの思いは、かなえられたといえよう。
 ふたりの生涯、その風土や歴史も含めて、彼らの作品に深く心動かされた作者の想いがこもった絵本である。この絵本を読むと、その思いにこちらまで突き動かされるような気がする。
 人間の本質をその周りの景色と共に捉え、忘れられないシーンを描いてくれる、そんな良質の絵本を作り続けている作者の力量に感服する。

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紙の本

いせひでこさんの魂の本

2023/07/31 12:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポラーノの広場 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この絵本は作者いせひでこさんの魂の本である。誰でもが知っている画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。その孤独の生涯を弟テオドルスのまなざしから描いている。オランダの北の空のもと麦畑とヒースの野で遊んだ兄弟が生涯にわたって交わした700通もの手紙に込めた相互の思いが、短い文章と紙面いっぱいの絵から伝わってくる。青色を基調にした絵が深くこころにしみる。

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紙の本

伊勢英子さんの

2016/01/31 23:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:師走 - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊勢さんもゴッホも大好きなのでこの絵本は最高です!

この人の油彩、初めて見ました・・・・・・(感動
油彩であるせいか、ゴッホの熱のせいか、
絵も物語りも明暗がはっきりしてて、深く深く入り込む感じです。

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紙の本

厳格であることの不幸

2010/09/30 20:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

にいさん いせひでこ 偕成社

 にいさんは、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホを指し、にいさんと呼びかけているのは弟のテオドロス・ヴァン・ゴッホで、作者が弟に成り代わっています。
 「死」が小説や文学で扱われるのは常です。ただ読み手としては、「死」の文学ばかりが続くと暗い気持ちになります。意図したわけではないのですが、ここ数日死ぬ物語ばかりを読むことになって、いささか気が滅入っています。
 ゴッホは37歳で亡くなっています。日本でいうと、アメリカのペリーが来たときに生まれて、明治時代第1回衆議院議員選挙が行われた年に亡くなっています。生存中には評価されず、死後有名になった画家です。絵本の中には、オランダの農園で仲良く遊ぶ兄弟の姿があります。
 兄の生活を支えたのが弟です。兄と弟は、仲が必ずいいわけでもありません。ふたりは生まれながらにライバルであることもあります。ゴッホ兄弟の場合は、弟が兄を思いやりました。進路に関する兄と父との対立を目の当たりにし、弟はおそらく両者の調整役を果たしたのでしょう。真面目に思いつめれば思いつめるほど精神状態がおかしくなっていく兄を見つつ、弟はどうすることもできなかった。画商の弟は結局、兄の作品をまったく売ることができなかったようです。「厳格であること」は家族を幸福(しあわせ)にしない。父親と兄に対して言えることです。

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2008/03/26 18:45

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2008/04/25 10:59

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2009/02/13 17:18

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2010/01/13 21:17

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2009/06/13 21:19

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2010/01/06 22:16

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2010/03/03 00:21

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2010/09/10 18:51

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2011/07/31 13:11

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