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紙の本
あん (ポプラ文庫)
著者 ドリアン助川 (著)
町の小さなどら焼き店に働き口を求めてやってきたのは、徳江という名の高齢の女性だった。徳江のつくる「あん」は評判になり、店は繁盛するのだが…。壮絶な人生を経てきた徳江が、未...
あん (ポプラ文庫)
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商品説明
町の小さなどら焼き店に働き口を求めてやってきたのは、徳江という名の高齢の女性だった。徳江のつくる「あん」は評判になり、店は繁盛するのだが…。壮絶な人生を経てきた徳江が、未来ある者たちに伝えようとした「生きる意味」とはなにか。深い余韻が残る、現代の名作。【「BOOK」データベースの商品解説】
千太郎のどら焼き店のバイト求人をみてやってきたのは、70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」のうまさに舌をまく千太郎は彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが…。限りなく優しい魂の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
千太郎が働くどら焼き店の軒先に、不思議な老女が雇ってほしいと現れて——。6月公開の映画『あん』原作、待望の文庫化!【本の内容】
千太郎が働くどら焼き店の軒先に、不思議な老女が雇ってほしいと現れて――。6月公開の映画『あん』原作、待望の文庫化!【本の内容】
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紙の本
ただただ感動
2024/03/07 13:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画も評判であった名作をようやく読み終わりました。重いテーマを扱った話ですが、終始温かいタッチで描かれていた本当に名作だと思います。結末は賛否分かれるかもしれませんが、いつまでも読み継がれていてほしい作品です。
紙の本
知ることの大切さ
2021/03/28 16:23
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投稿者:あいん - この投稿者のレビュー一覧を見る
無知に基づく法律がなくなり、ハンセン病の人々が自由になった(療養施設から開放された)と漠然とニュースを聞いていた記憶がある。その曖昧な情報が、「あん」の登場人物のおかげで具体的な人物となって現れました、しかも、国立ハンセン病資料館は、親戚の住んでいる近隣の町にあることを知っていながら、一切足を向けることもないまま。近いうちに資料館に行ってみようと思います。「あん」の徳江さんのような人達に会いに。
紙の本
あんこ作り50年
2021/01/12 19:19
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンセン病は、名前を聞いた事があるだけで、隔離施設の存在や、患者さんが自由に出られるようになった法律の樹立が、1996年と、まだ30年も経っていない事は、全く知りませんでした。
とても、優しく話が進み、心にスッと染みます。 読後は、切なさが胸に残り、徳江さんと店長さん、ワカナちゃんの事を思ってしまいます。
紙の本
あんこを背景に語られる偏見と差別
2020/07/05 12:20
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投稿者:hideton - この投稿者のレビュー一覧を見る
障がい・病気には思うところがあるので、内容に興味を持って手に取ることになりました。
物語の重要なキーワードのハンセン病については、聞いたことはある程度の認識でした。
調べたら、日本での新規感染はほとんどなく、すでに過去の病気となりつつある様子。
ただ、昔のことだから、知らなくていいわけではない。おそらく、この小説がなければ、ハンセン病について調べることはなかったはず。
物語としては、自分の期待値が大きすぎたようです。最後に知人のおばあさんが語るシーンでは、少し肩透かしをくらい、気付いたらそのまま終わってた感じでした。
紙の本
あん
2020/04/30 21:14
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
元ハンセン病患者だった高齢の徳江と、前科者で希望もなく生きていたどら焼きやの店長伸太郎の話。
徳江の人生は壮絶で、人生の後半で外にでられても偏見にさらされ傷付いていく。
でもそんな徳江が千太郎を救おうとしていた、その想いをもてるのがすごいことだと思う。
千太郎がその後どうなったかわからないけれど、前向きに生けていければいいと願う。
紙の本
この餡は甘いかしょっぱいか
2020/04/24 16:56
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
訳ありやる気なしのどら焼き屋の店長のもとに、絶品の餡を炊き上げる老いた女性がアルバイトに。餡を焚き上げる工程の描写には、思わず生唾が。これは、オリジナルの塩どら焼きづくりを目指すサクセスストーリーか?
しかし、甘いと思われたストーリーは思わぬ方向へ。絶品の餡づくりの背景には老女の苛烈な過去があることが次第に明らかに。千々に思いが揺れる一冊でした。
紙の本
生命の餡
2020/03/11 22:53
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
小豆の声に耳を傾けながら作る、徳江特製のあんこが実に美味しそうでした。彼女が理不尽な差別にさらされる、後半の展開にも考えさせられます。
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今なお続く闘いの道
2019/11/16 17:43
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化された時に、映画を見逃し、その後原作をずっと読みたいと思っていながら、今になってしまった。期待を裏切らない内容で、登場人物らが少しづつ自らの人生を吐露しあう中、物語は進む。小説で涙したのは久しぶりです。
紙の本
映画を見てから読みました
2019/05/27 22:28
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投稿者:みんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画では読み取れない人物の心境などが小説では説明されているので新たな発見ができました。ハンセン病という言葉も初めて知ったわけですが、病気が治っても尚差別され続けている人達がいることには驚きました。
世代も生活環境も違う登場人物達が理解しようとし、支えあいながら生きる姿が印象に残りました。また映画の樹木希林さんの老婆の役がぴったりで、また映画を見直したくなりました。
紙の本
優しいあんの甘みもあればほかに言うことはない。
2019/05/20 20:46
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
派手な展開のある物語ではない。しかしじわりと染み込む温かさがある。タイトルや表紙絵から連想されるだろう、食べものをテーマとしたよくある人情ものとは少し違う。物語の核心に触れるためはっきりとしたことは言えないが、小さなどら焼き屋に「あんを作りに」やってきた、徳江という高齢の女性の過去にその理由がある。「生きる意味を教えてくれる」作品などというと少し重い。だがあなたがなんらかの孤独と闘っているというのなら読んでみるといい。人生にも休息は必要だ。優しいあんの甘みもあればほかに言うことはない。
紙の本
考えさせられる
2018/07/11 17:50
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投稿者:あんこパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て、原作を読んでみたくなって購入。映像ではおいしそうなあんこのシーンが一番残ったが、文章になると、考えさせられるテーマであることをひしひしと感じた。家族にも勧めて、読んでよかったと感想をもらった。
紙の本
樹木希林主演映画の原作
2017/04/26 20:41
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投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
河瀬直美が樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマの原作。おいしい粒あんを作る謎多き女性と、どら焼き店の店主や店を訪れる女子中学生の人間模様が描かれる。映画でこの原作を知り、その日のうちに読み切りました。小学5年生の息子にも渡して読んでもらいました。グルメ小説でありながら、生きる意味を問いかける本です。
紙の本
ヒットです。
2017/03/17 23:25
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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
先が気になっています。味わって読みたい本です。
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偏見はひそむ
2016/08/26 05:14
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンセン病患者の徳江さんとどら焼き屋主人と女子学生ワカナちゃんと。偏見があるかどうかっていうと、誰しも心に手を一瞬当ててしまうと思う。そして近くにハンセン病患者がいなければ、一生関わり合いなく人生を終えてしまうことも確か。そんな世間の気高い人間にちょっとメスを入れる作品だなあと思った。昔の間違った知識がいまだ横行している。頭ではわかっていても、が渦めく心中。辛い辛い。これが人間なんだ。一人ずつでも理解者が増え蟠りを流し「ふつう」に接する人が多くなれば自然と解消されるのかもしれない。これは希望だけれども。
紙の本
映画を見て
2016/04/20 21:28
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投稿者:メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい映画だったので、原作も読んでみたくなり書籍を購入しました。原作では、主人公の内面の気持ちが理解でき、映画の場面を思い出しながら読む事が出来ました。