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紙の本
雪と珊瑚と (角川文庫)
著者 梨木 香歩 (著),名久井直子 (著)
生まれたばかりの赤ん坊・雪を抱え途方に暮れていたシングルマザー山野珊瑚、21歳。「赤ちゃん、お預かりします」の貼り紙の主で年配の女性くららと出会ったのをきっかけに、果敢に...
雪と珊瑚と (角川文庫)
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商品説明
生まれたばかりの赤ん坊・雪を抱え途方に暮れていたシングルマザー山野珊瑚、21歳。「赤ちゃん、お預かりします」の貼り紙の主で年配の女性くららと出会ったのをきっかけに、果敢に人生を切り拓いてゆく。どんな絶望的な状況からでも、人には潜在的に立ち上がる力がある―様々な助けに支えられ、心にも体にもやさしい総菜カフェをオープンさせた珊瑚の奮闘を通して、生きること食べることの根源的な意味を問いかける。【「BOOK」データベースの商品解説】
生まれたばかりの赤ん坊を抱え、途方に暮れていた21歳の珊瑚は、ひとりの女性と出逢う…。心にも体にもやさしい総菜カフェをオープンさせた珊瑚の奮闘を通して、生きること食べることの根源的な意味を問いかける。【「TRC MARC」の商品解説】
珊瑚21歳、シングルマザー。追い詰められた状況で一人の女性と出逢い、滋味ある言葉、温かいスープに生きる力が息を吹きかえしてゆき、心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになるが…。【商品解説】
珊瑚21歳、シングルマザー。追い詰められた状況で一人の女性と出逢い、滋味ある言葉、温かいスープに生きる力が息を吹きかえしてゆき、心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになるが…。【本の内容】
著者紹介
梨木 香歩
- 略歴
- 1959年生まれ。主な作品に、『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『f植物園の巣穴』『ピスタチオ』『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』などがある。
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珊瑚の愛情
2015/09/03 21:29
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平塚雷鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
珊瑚がある日、ふと見つけた子供を預けられるところ。
そこから珊瑚の人生は大きく変わります。
母の愛とは何なのか?
生きるために必要な食べ物の大切さ。
本当に美味しいと思える食べ物とは?
珊瑚がわからなかったことが今、蘇ります。
人間にあるべきの力強さがわかる一冊です。
紙の本
会えなかった私の赤ちゃん
2017/04/30 20:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母親雪ちゃんが本当に素敵なのです。若くして結婚と離婚を経験したシングルマザーが一人娘を育てる為に、さまざまなトライ&エラーを繰り返しながら、自分の立ち位置を確保する姿に拍手をおくりたくなります。ちゃんと作れば食育に繋がると、本に出てくるお料理をいくつか作ってみるのも読後の楽しみです。
紙の本
たくましく生きる
2015/09/24 07:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サマーアッコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名からは内容が全く想像できなかったけれど、最初の1ページでもってかれました。本好きの娘がお産をした後、読書もままならなかったようなのに、この作品いいよと笑顔で言いました。読んで私にも生きる力がみなぎる感じが伝わりました。娘と私に生きる力をくれた作品に感謝!
紙の本
とにかく胃袋をがっつりつかまれました。
2020/06/13 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、20歳そこそこでシングルマザーになった珊瑚は、すぐにでも働き始めなければならないというのに、赤ん坊の雪を預ける場所がなく途方に暮れる...というやるせないシーンから始まって、そのとき、ふと目に入ってきた「赤ちゃん預かります」の張り紙。そこを訪ねて出会った、初老の婦人くららさんに導かれるように自分の仕事と居場所を見つける話。そのくららさんが、梨木ワールドの住人そのものといった感じが好ましく、彼女が作る、離乳食とか日常食とかにいきなり胃袋つかまれました。
ああ、もう私も物語の中にお邪魔して、ご相伴にあずかりたいと思うなり、以降、無我夢中読みの世界です。
紙の本
梨木香歩さんの著作の中でも、特に好きな1冊
2016/02/17 19:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
川上弘美さんとはまた違った不思議な感じのする梨木香歩さんの著作。特にこの本は主人公が非現実的な女性ではありますが、そこはわき役たちと梨木さんの筆力でしょう。引き込まれるように読み進めました。主人公が食べ物の店を始め、なんだかんだで軌道に乗って行くプロセスがいいですね。
紙の本
恵まれた出会い
2022/10/22 07:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネグレクトで必死で育ってきた主人公、
それなのに真っ直ぐで、
言葉遣いも考え方も凛としているのは、
プライドがいい意味で作用したからなんでしょうか。
出会いや展開が、
時に中傷を受けるほど恵まれているのは、
今までの分を取り返しているのです。
紙の本
こころの自由
2022/09/10 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤ちゃんを抱えて孤独だったのが、いろいろなひとたちとの出会い、共に歩むことで感じる葛藤。
しかし、母と自分との関係を自分の中で消化することで、自分の考えも含めて縛られていたものから自由になっていく過程を描く。
食べ物に絡む記述は多いものの、私は寧ろ珊瑚の気持ちが変化していく過程が素敵だと感じた。
人との関係性を通じてでしか得られないものがある。
そこから、何を感じてどう活かすかは自分次第。
そういう繊細さと柔軟さを失いたくないなと思った。
確かに、シンママならではのしんどさはあるが、だからといってそれがシンママにもれなく当てはまることかというと、それは違う。
結局はその人がどんな人であるかに尽きる。
ただし、こどもは、特に小さいうちは親とか家とかが環境の大部分を占めており、それほど視野は広くなく、いろんな人が世の中にいるということを実感として知らない。
だからこそ、老若男女いろんな人との出会いが人の幅とか深さのようなものを作るのではないかと思う。
が、現代社会ではなかなかむずかしく、読書の意味は、一つにはここにあると思った。
読むのに4日かかり、ちょっと長かった。