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紙の本
「集合と位相」をなぜ学ぶのか 数学の基礎として根づくまでの歴史
著者 藤田 博司 (著)
「集合と位相」は、現代の数学が理論的に整理される過程で抽出されてきた、いろいろな分野に共通の基礎事項。抽象的でわかりづらい「集合と位相」という科目で講じられる内容を理解す...
「集合と位相」をなぜ学ぶのか 数学の基礎として根づくまでの歴史
「集合と位相」をなぜ学ぶのか ―数学の基礎として根づくまでの歴史
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商品説明
「集合と位相」は、現代の数学が理論的に整理される過程で抽出されてきた、いろいろな分野に共通の基礎事項。抽象的でわかりづらい「集合と位相」という科目で講じられる内容を理解する手がかりを提供する。【「TRC MARC」の商品解説】
抽象的でわかりづらいと評判のよくない因果な科目「集合と位相」。そもそもいったいなぜこんなことを学ぶの? 本書を読めば「集合と位相」に刻まれた数学者たちの創意工夫、そして数学の発展の過程がみるみる見えてきます。【本の内容】
著者紹介
藤田 博司
- 略歴
- 〈藤田博司〉1964年京都生まれ。名古屋大学大学院理学研究科中退。博士(学術)。愛媛大学大学院理工学研究科特任講師。専門は数学基礎論、とくに集合論。著書に「魅了する無限」など。
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紙の本
フーリエの時代から現代に続く大数学者の奮闘記
2019/02/18 21:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
体系だった「完成品」の集合・位相をまとめた本ではなく、集合・位相の分野がどのように誕生して発展したかを、時代の流れに沿って紹介した数学史の本です。
学校の教科書では科学史の観点が抜けていて、必要性がわからないまま学ぶことも多いです。本書では、厳密な理解ができなくても、それぞれの分野が発展した経緯がわかるので、必要性を理解することができました。
数学の定義や定理は、まるで格言のようです。「有理数の切断を実数と呼ぶ」という定義を本書で知ったとき、数学は突き詰めると文学と同化すると感じました。
紙の本
集合と位相をなぜ学ぶのか
2021/05/08 17:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
集合と位相のことというよりも集合と位相がなぜ出てきたのかということが詳しく書かれている.数のことについての記述から始まる.
紙の本
難解で分かり難い「集合と位相」についての書です!
2019/02/05 10:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数学の「集合と位相」について書かれた書です。そもそも集合や位相は数学の中でも難解で、なかなか手ごわいテーマです。なぜ、そんなにも難しいテーマを私たちは高校時代に学んできたのでしょうか。実は、集合と位相を学ぶと、過去の数学者たちの創意工夫や数学の発展史が見えてくるのです。同書は、そのことについて丁寧に、分かりやすく解説してくれており、読後には集合と位相を学ぶ意味が理解できるようになります。