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紙の本
戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)
著者 平川新 (著)
【和辻哲郎文化賞一般部門(第31回)】日本はなぜ「世界最強」スペインの植民地にならなかったのか? 秀吉の朝鮮出兵、鎖国へ急転した家康、遣欧使節を送った政宗の狙い…。史料を...
戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書)
戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略
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商品説明
【和辻哲郎文化賞一般部門(第31回)】日本はなぜ「世界最強」スペインの植民地にならなかったのか? 秀吉の朝鮮出兵、鎖国へ急転した家康、遣欧使節を送った政宗の狙い…。史料を通じて、戦国日本とヨーロッパ列強による駆け引きを描きだし、数々の謎を解明する。【「TRC MARC」の商品解説】
15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアにまで勢力を広げました。本書は史料を通じて、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗らとヨーロッパ列強との虚々実々の駆け引きを再現します。秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか、家康はなぜ鎖国へ転じたのか、政宗はなぜ遣欧使節を送ったのか、そして日本が植民地にならなかった理由は――。日本史と世界史の接点に描かれるダイナミックな歴史像がここにあります。【商品解説】
15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアにまで勢力を広げました。本書は史料を通じて、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗らとヨーロッパ列強との虚々実々の駆け引きを再現します。秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか、家康はなぜ鎖国へ転じたのか、政宗はなぜ遣欧使節を送ったのか、そして日本が植民地にならなかった理由は――。日本史と世界史の接点に描かれるダイナミックな歴史像がここにあります。【本の内容】
世界征服事業を進めたスペインとポルトガルに、なぜ戦国日本は屈しなかったのか。秀吉の朝鮮出兵をめぐる謎を入り口に、解き明かす。【本の内容】
著者紹介
平川新
- 略歴
- 〈平川新〉1950年福岡県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。宮城学院女子大学学長。著書に「伝説のなかの神」など。
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新たな視点
2021/02/18 21:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
そうか、戦国時代の日本はハタから見れば軍事国家だったのか!
朝鮮出兵も鎖国も勝手に世界を二分割したスペインとポルトガルへの対抗だったという説は面白いのひとこと。
秀吉、家康、政宗のスケールと大きさがあらためてわかる一冊。
紙の本
大航海時代のキリスト教に屈しなかった秀吉・家康は日本の恩人
2018/12/28 19:04
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気のない英語老師 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に読んだ安倍龍太郎の切り口とは少し違った視点で書かれていてとてもおもしろかったです。16世紀といえば大航海時代でアジアの国々が次々と植民地化されていく時代です。そんな中で欧米植民地勢力の尖兵であるキリスト教勢力の悪意を見抜き、日本を守った秀吉、家康の活躍はもっと評価されるべきだと思いました。長崎の隠れキリシタンの遺跡が世界遺産となりましたが、ローマがキリスト教に冒され、やがて滅びていったことを考えると、あの時の秀吉、家康の決断は正しかったと思わざるを得ません。
紙の本
朝鮮侵攻と鎖国と言う「失敗」の思わぬ副産物
2018/07/22 23:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:角佳広 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝鮮侵攻は今までまぎれもない「侵略」であり、秀吉が自ら晩節を汚す羽目になった―
鎖国は海外交流・貿易を制限し、内に引きこもって日本に停滞をもたらした―
教科書から教養書、専門家たちが戦後積み重ねてきたこうした定説を、スペイン・ポルトガルという極を
とおして大胆な解釈を打ち出しているエキサイティングな1冊でした。
「スペイン・ポルトガルは、貿易のうまみをちらつかせ、カトリックの布教を踏み台として
日本を植民地化する隙をうかがっていた。しかし秀吉が朝鮮に攻め入ったおかげで、
日本が外国に大規模の兵力を展開できる巨大な軍事力を目の当たりにして植民地化を諦めた。」
全編にわたって、今まで失敗だったと言われていたことは単純な失敗ではなく、
むしろ日本が独立を保つと言う大成功を引き寄せたという事実を提示してきます。
こうした斬新ながらも、説得力のある解釈でぐいぐい最後まで手が止まりませんでした。
この時代に多少なりとも興味があれば信じるにせよ信じないにせよ手に取ることを勧めます。
紙の本
世界史の中で動いていた戦国日本
2021/11/30 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国日本とはタイトルで言いつつも、本書の扱うメインの年代は副題からわかる通り、桃山時代と江戸時代初期の40年間くらいである。とはいえそれは本書の内容を全く損なってはいない。中学高校で習う日本史では、朝鮮出兵や慶長遣欧使節は個別の事例として扱われ、事象同士の関連など全く語られず、それゆえに面白さを欠いていた。本書ではそれが当時大波となって世界に押し寄せ、日本の植民地化を狙っていた世界最強の国・スペインとの駆け引きの中で生じた大事件だったことが語られ、大げさに言えば目から鱗の斬新な視点からの解釈だった。欲を言えば、家康の時代にはすでにスペインの覇権は揺らぎ、代わってそのスペインと激烈な戦争を戦っていたオランダやイギリスが台頭しており、「スペインvs.オランダ・イギリス」に絡めて大坂の陣や鎖国を語れば更に深い内容になったかもしれない。
紙の本
「帝国」と「鎖国」
2020/07/07 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外史料を駆使して、戦国から近世初期の外交を論じた野心作。戦国争乱が日本を「帝国」とし、強力な軍事力が「鎖国」を担保したと評価。これまで孤立的な位置にありがちだった伊達政宗による慶長遣欧使節を、外交権の一元化の流れの中で評価した部分は、特に興味深かった。歴史学の醍醐味が味わえた。
紙の本
歴史はおもしろい
2018/07/06 17:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年、2017年は伊達政宗生誕450年だった。政宗は戦国武将としては、信長、秀吉、家康などと並んで人気上位にランクされるそうだ。そのような政宗が実施した慶長遣欧使節について、時代背景を日本だけでなく世界まで広げた視点からまとめられた1冊である。そうか!という読後感。歴史の解釈は、当事者たちより深く読み過ぎて真相とは異なることもあるのかもしれないが、多角的な見方、新しい史料解釈などによって変わっていくものなのだろう。歴史はおもしろい。
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従来の歴史認識を変える画期的な新説・軍事大国日本
2018/06/28 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊臣秀吉は何故朝鮮に出兵したのか?
スペインやポルトガル、オランダが16世紀にアメリカ大陸やアジアを征服したのに
何故日本は征服されなかったのか?
徳川幕府は強大なヨーロッパ諸国を相手に何故鎖国を完遂できたのか?
といった疑問に明快に答えてくれている。
また、支倉常長で有名な慶長遣欧使節を派遣した伊達政宗と徳川家康・秀忠との「政治的駆け引き」についても論じられており、まるで新聞の解説記事を読むようで大変解りやすい。
織田信長・豊臣秀吉・伊達政宗のスケールの大きさが感じられ、歴史認識を
一変させられる。是非一読をお勧めしたい。