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紙の本
マインド (中公文庫 警視庁捜査一課・碓氷弘一)
著者 今野敏 (著)
殺人、自殺、性犯罪…。7件の事件をつなぐ意外な糸とは? 知力を駆使して、同時多発事件の謎を解け! 藤森紗英心理調査官も再登場。警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第6弾。【「...
マインド (中公文庫 警視庁捜査一課・碓氷弘一)
マインド 警視庁捜査一課・碓氷弘一6
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商品説明
殺人、自殺、性犯罪…。7件の事件をつなぐ意外な糸とは? 知力を駆使して、同時多発事件の謎を解け! 藤森紗英心理調査官も再登場。警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第6弾。【「TRC MARC」の商品解説】
殺人、自殺、性犯罪……。ゴールデンウィーク最後の夜に起こった七件の事件を繋ぐ意外な糸とは? 藤森紗英も再登場!大人気シリーズ第6弾。【商品解説】
著者紹介
今野敏
- 略歴
- 一九五五年、北海道三笠市生まれ。七八年「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞しデビュー。以後旺盛な創作活動を続け、執筆範囲は警察・サスペンス・アクション・伝奇・SF小説など幅広い。二〇〇六年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、〇八年に『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞及び日本推理作家協会賞、一七年には「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。空手の源流を追求する、「空手道今野塾」を主宰。
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紙の本
エチュードに続く心理調査官の活躍
2018/08/18 22:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏がシリーズにしている警視庁捜査一課碓氷弘一が主人公の物語である。このシリーズももうシリーズ6作目となる。殺人犯を追求する捜査一課だが、この碓氷は後方で調べ物を得意とする主人公である。調べ物となると、どうしても専門家が必要となる。シリーズでも多様なエキスパートの手を借りている。
本書では以前にも登場した警察庁の心理調査官が2度目のお手伝いとなる。前回ではエチュードと題したエピソードであった。人の目を幻惑する犯罪なので、テレビ向きではないと思っていたが、テレビドラマ化されてしまった。私は見ていないので、肝腎のテレビ向きではないところをどのように処理したかは不明である。
今回も心理調査官の説明は簡単には理解できない。同日の同時刻に自殺2、殺人2が発生したという。田端捜査一課長はさすがに同時刻発生の事件にこだわり、碓氷に調査を命ずる。碓氷が懸命に調べても事件相互の共通点などは見つからない。事件相互に関連はないのかもしれないと皆が思う。
心理調査官が自ら解明するというよりは、気になる点を指摘し、それを捜査員が聴いているうちに様々な想像が為される。これが事件解明のカギとなった。心理捜査官が来るまでの手掛かりがつかめない状態を表現しておいたのが効いたのだと思う。
事件は意外な共通点が見つかった。おそらくそれ以外はないと思われるので、あとはその点を厳しく追求していくしかないと思われた。すると真相はもう一段上にあったというなかなか凝った造りであった。さすがに警察捜査の第一人者である今野の手になるものである。心理調査官と碓氷のコンビで別シリーズにするのも一手かも知れない。
紙の本
『隠蔽捜査』などの傑作でお馴染みの今野敏氏のもう一つの傑作です!
2020/07/31 10:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『隠蔽捜査』(吉川英治文学新人賞)、『果断 隠蔽捜査2』(山本周五郎賞・日本推理作家協会賞)などの傑作を次々に発表されている今野敏氏の作品です。同書の内容は、ゴールデンウィーク明けの朝、出勤した警視庁捜査一課・碓氷警部補の元に、都内で起こった2件の自殺と2件の殺人の報が入ってきます。一見関連性がないように見える各事件なのですが、発生時刻はすべて同じ日の午後11時だというのです。さらにその後、同日同時刻に別で3件の事件が起きていたことが判明します。第五係と再度捜査協力に訪れた心理調査官・藤森は、意外な共通点に気付きます。一体、その共通点とは何でしょうか?また、それは事件解決につながるものなのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本
人間的な部分をちゃんと描くので面白い
2019/06/18 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの碓氷弘一シリーズ『マインド』。
再び、心理捜査官の藤森紗英とのコンビで、同時刻に発生した7つの事件の謎に挑む。
謎解きも心理戦も面白いけど、今野敏は主人公の人間的な部分をちゃんと描くので面白い。
碓氷が催眠術をかけられて深層心理を露わにしたら、家族への負い目が出てくるあたり、かなり面白い。
電子書籍
意外とオーソドックス
2022/11/29 08:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第6巻『マインド』では、タイトルですでに暗示されているようにマインドコントロールがカギです。
ある日の夜11時頃に一人の警官と一人の中学生が自殺を図ったというニュースを聞いた碓氷がそんな「偶然」があるのだろうかと疑問に思うのですが、さらに時間が経って、同じ日ほぼ同じ時間に2件の殺人があったことが判明します。そこで捜査一課の田端課長が不審に思い、それら4件の事件に何らかの関係性があるのかどうか、ただの偶然なのか調査するための特命班が作られます。
殺人犯の二人は程なく逮捕され、どちらも自分のしたことの記憶がないと供述したため、心理調査官・藤森紗英の再登場となります。
これが鬼龍シリーズでしたら、「親亡者はどこか?」になりますが、このシリーズでは、どこでどのようにマインドコントロールのようなものを受けたかが焦点となります。
私は最初、ネット経由のゲームか何かを介在して暗示のようなものを受けたのではないかと想像していたのですが、意外とオーソドックスな手段でした。
紙の本
マインド
2018/12/26 08:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
碓氷警部補はいい味を出していますね。敵はできないのでしょう。紗英とのコンビも二度目でお互いの信頼感がみてとれます。第6弾まだまだ続くでしょう。TVドラマを見た後この小説を読みました。ユースケの主人公は適切ですね。今後も安心して読めるでしょう。
電子書籍
つまらないこと
2019/03/19 17:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みや3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エチュードでは春菜が姉、祥一が弟だったのが、マインドでは、入れ替わっている。 どうでもよいことかもしれないがすごく気になった。