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商品説明
【山本周五郎賞(第32回)】病院の売店で再会した、元男子の青砥と元女子の須藤。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり…。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみをしみじみと描く、大人の恋愛小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
朝倉かすみ
- 略歴
- 〈朝倉かすみ〉1960年北海道生まれ。「肝、焼ける」で小説現代新人賞、「田村はまだか」で吉川英治文学新人賞を受賞。ほかの著書に「満潮」など。
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紙の本
山本周五郎賞
2021/01/23 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
未熟な想いを覚えた中学時代の同級生の元女子と35年振りに再開した元男子の主人公との恋愛小説。果てしない波乱があるストーリーの筈なのに、何故か陸の様に“平場”に紡がれる淡い恋心が印象的だった。単調過ぎるほどの進め方が却ってリアルを強調していて、読者の年齢層によって著しく捉え方が変わるだろうと感じた。弱った大人のもどかしい強がりと甘えのコントラストが絶妙に面白い、山本周五郎賞受賞のオススメ作
電子書籍
青砥は腹の座りが悪い
2021/01/11 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の青砥は、頭の中であちこち行き来して、50という年の割りに腹の据わりが悪い人物だ。同年代の人間としてそう思う。もう少しだけでも、心の声が寡黙であれば、小説の切実さも増したのではないか。がん患者に寄り添う立場の人は、言葉にならない言葉を抱えている。青砥のうろちょろが、ややうるさく感じた。
紙の本
月
2019/10/12 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
偶然、再会した二人が、お互いに支え合うように幸せになっていくのだろうと思いながら読みました。しかし、その結末はそんな簡単なことではありませんでした。病気には勝てないんだなあと思いました。
紙の本
せつない
2020/02/06 09:10
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
50代のバツイチ同士の同級生が遭遇。
懐かしさに浸る間もなく、女性の方が大腸がんに。
ひとり暮らしの不安もあるなか、色々と手を貸してくれる男性。
「この歳で甘やかしてくれる人に会えるなんて、もはやすでに僥倖だ」
その言葉は、口下手で自分一人で生きていこうと決心した女性の相手に対する最高の褒め言葉。
しかし静かに淡々と時が二人を裂いていく。
紙の本
レベル
2019/10/29 07:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生時代の仲間、青砥と須藤が、50歳になって病院の売店で再会。大腸がん、人工肛門というハンディを負いながら大人の愛を見つめていく、という展開。さほど珍しい物語でもなく、とりわけ前半はかったるくて仕方がない。終盤にきて読ませる部分はあるものの、全体的にはイマイチ。一見、読みやすそうで、しかし重みを感じて読みづらい文章は何だろう。直木賞候補になったと言うけれど、文学界のレベルそのものが落ちているのか。