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紙の本
はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)
著者 稲垣栄洋 (著)
「平均的な生き物」なんて存在しない。個性の数は無限大。植物学者・稲垣栄洋が、唯一無二の生命をつなぐために、生き物たちがとってきたオンリーワンの生存戦略を紹介し、個性の秘密...
はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)
はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
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商品説明
「平均的な生き物」なんて存在しない。個性の数は無限大。植物学者・稲垣栄洋が、唯一無二の生命をつなぐために、生き物たちがとってきたオンリーワンの生存戦略を紹介し、個性の秘密を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
「平均の人間」なんて存在しない。個性の数は無限大。生き物各々が異なっているのには理由がある。唯一無二の生命をつなぐための生存戦略がここにある。【商品解説】
「平均の人間」なんて存在しない。生き物各々は異なっていて個性の数は無限大。唯一無二の生命をつなぐための生存戦略がここにある。【本の内容】
目次
- はじめに
- 一時間目 「個性」とは何か?
- 雑草を育てることは難しい?/遅く出る芽に価値はあるのか?/自然界は個性にあふれている/タンポポの花の色に個性がない理由/必要だから個性はある/ジャガイモの悲劇/「個性」のまったくない世界/個性と社会性/たった一つの個性/個性の数は無限大/九八パーセントのDNAの役割/自分以外にはなれない
- 二時間目 「ふつう」とは何か?
- 人間はたくさんが苦手/人間の脳の限界/「たくさん」を理解する方法/人間が作り出した「ものさし」/均一化される世界/比べるためのアイデア/自然界のばらつき/「ふつう」という幻想/はずれ者が進化をつくる/違うことに意味がある/ものさしで測れるものと測れないもの
- 三時間目 「区別」とは何か?
- 本当は何の区別さえもない/富士山はどこにある?/境界を引いて区別する/人間とサルとの境界線/生物は分類できる?/タンポポとチョウチョと私/そして脳は比べたがる/それは差別になる/本当は知っている美しさ
- 四時間目 「多様性」とは何か?
- 遺伝的多様性と種の多様性/どうして、いろいろな花があるの/オンリー1か、ナンバー1か/ナンバー1しか生きられない?/オンリー1が生き残る/ナンバー1になれるオンリー1のポジション/ニッチという考え方/ミミズだって生きている/場所が悪いのだ/ニッチがヒントを与えてくれる理由
- 五時間目 「らしさ」とは何か?
著者紹介
稲垣栄洋
- 略歴
- 〈稲垣栄洋〉1968年静岡市生まれ。農学博士。専攻は雑草生態学。静岡大学大学院教授。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫などに関する著述や講演を行う。著書に「たたかう植物」など。
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紙の本
謙虚な気持ちに
2022/01/14 11:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
稲垣さんの文章は読みやすく、身近な生物についてわけへだてなく、というか、敬意を持って記されているのが分かり、興味深い。
この本は、人間が生みだした価値観のみで生物を見ることのおかしさを気付かせ、地球上に生きる命の一つとして、つつましくあらねばと思わせてくれる。
若い人向けだが、大人から子どもまで幅広く手に取ってほしい。
電子書籍
中学入試でダントツ1位の出題作品
2021/12/09 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2021年中学入試で出題校数No.1の説明文。小中学生に向けて生物の進化の仕組をわかり易く説明すると同時に、それを参考に人間の生き方や価値観を見直してみようと投げかける。今までの稲垣先生の著書と違うのは植物の紹介にとどまらず、人の生き方という哲学的な内容に切り込んだ所。悩んだり、行き詰ったりしている子どもたちには、心に響くものがあるのではないか。人間はすぐに競争したり、比べたりするけど、自分らしく生きることが大事。「大した努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力をしなさい」という林修先生の言葉がいい。
紙の本
4月に
2024/02/25 01:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物の話と思って読んだけれど、
ほぼヒトの話だった。
現代におくる「生き方」のいろいろ。
悩んでいる人。
悩みなんてない人。
自信のある人。
自信のない人。
全ての人の新しい一歩に。
添ってくれる一冊。
紙の本
立ち止まって悩んでいる、若者たちへのメッセージかな。
2021/12/24 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物の進化に興味があり、本書を購入するが。
生物の世界の多様性等に触れているが、この本の本質はメッセージかと。
管理され生きにくくなった現代社会、立ち止まってしまった人々に対するメッセージですね。
雑草は、踏まれても立ち上がらず成長して行く。
ミミズは、もともと足があったが捨てて地中で生き残れた。
キウイは、飛べなかったから子孫をたくさん産めた。
強いネアンデタール人よりも、弱いホモ・サピエンスが生き残った。
等々。
色々な生物が生き延びたフイールドに触れて、負けて進化する個性の大切さを説く。
フレーム理論では、魚は水の中で活き活きとするが陸の上では動けない。
人類は、すぐに境界線を引いて区別したがる。
「ふつう」とは何か。
「平均」とは何か。
「勝つこと」とは何か。
オンリーワンか、ナンバーワンか。
色々な展開で、一時間目から九時間目の授業形式で進行。
現代社会で、人がどんどん管理して数値化して。
物事をデーター化しているが、その他の生き物や自然は別の流れで動いている。
自分が産まれるのには、自分の父母が居てこそで。
その前には、オジィちゃん・おばぁちゃんが居て。
さらにその先には・・・・・。
オンリーワンの貴方を、大切に生きて行こう。
と言う、優しさに満ち溢れた本でした。
人生に立ち止まっている人に、お貸ししたい一冊ですね。