可愛い猫には旅をさせよ （新書館ディアプラス文庫）

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投稿者：さくらだ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

安西リカ先生初のファンタジー。
ドキドキしながら拝読させて頂きました。
いつまでも初々しく可愛い二人と、優しい登場人物たち。
安西リカ先生らしい穏やかな世界観です。
大きい出来事はないものの、旅をしている間の出来事や描写がロマンチックで、ダンスをしているシーンが好きでした。
丁寧な二人の言葉遣いややり取りにキュンです……殿呼びの可愛さ！
キャラのや台詞の柔らかさに癒されます。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

安西先生による「中世ヨーロッパ風ファンタジー」です。雑誌に掲載された本編（受け視点）と書き下ろしの短編（攻め視点）、書き下ろしSS（下働き視点）の三話収録。雑誌掲載時、安西先生のファンタジーが読めるなんてと驚きました。

ネタバレがあります。

騎士団に所属し上官や王妃からの信頼が厚い攻め、最年少魔術師ながら巨大な魔力を秘めている可憐でのんびり屋の受け。

騎士団と魔術師団が守るヴァンバルデは、国王亡きあと次期国王の小さな王子に代わり賢い王妃が治める平和な国です。ところが国民からも慕われる王妃が病気になってしまいます。治療するもなす術がないため、受けと攻めは「黒の森」に住むはぐれ魔術師オッドに救いを求める旅に出ることになり・・・

「魔術師と騎士が一緒に旅をするうちに恋におちる、というお話」です（あとがきより）。顔と名前しか知らなかった二人が困難な旅を通じて考え方や身の上・境遇を知り、目的を果たしつつ恋を成就させる展開や様々な伏線の回収が面白かったです。

受けは旅に出る前、魔術師団長から「なによりも愛がない」と指摘されました。しかし旅をして外の世界を知り、人との交流で様々な感情を自覚します。

親子愛、師弟愛、主従愛そして恋人たちの愛がどんな奇跡を起こすのかーーーそれは読んでからのお楽しみ〜。ユキムラ先生の描く黒猫も可愛いよ！

特典ペーパーは、カラー口絵のようなSSでした。オッド・・・おまえ・・・（照）。

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投稿者：nandakanaa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

冒険譚でも異世界話でもなく、魔術師最強の世界のお話。そして強い魔術師と騎士が番うと神が祝福してくれる。怒りや欲に心を悪にする人もでてきますが、最終的にはうまく改善し、誰も死なずにすみます。
黒猫のイラストが可愛いです。とくに涙目のは超愛くるしかったです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

とにかく可愛くて優しくてほんわりとした世界のファンタジー
「黒猫さん」呼びからして、もうほんわかしてしまうような
肉球をぷにぷにしてしまいたくなるような話でした。
アンリはお子様的な天然だし、
バルドーも切ない過去持ちだけれど恋には初々しいし。
そんな二人が旅をして･･･

いや最初敵役として出てくるオッドも恨みで闇落ちしているわけではなかったので
（カロに対する態度がいい感じだし）
尺取虫は妙にツボに入ってしました

最後にアンリは早くオッドに着衣のままで変化できる術を
教えてもらいなさいなって言っておこう。
（気象を操るよりもまずはそこからだよね！
バルドーもそこきちんと気づかないと！）

☆3.5評価の4です

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったです。
サクッと読めます。
つい先日設定が凝りまくった話を読んでしまったためファンタジーが苦手になりつつあったのですが、次に読んだのがこの作品で良かったです。
(建物や小物、服装などが複雑かつ細かに描写されているファンタジーは、それだけで読み疲れる)

前半は受け、後半は攻め目線。
お互いにですます調で話すのがツボでした。

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投稿者：フー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

実力も人気も一番の騎士と魔力が強いながらのんびり屋の魔術師が2人で旅して惹かれ合うお話。ラブ的には、多少のモダモダはあってもわりとすんなり両想いな感じでラブラブです。アクション的なハラハラ感とかのがあるかもです。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

終始攻めも受けもお互いのことを「～殿」と呼び丁寧語で話すのが新鮮だった。
真面目で初心な二人が王妃の病を治すため遠い地に住む魔術師を訪ねる旅をする中で恋心が育つのだが、とにかく初々しい二人が可愛い。
二人の周りには悪い人がまったくいないので子どもの頃に読んだおとぎ話のようだった。

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投稿者：はな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

やさしーいファンタジーです。切なくなることもほとんどなく、悪人らしい悪人もいません。すらすらと読めるのですが、個人的にはもう少し何か起こっても、と少々物足りないような。

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投稿者：yyy　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

安西リカ先生の作品は好きで毎回購入しています。特に好きなのは「好きで、好きで」と「人魚姫のハイヒール」。ただ、今回の作品は正直全く楽しめなかった。
今までの作品にあるような、切なくなるような萌え展開も無く、伏線0のご都合展開。敵っぽい敵も出てきますが、改心が早すぎるし心の動きもわからない。
設定もめちゃくちゃゆるいのでファンタジーとして楽しめるか、というのも正直微妙。キャラクター設定もありきたりなので、キャラ萌えもない。
個人的に、今作の感想を一言で言うなら「無味無臭」って感じです。安西先生に求める作風では無かったです。
先生の他の作品は好きなので買い続けますが、この作品が安西先生の本を読む1冊目、と言う方にはぜひ他の作品を読んで欲しい。