紙の本
洋子さんについて
2021/01/01 11:09
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
事務員洋子さんに殺人容疑が掛かります。もちろん弁護は御子柴先生。
普段から側にいることが当たり前の洋子について何も知らないことに気づかされます。
平凡で特徴に乏しい無個性な事務員だと思ってた洋子の過去が明らかになっていきます。
事務員不在の穴埋めに宝来先生も投入。今回の御子柴ちゃんはイイ奴寄り。
あ、猪俣先生の弁護どうなった?
紙の本
シリーズ第5弾
2020/11/17 00:10
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投稿者:かき - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレあり】
御子柴弁護士シリーズ第5弾。
今回は洋子の過去がメイン。事務所を支え、いつも寡黙な洋子の過去には驚きと同時に悲しくもなりました。みどりちゃんとの繋がり、そして無戸籍……。
今作は法廷パートは少なめ。
御子柴が段々人間らしくなっていくなあ。いいラストだった。
ずっと続いて欲しいシリーズ。
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「この国のジャスティス」なる人物がネット上で御子柴に対する懲戒請求を呼びかけ、御子柴の事務所は対処に追われる。しかしそんな中、事務所唯一の事務員・日下部洋子が、食事を共にした男性を殺害した容疑で逮捕されてしまう。
次が気になって気になって一気読み。おもしろかった!しかし七里さん、この日下部さんの設定、最初から決めていたのか後付けなのか、うまく話を展開するなぁと。確かにこの人、シリーズ内で全てに出てくるにも関わらず、バックボーンが全然描かれていなかったもんなぁ。今作で裏がわかって納得。弁護士に対する懲戒請求の問題は、何年か前に実際にニュースになっていたので知っていたけど、まさかそれを解決するため、洋子の代わりに宝来さんが担ぎ出されるとは思いもよらず、びっくり仰天。いやー、この人、ちゃんとできる仕事もあるんだ!
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弁護士・御子柴シリーズ第5弾。
単独の御子柴シリーズは久しぶり?他の作品にも、ちょいちょい登場するから、前作からどれくらい経っているのかが分からない。
しかし。
今作はいきなりプロローグで、いきなりボディブローを食らったような衝撃。
御子柴の弁護士資格をはく奪すべく、「この国のジャスティス」と名乗る人物が書いたブログを読んだ大勢の人が、懲戒請求を求めてくる。
その数、御子柴の事務所に届いただけでも、850通…
「匿名」に踊らされ、いっぱしの正義感に駆られる愚かな行為は昨年のあおり運転事件の「ガラケー女」のデマの拡散を思い起こしたが、作品自体は先に書かれている。
その行為に対し、全ての人物に賠償請求を行うとする御子柴だったが、その最中、御子柴の事務所で働く洋子が殺人の容疑で逮捕されてしまう。
御子柴の失墜の為に仕掛けられた罠なのか?
これまで触れられてこなかったが洋子とは一体何者だったのか?
その二つを軸に物語が展開する。
今までに比べると、描かれる犯罪は派手でないものの、御子柴の人間らしさが垣間見えるようになっている。
どんでん返しは、若干控えめだけど、プロローグで十分衝撃を受けたので、今作も楽しく最後まで一気読み。
テレビでは連日「ドクター・デスの遺産」のプロモーションが流れているが、犬養もいいけど、御子柴もいい!と思える仕上がり。
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御子柴シリーズ。今回は御子柴の事務員・洋子が殺人の容疑で逮捕されてしまうことに。もちろん読者としては彼女が犯人であるはずはないでしょ! と思うのですが。情報を集めるにつれて明らかになっていく洋子の過去と秘密にはどきどきさせられます。まさかそんなところで繋がりがあっただなんて……! そして洋子の強靭さがさすがというほかなく。強い人だろうとは思っていたけれど、ここまでとは。
そして、御子柴に送られた大量の懲戒請求書問題。事務処理のために送り込まれた助っ人がまさかあの人って。実はこのシリーズで最強に腹黒いのって御子柴じゃなくて谷崎だよね……と今更にして思い知りました(笑)。だけど適材適所と言えるのか。なんにせよ、ありえないあの人たちの組み合わせと会話には笑わされてしまいました。ある意味名コンビかも。
シリーズを追うごとに少しずつ変化の見えてきた御子柴ではあるけれど。仕事に関しては見事にぶれないさまが頼もしくって。これはもう絶対大丈夫でしょう、と安心して読めます。だけどどこから真犯人をあぶりだすのか……そこまでは読み切れなかったな。
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御子柴第5弾。今度は御子柴の片腕の洋子が殺人容疑で逮捕された。 ただ本人は犯人に程遠いほどであるが凶器に指紋が。そこで御子柴が周辺を探っていくと、なんと洋子は御子柴が死体配達人で被害者の友達であった所で何故自分のところに来たのか。そこが今回の事件に背景に絡む。
一方御子柴は懲戒請求権がこの国のジャスティスに踊らされた一般人から800通以上届くがそこにも今回の殺人が実は絡んでいた。
最後はあっけなく、終わるが、洋子は私生児で戸籍のない子であり、御子柴と同様、かなりのいじめに会っていた過去があり、過去の事件の裁判の結果で見た子供に見せた御子柴に希望の光を見ていたのであった。一寸ほのぼのが最後の唯一の光で合ったのが印象深い。
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独りよがりの正義感、匿名性に隠れたつもりの告発、常々不快に思っていたので、御子柴の反撃が小気味よい。そして、更生の希望。それを阻むのは社会だが、自縄自縛でしかない。
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中山さんの作品の中で一番好きな御子柴シリーズ!
割とあっさりしていましたが面白かったです。
ただ今の御子柴を見ていると園部信一郎と同一人物とは思えなくて少しモヤモヤ?します。もし私が洋子の立場だったら、とてもじゃないけど洋子のようには考えられず、御子柴と働きたいなんて思えないです。
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安定して面白い御子柴弁護士シリーズ。警察の捜査が甘すぎて、検察敗北の逆転裁判になるのが見え見え。まあ予定調和とはいえ、確りと読ませてくれるので文句はありません。
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弁護士御子柴礼司シリーズ第5弾。
今回弁護する被告は御子柴の事務員日下部洋子で、御子柴の過去の殺人被害者との関係などの過去が掘り出されるという話でした。
事件は御子柴への懲戒請求事件と洋子が被疑者となる殺人事件が並行して進むのですが、真相は犯人バカすぎ(それ以上に警察や検察が大馬鹿)でがっかりでした。
殺人事件のトリックもほぼわかってしまっていたのでミステリーとしてはいまいちですが、洋子の過去と二つの事件の犯人との関係は面白かったです。
そろそろ御子柴関係者が関連する事件ネタはなくなってきたかもしれませんが、御子柴のキャラは貴重なのでシリーズ続編を期待したいです。
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今回も面白かったですが、法廷があっさりしすぎて・・・・
そして段々と御子柴先生がハートフルな感じになってきてます。
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思ってたよりも明るい終わりだったのでほっとした。ふう。怪しそうな人が実際怪しいんだけどその背景部分や絡み合い方が中山七里流どんでん返し。最新作読むと過去の同シリーズを読み返したくなる。
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恐ろしいほどの読みやすさ。1ヶ月ほど読書から離れていたにも関わらず、2時間ほどで読了。御子柴さんシリーズは好きなシリーズ。今回は洋子さんがメインでした。彼女もまた過酷な幼少期を過ごしていたと知って複雑。でも、卑屈にならず己を持って、きちんと生きていけることを体現してくれているのが嬉しい。御子柴の罪は消えるわけでもなく、その憎しみも消えるものでもない。洋子さんが御子柴さんに肩入れした理由にもう少しだけ踏み込んで欲しかった。あまりに洋子さんの事をしらない自分に動揺を見せる御子柴さんに人間味を感じました。
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御子柴シリーズ第5弾。今回は、事務員が殺人事件の被疑者となってしまう。それを救うべく御子柴は動くのだが、過去の事件も絡み、つかみはOK。終盤の伏線を回収していくのが、ありきたりであり、ワクワク感に欠けるのが悔やまれる。とはいえ、御子柴のキャラ立ちもよく、テレビの続編も充分に期待したいと思う。
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やっぱり、面白い!中山七里。
凶器のトリックまでは読めたが、最後の最後の真相は読めなかった。これだから、中山七里は面白い。
御子柴礼二も、やっぱりなんて言うか憎めないというか、好きだなあ。