「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
城郭考古学の冒険 (幻冬舎新書)
著者 千田嘉博 (著)
織田信長・明智光秀・松永久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、世界の城との意外な共通点…。「城」を資料として歴史を研究する城郭考古学の成...
城郭考古学の冒険 (幻冬舎新書)
城郭考古学の冒険
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
織田信長・明智光秀・松永久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、世界の城との意外な共通点…。「城」を資料として歴史を研究する城郭考古学の成果とその可能性を第一人者が語りつくす。【「TRC MARC」の商品解説】
城跡の発掘調査、絵図・地図、文字史料など分野横断的に「城」を資料として歴史を研究する「城郭考古学」。城を築いた豪族・武士の統治の仕方や当時の社会のあり方等々、近年、城を考古学的に研究することで、文字史料ではわからなかったことが次々に明らかになってきた。信長・秀吉・家康・光秀・久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、アイヌのチャシ・琉球のグスクなど日本の城の多様性、世界の城との意外な共通点等々、城郭考古学の成果とその可能性を第一人者が存分に語りつくす。【商品解説】
著者紹介
千田嘉博
- 略歴
- 〈千田嘉博〉1963年愛知県生まれ。城郭考古学者。大阪大学博士(文学)。奈良大学文学部文化財学科教授。著書に「信長の城」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
城への熱い想い
2021/02/15 21:56
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
既発表の文章を再構成して一書とした本。もとの文章は近年のものがほとんどのため、著者の最新の認識がわかる。文章のいたるところから城への熱い気持ちがよく伝わってくるのだが、所謂「3点セット論」に対する批判や、城の整備・活用についての苦言などには、おそらくその想い故の激しさがこもっていて、正直驚いた。
紙の本
学問警鐘
2021/04/22 05:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビでおちゃらけた姿はここにはなくまじめな考古学のはなし。どういう学問か具体的に解説し城の保存方法や展示方法の真の在り方を提唱している。自治体などによる誤った行為も指摘している。海外での活動は少しの紹介だがエピソードは不要だったろう。これまで発表してきた内容の寄せ集めだがうまく編集されている。
電子書籍
城の史的復元
2022/06/26 21:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
お城について信長の城が中世の分権的な城から集権的になったことやお城の楽しみ方、海外の城と日本の城の共通点などお城にまつわるさまざまなことが記述されている。近年、城の発掘調査で駿府城が豊臣の城と言われたり(本当は徳川の5カ国領有時代に建てられた)岡崎城に国内一の直線石垣があったと発表されたり(もっと長いのはいくらでもある)自治体が史的根拠に基づかずに記者会見してしまうことへの危惧が表明されており大事な問題だと思った。
電子書籍
従来とは違う歴史学
2022/05/03 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
文献研究に特化しているような従来の歴史学とは異なり、現地の観察や発掘を中心とした考古学的手法を交えて、日本の城を解説している。随所に出てくる学会や役所への意見 反論は面白くもあるが、少々うるさくもある。本書の中の新説もなかなか面白いものが多い。安土城天守のテラスから集まった人々を見下ろして声をかける織田信長のイメージは大変華やかである。
電子書籍
真面目なお城の話
2023/03/02 05:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごくていねいにお城のこと、掘り下げて書いておられて、好感が持てました。特に、知らなかったのは、アイヌのチャシ・琉球のグスクなど日本の城の多様性、世界の城との意外な共通点等々……は、大変興味深く読みました。
紙の本
城郭考古学から迫る歴史の真相
2021/02/24 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は考古学のアプローチにより城を研究する「城郭考古学」の先駆者である。本書は名古屋城の石垣の構造、城郭考古学の立場から聚楽第の破却の原因となった関白秀次事件、豊臣政権終焉に深く関わる大阪城西の丸、豊臣秀吉による兵庫城の改修が中国大返しに大きく貢献、など歴史上の事件の解説は、従来の文献資料からのアプローチと異なり大変新鮮であった。また、静岡市は徳川家康の五カ国領主時代の駿府城を「秀吉の城」と宣伝、岡崎城の乙川に面した石垣を国内最長と事実と異なる発表を岡崎市教育委員会が行ったこと、吉野ケ里遺跡の柵と塀の復元が完全に間違っている可能性など、行政の不手際を著者は手厳しく批判している。歴史的な事柄だけでなく城に関わる現在の課題にも言及している。
ただし、城についての基本知識がない読者にも、より理解しやすいよう以下の配慮があれば、「城ファン」が一層増えることになるのではなかろうか。これこそ、著者が一番望むところだろう。◆城郭の絵図と対比した解説があるが、文中で記載の具体的箇所が絵図にすべて吹き出しとして記載されていない、若しくは絵図が不鮮明。絵図の局所を解説する場合、拡大図があれば理解しやすい。◆図に図番が一切ない。◆一度読んだだけでは、すっきり頭に入らない文がある。一例は、<城のかたちはそれぞれの地域の政治と社会とを反映した。だから中世城郭にせよ近世城郭にせよ、一つひとつの城は築城主体とそれを規定した社会のあり方を反映した時代の共通性と、個々の固有性を反映した特性の両者を併せもった。>