- 販売開始日: 2021/08/19
- 出版社: 新書館
- レーベル: 新書館ディアプラス文庫
- ISBN:978-4-403-52533-9
王子ですが、お嫁にきました
著者 著:小林典雅 , イラスト:麻々原絵里依
満月の夜、泉に飛び込んで強く願えば望みの場所へ行ける――伝説を信じ《願いの泉》に飛び込んだ王子アシェル。間近に迫った婚儀を前に、一度でいいから本気の恋がしたいと願った彼が...
王子ですが、お嫁にきました
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商品説明
満月の夜、泉に飛び込んで強く願えば望みの場所へ行ける――伝説を信じ《願いの泉》に飛び込んだ王子アシェル。間近に迫った婚儀を前に、一度でいいから本気の恋がしたいと願った彼が辿り着いたのは、《げんだいにほん》の警察官・葉室岳の独身寮の風呂場だった。一方、突然現れた金髪碧眼の王子様に不信感いっぱいの岳。自分が運命の恋の相手のわけがないと拒絶するけれど……? 異世界トリップ・ロマンス。
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童話の世界から来た王子様がとっても可愛い
2021/07/29 13:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代日本の家電を使いこなす攻めを魔法使いだと思ったり、
ぬーどるストッパーのマスコットを小人を使役している!とメルヘン解釈しているのが可愛い。
そしていじらしくて健気。
攻めへの思慕を見せながらも、諦めなきゃいけないと分かっていて、
攻めとの思い出一つ一つを大切に抱きしめるように過ごす姿が切ない。
風に舞う二人の洗濯物がワルツを踊っていると例えているシーンもめちゃくちゃ可愛くて好き。
そして受けの親友のリスのピムも面白かった。
ほんわか恋愛と現実的な異世界トリップ
2021/09/19 15:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
お話では、異世界から来た人を皆割とすんなり受け入れるけれど、もし実際に自分の前に現れたら…確かにコスプレしてるのか、とか思うよなぁ。そんなにすぐ受け入れられないよなぁ、というあたりを、典雅先生らしく楽しく書いておられます。
現実に、どうすれば戸籍もないのに暮らせるの?とか、異世界トリップだし、で流せないところがリアルで面白かったです。
純真でちょっとずれた王子と、実は世話焼きな岳とのほんわか恋愛(外野がコント調?)、楽しかったです。
うぶエロ
2021/08/21 16:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当にメルヘンの国から、日本の生活安全課の刑事の元に、王子さまが押しかけ女房に来るお話。
男の子ですけど。
王子さまなのに健気で、有り余る品は持ち合わせているけれど、我が儘な所が一切なく、愛らしい。
現れた時はギリ未成年、成人7日前。
岳が所謂花形と呼ばれる部署ではなく、生活安全課の刑事という所も面白く。
アシェルは愛らしい通り越すして、めちゃくちゃ可愛い王子さまでした。
岳も流石はセイアン課の刑事、何だかんだ世話をしてしまうし、アシェルの純心な無知さを癒しと感じる懐の深さがあり、また程良くエロジジイ気味なところもよい塩梅。
突っ込みどころ満載を楽しむ、そんな大人の童話です……たぶん。
メルヘンな国から来た王子様
2022/12/06 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
メルヘンな国から来た正真正銘な王子様アシェルと
現代日本の生安課の刑事の葉室岳
異世界トリップものですが、
普通の作品とは逆で異世界の王子様が現代日本へトリップしてくる。
この王子様がまた愛らしく可愛い
お供が興奮しすぎると失禁してしまうリス(しかもヘリウムボイス)
その二人に対してすぐに受け入れられない岳が
また「そうだよね」的に思える。
あたり前に受け入れられるはずもないことだもの。
でも、王子様の可愛らしさにやられていく様はうむうむ納得な感じで。
(読んでいる方もやられてしまうから)
本当に初心で純真な異世界の王子が、
ただただひたむきに恋をするお話です。
そして、それに浸ることができる作品です。
作者さんのあとがきに
「現実では依然として感染の収束が見通せない状況が続いているので、
お話の中くらいとことん憂いのない多幸感しかないビタミンBLにしようといつにも増して心がけました」
ありました。
それがきちんと伝わってくる話で
話のなかに「うぃるす」とか出てきてそれを余計思わせます。
作品を読んでいる間、そして読み終わった後しっかりビタミン補給された感じがしましたもの。
溺愛ケアリー(今後小姑のように出てくる気もしますが)の溺愛ぶりも楽しく
葉室が致すときだけは「エロじじぃ」なのがまた微笑ましかったです。
王子と警察官の溺愛生活に幸あれと思いました。
余談
おまけSSの「ありばい」が可愛らしく悶えました。
そして、チラシを熟読していたアシェルは文字を読めていたわけではないのだなぁと
改めて納得。
☆4.5
メルヘンだから、で許される
2022/01/18 18:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
面倒見のいい警察官と、童話の世界から来た純情一途な王子様の時空を超えた恋物語(あとがきより)
リアリストなはずの警察官の攻めが絆されるのも仕方ない初心で一途で純情な王子様がとてもいじらしくて可愛い。特に巻末の「その後のふたり」で攻めの制服姿が見たくて落とし物を拾ったと称して警察署を訪れるところなど堪らない。
現代日本へ異世界トリップして来たけれどファンタジーでメルヘンだから問題なし、メルヘンだからですべて許される可愛く楽しい話。