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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/03/18
- 出版社: 小学館
- サイズ:20cm/300p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386640-8
読割 50
紙の本
人面島
著者 中山 七里 (著)
隠れキリシタンの財宝が眠るという人面島。大地主が急死し、土地が相続されることになるが、相続人兄弟のうち長男が不可解な死を遂げ…。毒舌人面瘡探偵とポンコツ相続鑑定士が密室殺...
人面島
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商品説明
隠れキリシタンの財宝が眠るという人面島。大地主が急死し、土地が相続されることになるが、相続人兄弟のうち長男が不可解な死を遂げ…。毒舌人面瘡探偵とポンコツ相続鑑定士が密室殺人の謎に挑む。『きらら』連載を加筆改稿。【「TRC MARC」の商品解説】
隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人の謎
相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。
ある日、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行う。島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらに平戸藩が溜め込んだ財宝が埋蔵されている伝説があるという。
一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎と後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には過去に女性をめぐる事件があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長である。
そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜まで祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。
毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む!
【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第一作『人面瘡探偵』も文庫化!【商品解説】
著者紹介
中山 七里
- 略歴
- 〈中山七里〉1961年岐阜県生まれ。「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「護られなかった者たちへ」「能面検事の奮迅」など。
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著者は数次相続をご存知ない?
2023/01/21 10:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
地形が人の顔に見えるため「人面島」と呼ばれている島の大地主が亡くなり,不動産の価値を評価するために招かれた主人公が,人面創のジンさんに罵倒・叱咤されながら殺人事件の真相を暴く話。ストーリーは,そこそこ楽しめましたが,途中で相続人の一人が死亡し,主人公が生存している相続人だけが遺産分割協議の当事者になると述べているところがあり,のけぞりました。死亡した相続人の妻子が死亡した相続人の相続分を相続するから遺産分割協議の当事者になるんですよ。著者は代襲相続はご存知でも数次相続はご存知ないようです。これだけ有名な作家さんなのだから,きちんと法律面の監修をしてもらえばいいのに…。一気に興ざめしました。
電子書籍
孤島密室殺人に異母兄弟
2022/11/24 02:10
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定がなんか、横溝正史か、と、一瞬思いましたが……そんな感じでは全然なくて。その理由は、この二人です。毒舌で、肩に人面瘡アリのジンさん&ややアテにできない相続鑑定士ヒョーロクさん。、今度は孤島の事件に……
紙の本
人面瘡探偵第二弾
2022/09/03 20:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目であることを知らずに読み始めてしまいましたが、前作を読んでなくて充分に楽しめました。孤島でのおどろおどろしい相続争いの様などの雰囲気にゾクゾクしました。
紙の本
《人面瘡探偵 第二弾》
2022/07/30 21:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不動産鑑定士の三津木さんと人面瘡のジンさんコンビ(?)の続編。若干、前作への言及もあります。今回は隠れキリシタンの伝統が残る島が舞台。おもしろく読みました。
紙の本
二心同体の主人公
2022/03/26 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
二心同体の不動産相続鑑定士を主人公とするミステリ。離島での相続がらみの殺人事件は、深い闇に引きづラれて起きたものだった。設定と物語の流れは面白い。しかし、結末は、なにかあっさりしすぎている気がする。人間の業が、荒々しく結末に影響するかと思っていた。
紙の本
離島で相続争い
2022/07/01 23:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大地主家の遺産相続の資産調査で出張した長崎の離島。閉鎖的な土地柄、独特宗教観、いがみ合う身内に利権が絡みグッチャグチャです(笑)
相続権者が次々不審死していく中、ポンコツは三津木くんと辛らつなジンさんが奮闘。
もう読者はジンさんの正体を知っているので、二人のやりとりを微笑ましく、最後にどんなオチが付くのか楽しみに読み進めたのです。