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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2022/04/11
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/238p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-43790-7

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文庫

紙の本

テュルリュパン ある運命の話 (ちくま文庫)

著者 レオ・ペルッツ (著),垂野 創一郎 (訳)

17世紀パリ、ルイ13世の宰相リシュリュー枢機卿は貴族勢力の一掃を決意し、陰謀をめぐらしていた。一方、運命がその企てを阻止するために選んだのは、町の床屋テュルリュパンで…...

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テュルリュパン ある運命の話 (ちくま文庫)

税込 990 9pt

テュルリュパン ――ある運命の話

税込 880 8pt

テュルリュパン ――ある運命の話

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商品説明

17世紀パリ、ルイ13世の宰相リシュリュー枢機卿は貴族勢力の一掃を決意し、陰謀をめぐらしていた。一方、運命がその企てを阻止するために選んだのは、町の床屋テュルリュパンで…。稀代の物語作家による伝奇歴史小説。【「TRC MARC」の商品解説】

17世紀パリ、リシュリュー枢機卿の企てを阻止するために運命により選ばれたのは、一人の町の床屋だった! 稀代の物語作家による伝奇歴史小説。17世紀パリ、ルイ13世の宰相リシュリュー枢機卿は貴族勢力の一掃を決意し、陰謀をめぐらしていた。一方、運命がその企てを阻止するため選んだのは、自らを高貴の生まれと信じる町の床屋テュルリュパンだった。フランス大革命の150年前に画策された共和革命という奇想、時計仕掛めいたプロットがきりきり動いて物語は転がり落ちるように展開していく。稀代のストーリーテラーによる伝奇歴史小説。物語の魔術師ペルッツが描く“もう一つのフランス革命”17世紀パリ、リシュリュー枢機卿の大陰謀町の床屋テュルリュパンは図らずもその渦中に——ボルヘスを魅了した物語作家の奇想歴史小説【商品解説】

著者紹介

レオ・ペルッツ

略歴
レオ・ペルッツ(Leo Perutz)1882年プラハ生まれ、ウィーンで活躍したユダヤ系作家。『第三の魔弾』(1915)、『ボリバル侯爵』(20)、『最後の審判の巨匠』(23)、『スウェーデンの騎士』(36)など、幻想的な歴史小説や冒険小説で全欧的な人気を博した。1938年、ナチス・ドイツのオーストリア併合によりパレスティナへ亡命。戦後の代表作に『夜毎に石の橋の下で』(53)がある。1957年没。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.2

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)

紙の本

歴史をかき回す男

2023/02/24 22:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

フランス革命ってもっと早く起きてもおかしくなかったんじゃないか、という問いかけから始まるこのお話。そして実は17世紀末に革命になってもおかしくなかった事件があったという。当時横暴な為政者に反発する、多くの貴族たちによる打倒計画が企てられていた。
その反乱勢力の拠点に、一人の床屋が迷い込む。彼は幼い頃に自分を捨てた母親がそこにいると思い込んでいるだけなのだが、謎めいた男に導かれて、まんまと権力側のスパイとして利用され地方貴族になりすまして潜入するのだ。この床屋がなかなか調子のいい男で、妙な縁起を担ぐのにこだわって変な方向に向かっていくとはいえ、口八丁でまんまと潜入に成功してしまう。ただし政治の状況も、両勢力の事情もまったく関知しない一庶民であり、ただ自分の欲求と保身のためだけに、緊迫した集結場所の中をふらふらと遊泳する。
その綱渡りの情報収集もスリリングだが、肝心の革命の帰結は如何にというと、お調子者の素人が一人紛れ込んだだけで掻き回されてしまう反乱側の組織力の弱さが気にかかってしまう。例えていうと薩摩や長州の志士たちが江戸屋敷で初対面で顔合わせをして蜂起しようというようなもの。大阪の陣の豊臣方よりレベチで脆弱。主人公のチュルリュパンも癖のあるキャラだが、この反乱軍の右往左往や同レベルの体制側にコミカルな印象を感じてしまう。
つまり国を二分する大決戦を行うほどには、まだ政府も地方も体制が成熟しておらず、なんか地方豪族同士の引っかき合いみたいなのだ。この100年後のフランス革命でも劇的な変化があったかというと、それも疑わしいのかもしれない。そういう近代社会との落差を語ろうという意図があったのかわからないが、英雄的な活躍で歴史を動かした的な展開ではないストーリーによって、歴史の動きなんてその時の流れでどう転んだかわからないものという感覚が浮き出してくる。
同時期で同じオーストリアのヨーゼフ・ロート「ラデツキー行進曲」でも、ほんの偶然みたいに皇帝の命が救われる場面があったが、強大なオーストリア帝国があっという間に消失した経験もあって、歴史が必然的な流れというよりも、個人の思い思いの行動の集積であるというような歴史観は育まれていたのかもしれない。

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紙の本

全然理解できなかった。

2022/06/05 19:06

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

1) どこがもう一つのフランス革命なの? 全くわからなかった。

2) 頁をめくるたびに次々と新しい人物が出て来る。余りの登場人物の多さに、読んでいる途中で整理できなくなり、ちんぷんかんぷん!に。

3)読み終わった今現在も、頭の中が、大混乱。
読むんじゃなかった。

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2022/04/28 22:45

投稿元:ブクログ

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