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紙の本
幽世の薬剤師 1 (新潮文庫nex)
著者 紺野 天龍 (著)
薬剤師の霧瑚は、専門とする漢方と現代医療の狭間で苦悩していた。ある日、不思議な少女に出会い、気が付けば、携帯の電波も届かぬ異界に。そこには謎の感染現象に苦しむ人々が溢れて...
幽世の薬剤師 1 (新潮文庫nex)
幽世の薬剤師(新潮文庫nex)
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商品説明
薬剤師の霧瑚は、専門とする漢方と現代医療の狭間で苦悩していた。ある日、不思議な少女に出会い、気が付けば、携帯の電波も届かぬ異界に。そこには謎の感染現象に苦しむ人々が溢れていて…。現役薬剤師による医療ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
センスが良いし発想がすごい
2022/05/06 02:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
代々漢方を家業として継承してきた薬剤師。
しかし現代医療では漢方の評価は低く悩んでいた。
ある日不思議な少女に出会ったことで「幽世」という怪異のいる独自ルールのある世界へ招かれてしまい、そこで怪異を祓う巫女に拾われて薬師として吸血鬼騒動に首を突っ込んでいく。
著者のミステリー趣味が被るのでミステリー作品は追いかけているのだけど、現役薬剤師とは知らなかった。
怪異を現代医学知識と照らし合わせて緩和する、という独自の切り口が見事。
怪異が発生する特殊世界観の中でそのルールを上手く操りながら説得力のあるトリックだった。
白粉→鉛中毒みたいな発想は非常に使い古された鉄板ネタなので出てきた瞬間察しがつくのだけど、そのポルフィリン症を怪異の発生する世界観と結びつけて吸血鬼騒動に絡めたり、その解決では終わらずにさらに二つの医学症例を根本原因に持ってくる発想の捻りが上手すぎる。
ついでに主人公が空洞淵(うろぶち)で屋号が伽藍堂というセンスも好き。
本当にこの作家さんと相性が良いわ。
紙の本
紅世
2022/05/12 00:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅世のようなお隣の世界“幽世”は、
共通認識で身体に変調をきたしたりするちょっと変わった世界。
世界設定として症状を強調することはあるけれど、
あくまで実在の症状をベースに物語が進むので、
読みごたえとしては知念実希人さんの作品のような。
ミステリーとしても多段の構えで読みごたえがあった。
紙の本
世界観を掴むのが難しい
2024/04/13 14:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
異世界に迷い込んだ現代日本の薬剤師の空洞淵霧瑚は巫女の綺翠に助けられる。
ありきたりの設定かと思いきやちょっとややこしい世界観。現代医学と和漢方を武器に異世界の病と災いを巫女さんと共に癒す。
電子書籍
うーーーん
2024/02/26 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定も…まあまあ素敵だし、漢方とか薬師がいるのは大歓迎なんだけど、面白くはなかったなぁ。
でも、これから面白くなるのかなぁ〜って思います。
せっかくの現実離れなのに、説明がクドいんだよなぁ〜
紙の本
シリーズ化しているみたいだけど微妙
2023/07/22 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢方を扱う薬剤師が幽世に連れて来られて、幽世で発生していた吸血鬼騒動を漢方の知識により解決するというストーリー。シリーズ化しているみたいですが、主人公を含め登場人物の名前が妙に凝っていて作り物めいているし(創作物だから紛れもなく作り物なわけですが、虚構であることが強調されるほど作り物っぽい)、全体的に同人誌の人気作品が出版化されたのかなぁという素人っぽさを感じ、私はあまり楽しめませんでした。