政治と宗教 統一教会問題と危機に直面する公共空間
著者 島薗進(編)
元首相銃殺事件と「国葬」が呼び起こした「政治と宗教」の問題をめぐっての緊急出版.統一教会と政治家の協力関係の歴史,右派的主張をもつ宗教勢力の影響力増大,創価学会の変遷と自...
政治と宗教 統一教会問題と危機に直面する公共空間
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商品説明
元首相銃殺事件と「国葬」が呼び起こした「政治と宗教」の問題をめぐっての緊急出版.統一教会と政治家の協力関係の歴史,右派的主張をもつ宗教勢力の影響力増大,創価学会の変遷と自公連立政権の誕生,フランスのライシテとカルト規制,アメリカの政治と宗教右派など,公共空間が直面している現在の危機を多角的に考察する.
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統一教会と自民党の関係なんてマスコミはとっくに知っていたはずなのに
2023/06/01 11:31
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍元首相が刺殺され、犯人が統一教会の信者2世で。安倍氏と統一教会は親密な関係にあると思ったから殺そうと思った」と動機を語って以来、統一教会はテレビをにぎわした、でも統安倍元首相が刺殺され、犯人が統一教会の信者2世で。安倍氏と統一教会は親密な関係にあると思ったから殺そうと思った」と動機を語って以来、統一教会はテレビをにぎわした、でも統一教会と自民党の関係なんてマスコミの皆さんはとうにご存じだったはずで何を今さらという感じだ、だったた創価学会と統一教会のやっていることの違いをマスコミはキチンと説明してみたら?できもしないだろうけど何を今さらという感じだ、だったた創価学会と統一教会のやっていることの違いをマスコミはキチンと説明してみたら?できもしないだろうけど
大変勉強になりました。
2023/03/30 11:11
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
当書は複数の識者による共著で、統一教会をはじめ創価学会、外国の事例など、新興宗教が国政とどう関わっているかを的確に文章にまとめた内容です。新興宗教と国政の絡みの実態や歴史を学べ、新たな知識がつき、大変勉強になりました。
政策と個別利益のもたれあい
2023/02/28 05:57
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年7月に起きた元首相殺害事件の背景にあるとされた自民党と統一教会との関係。政治と宗教、宗教団体、カルト集団につい「公共空間の危機」から考察されている。統一教会の関連が多いが、岸信介から始まる安倍家との関係。戦前からの右翼人物等の反共思想との関係。神道関連団体と政治の関係がまとめられている。そこには宗教団体の思想政策と政治家の個別利益のもたれあいが見られる。読んでて、ここまで日本の政治に宗教団体の思想とそれを受け入れる政権政治家達にある意味恐怖感をも覚えた。信仰を強く持っているフランス、アメリカの政治と宗教との関りもよく理解できた。
興味深い
2023/02/08 16:55
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
統一教会と政治家との協力関係など、興味深く読むことができました。政治と宗教について、考えさせられました。
政治と宗教、まず統一教会問題を解決しないと
2023/02/05 17:58
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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)とは何かとか、具体的にどんな事件を起こしてきたのかを追及する書ではない。安倍元総理銃殺事件とそれに続く国葬が呼び起こした「政治と宗教」の問題をめぐっての緊急出版という。
目次を見ると、
序章 公共空間における宗教の位置………島薗 進
第1章 統一教会による被害とそれを産んだ要因………島薗 進
第2章 統一教会と政府・自民党の癒着………中野昌宏
第3章 自公連立政権と創価学会………中野 毅
第4章 フランスのライシテとセクト規制………伊達聖伸
第5章 アメリカ――政教分離国家と宗教的市民………佐藤清子
終章 統一教会問題と公共空間の危機………島薗 進
となる。
統一教会はフロント団体(企業)が多く、見分けがつきにくくしており、政治家もこの点を利用しているように見える。目次のとおり、統一教会と政治家の協力関係の歴史を明らかにする。統一教会だけでなく、右派的主張をもつ宗教勢力の影響力増大では、戦前、国家神道が幅を利かせ、国や陸海軍から多額の金が神社側に流れ込んでいたが、税金にぶら下がらないと維持できなくなっているのだろうかと思ってしまう。また、創価学会の変遷と自公連立政権の誕生を追い、さらに、フランスのライシテとセクト(=カルト)規制を読むと長い議論を経ていると感じる。アメリカの政治と宗教右派の動きでは、日本と違った側面がよくわかる。宗教を巡って、公共空間が直面している現在の危機は日本だけではないことがよくわかり、これを多角的に考察している価値は大きい。政教分離と言っても、憲法上の規定は理解が必要な点である。多くの面で学ぶところが多い。一読の価値がある。