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卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)
無言電話、首を切られたハト…。大学入学直前のピップに、ストーカーの仕業と思われる出来事が。ピップは6年前の連続殺人との類似点に気づき…。「自由研究には向かない殺人」「優等...
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)
卒業生には向かない真実
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商品説明
無言電話、首を切られたハト…。大学入学直前のピップに、ストーカーの仕業と思われる出来事が。ピップは6年前の連続殺人との類似点に気づき…。「自由研究には向かない殺人」「優等生は探偵に向かない」に続くミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
わたしはこの真実から、決して目を背けない。
『自由研究には向かない殺人』から始まった
ミステリ史上最も衝撃的な3部作完結編!
大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。首を切られたハトが敷地内で見つかり、私道にはチョークで首のない棒人間を書かれた。調べた結果、6年前の連続殺人事件との類似点に気づく。犯人は服役中だが無実を訴えていた。ピップのストーカーの行為が、この連続殺人の被害者に起きたことと似ているのはなぜなのか。ミステリ史上最も衝撃的な『自由研究には向かない殺人』三部作の完結編!【商品解説】
著者紹介
ホリー・ジャクソン
- 略歴
- イギリス、バッキンガムシャー出身の作家。子どものころから物語を書きはじめ、15歳で最初の小説を完成させた。ノッティンガム大学で言語学と文芸創作を学び、英語の文学修士号を取得。2019年に刊行したデビュー作『自由研究には向かない殺人』は英米でベストセラーとなり、2020年のブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、カーネギー賞の候補作となった。続編に『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』がある。その他の著作はKill Joy(2021)、Five Survive(2022)。現在はロンドンに住む。
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確かに、衝撃的だ
2023/10/02 15:16
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
賛否で言ったら、間違いなく否定だけど、面白かったのは間違いない。
ただなあ、やっぱり、どうしても受け入れられないなあ。
究極の自分勝手じゃん。
自分と自分の仲間だけが納得できればいいって。
一応、物語の評価として星は付けとく。
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衝撃の展開
2023/12/27 21:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
とは聞いていたけど、確かに予想外だった。これジャンル変わっちゃうじゃん?????!という意味でも予想外だった。わ、私は少女探偵謎解きものを読んでいたはずなのだが…前作の終わり方的にダークになることは予想していたけど、こうなるのか…
前半の展開は「冤罪の真相を突き止める」=なるほど最終章にして原点回帰なのね、という点から面白く読んだ。後半の内容は、そうなっちゃうのかよという戸惑いはあれ、「冤罪」を扱っている点ではこれも原点回帰と言えなくもなく、そういう意味では突拍子もないわけではないんだなー…と受け止めた。
そして、やはり戸惑いより面白さが勝った。これまでとは真逆の意味でドキドキしたし。あとがきを読んでああいう展開になった理由もわかり、納得できたし。あとピップとラヴィの、お互い困った時は「彼/彼女ならどうするだろう」と考えて窮地を乗り越えていくという関係性も良かった。今後の彼らの人生が幸せなものになることは難しいかもしれないが、この二人ならというたくましさ。
あと読んでいて思い出したのは、題名を書くとネタバレになるので伏せるけど、2018年にアメリカで刊行され全世界で累計1500万部を売り上げたミステリー小説。今はああいうことになった女性キャラクターは逃げ切れるんだなあ…という点で。2012年頃の作品だと、やはりネタバレになるので題名は伏せるが、英国推理作家協会賞も受賞しシリーズ二作目にして日本でも話題作になったフランスのサスペンス小説とか、2014年に映画化もされたNYタイムズベストセラー第1位のミステリ小説とか、虐げられ軽んじられた女性が復讐は果たすも最後は死を選んだり、自殺しようとしたり(とんでもサイコパスであっても!)する話が多かった記憶がある。この作品の場合、自首は考えても自殺は一瞬たりとも考えなかったよね。時代の変化を感じると共に、死ななくていいんだ…!という不思議な感動も覚えた。
難を言うと一点だけ、ドラッグの扱いが軽すぎない?というのは気になった。ピップが依存症になってたのは後の展開のためだったのねと理解はできたけど、いくら薬に頼ってる場合じゃねえ事態に陥ったからって、あんな簡単に止められないんじゃないかと思う。ヤングアダルト小説で若い読者も多いことを考えると、ここだけはちょっと著者や出版社側に考えが足らないよう感じた。
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ピップ
2024/02/23 19:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダークな始まり方で、ピップの精神状態が心配でハラハラしっぱなし。
そんな展開!?と思いつつ、司法制度のどうにもならない状況とか、ピップの怒りもわかるし・・・とか、いろいろ考えさせられたり。
語られない部分に、ピップの普通の幸せが訪れると信じて。
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まさかの展開
2024/02/17 10:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊で2つの違った話が楽しめる長編。特に後半は王道の倒叙もの。今作では過去2作の明るいピップではないのが残念。でもやっぱり特に後半は、応援したい気持ちになります。1作めのピップからすれば、まさかこんなことになるなんてという展開で、でも個人的には、圧倒的に後半のほうが、ピップを応援したくなるので、面白く読めました。
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考えさせられる着地点
2024/02/15 16:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の行動に終始イライラしてしまう。しかし、作者の実体験を踏まえた青春?社会?ミステリとしてはこの構成が正解だろう。高い評価点は付けられないが、読んで後悔はない。