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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/07/28
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:20cm/458p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-112160-3
紙の本
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 (三島屋変調百物語)
著者 宮部 みゆき (著)
行く当てのない女たちのため土から生まれた不動明王。悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ、家族を守る人形。恐ろしくも暖かい百物語に心を動かされ、富次郎は決意を固める−。『公明...
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 (三島屋変調百物語)
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商品説明
行く当てのない女たちのため土から生まれた不動明王。悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ、家族を守る人形。恐ろしくも暖かい百物語に心を動かされ、富次郎は決意を固める−。『公明新聞』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
行く当てのない女達のため土から生まれた不動明王。悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ家族を守る人形。描きたいものを自在に描ける不思議な筆。そして、人ならざる者たちの里で育った者が語る物語。
恐ろしくも暖かい百物語に心を動かされ、富次郎は決意を固める──。【商品解説】
収録作品一覧
序 | 4−5 | |
---|---|---|
青瓜不動 | 7−156 | |
だんだん人形 | 157−297 |
著者紹介
宮部 みゆき
- 略歴
- 〈宮部みゆき〉東京生まれ。「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。「理由」で直木賞、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、司馬遼太郎賞を受賞。
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紙の本
着地が…
2024/01/02 13:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「青瓜不動」
なぜあの役目を富次郎が負う事になったのか、そこの繋がりが弱かった。
「だんだん人形」
酷政のために命をを刈られた人々の無念を思うと代官が罰せられるところは見たかった。
「自在の筆」
黒白の間を通さなかった、一番怪談らしいエピソード。
禍物の筆を絵師のもとに持ち込んだ若侍は魔物だったのかもしれない。
「針雨の里」
かなり好きなエピソードだが、災害の後に門二郎たちがどんな行き方をしたのかは知りたかった。
ちょっと中途半端は所で終わったのは残念。
やはり富次郎は描く事から逃れられない性分なのかもしれない。
次巻はその業と向き合う事になるのかも。
面白いが話の着地がちょっと弱いのが残念。
紙の本
救いのない話が多い
2023/10/17 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、聞き手が男性に変わってから暗い話が多くなった気がします。
今回も「青瓜不動」以外は不幸の多少はあれども寂しい終わり方からやるせない気持ちになるものばかりでしたので、
気分がダウナーな時は読まない方がいいのかもしれません。
青瓜不動はおちかの出産が関係していたからでしょうか。
この中で心に残ったのは
「誰の心のうちも、問うてみなければわからない。問うて返事を得たところで、全てがわかるわけでもない。いつもいつも問うていては、うるさくて暮らしていかれない」
というくだりです。
なんでもハッキリさせたがる傾向の自分にはひびきました。
後半は富次郎が自分の生き方について立ち止まって考えますが、ひとつの結論が出たんでしょうか。
紙の本
タイトルの話が良かった
2023/09/10 12:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
良かったねっていう話と、悲しい話があって。
やっぱり、タイトルの青瓜不動が一番良かったかな。
他はちょっと悲しい感じだったかな。
紙の本
女性の強さ
2024/02/25 10:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族の叔母への仕打ちに怒って一人で廃寺に住み込み、畑を耕し、行く当てのない女性を次々かくまって段々畑を拡大し、周囲の理解と援助も得ていった女性の話が印象に残りました。土の不動明王の話は悲しかったです。上に立つ者が愚劣だと下の者が被害を受けるのはいつの世も同じですね。