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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/11/08
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/285p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-532786-9
読割 50
紙の本
星を編む
著者 凪良 ゆう (著)
才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たち。漫画原作者・作家となった櫂を担当した2人の編集者が繫いだものとは−。「汝、星のごとく」の続編。『小説現代』掲載を加...
星を編む
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商品説明
才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たち。漫画原作者・作家となった櫂を担当した2人の編集者が繫いだものとは−。「汝、星のごとく」の続編。『小説現代』掲載を加筆改稿し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編
花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
【商品解説】
収録作品一覧
春に翔ぶ | 7−91 | |
---|---|---|
星を編む | 93−183 | |
波を渡る | 185−285 |
著者紹介
凪良 ゆう
- 略歴
- 〈凪良ゆう〉「流浪の月」で本屋大賞、「汝、星のごとく」で王様のブランチBOOK大賞、高校生直木賞、本屋大賞受賞。ほかの著書に「神さまのビオトープ」など。
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紙の本
『汝、星のごとく』のスピンオフ
2023/11/08 22:52
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年本屋大賞受賞『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー3篇。永遠になったと思った物語が、繊細な筆致で再び動き出す。
謎だらけだった北原先生のバックグラウンドが描かれた「春に翔ぶ」。子が親に、親が子に、恋人が恋人に、人が人に求めていい正当な愛情とは何か。誰かの為、と犠牲にし続けた心から溢れ出す悲鳴がとても痛々しく響いた。超現実的な北原先生が、雨でもなく、晴れてもいない、曇り空を割って我が道を突き進んだ意外性も良かった。
本編未読の方は「春に翔ぶ」を先に読んで北原先生を知ってからでも面白いかも。私には絶対に出来ない楽しみ方。
表題作「星を編む」は、櫂の担当編集者男女二人の、作品と作家への愛が詰まった後日談。蓋をされた作品がまた動き出すまでの奮闘と、職場と家庭での男女の役割や権利を、偏りなくフェアに描いた物語。本編での作品が出来るまでの葛藤と、全員の真摯な姿勢を見ていた分、込み上げるものがあった。守る事と庇う事の違いを考えさせられた。
『汝、星のごとく』を綺麗な永遠で終わらせない為の「波を渡る」。今まで見た事のない家族の形を見せられる怖さ。一般的だと思っていたものの選択肢が増える戸惑い。物語は気分によって印象に残るシーンが変わる、これは人への印象も同じだと感じた。自分の心境次第で全てのものの見方が変わる。
本編の櫂の「退屈ごと愛していた」という台詞がとても好きで印象的だったが、今読んだらどのシーンが一番強く残るのか、興味が惹かれた。本編、スピンオフ共に、数年おきに読んで、印象に残ったシーンの変遷から自分を顧みるのも面白いと思った。
紙の本
続編
2024/01/09 16:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きく3つの話が入っています。
まず、北原先生の過去の話。これが一番印象的でした。なぜ、北原先生が、今の北原先生になったのかが、この話を読んで、しっくりきました。切ない、というか、虚しかったです。それだけに、彼の幸せを願わずにはいられない。
2つ目は、例の2人の編集者の話。こちらは、身近じゃないこともあり、大変だな、という軽い印象でした。ただ、植木さんの過去への後悔の気持ちが、心に沁みました。
3つ目は、「汝、星の如く」の続編ですね。ラストは切ない気持ちになったものの、大円団といった感じでした。
紙の本
過去とその後の人たち
2023/12/31 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
汝星のごとくに出てきた人たちの話。北原先生が、こんな人生を送っていたんだと知り、この話の奥深さを感じた。出版社の人たち、血はつながっていなくても、強いつながりがあること。上手くいかないことがあっても、時間は過ぎていき、改善していくことがある。なんかとてもよい気持ちになった。
紙の本
煌めく星を作り出せた人生だと思う
2024/02/06 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は「今の自分」を映す鏡のようである。自分の気分や状況により、胸に残る場面やセリフが変わる。この物語は、三つの小編からなる連作短編集。夫婦を、家庭を、家族を考える読後がもたらされる。しがらみやら忖度やらで、自分の生きたいように生きることには困難を伴う。周りの人は、自分の価値観の中で整合性のとれる物語を作って、私を理解する。それが一番簡単で気持ちのいい他社の理解の方法だから。主人公たちは、人に理科解されることは別にして、自分の人生をささやかに生きようとした。物語を通して、今一度、自分の家族を振り返る。
紙の本
どんなことがあっても人生は続いていく
2024/01/22 19:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんなことがあっても人生は続いていく。
それを、続編の形で教えてくれる一冊。
女性が自分らしく生きていくには
自立できる仕事が必要だけど、
それは女性らしいとされる生き方と
イコールではないのがつらいところ。
冒頭の北原先生の話がかなり凄絶だったので、
暁海との生活が、彼の生き方が、
彼にとって幸せであることを願う。
紙の本
問題は
2023/12/11 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
汝、星のごとくの内容をすっかり忘れてることだ。
本書を読み進めていくうちに、あー、こういう人たちがいたなあと思い出してきた。
北原先生は、よくもまああんな選択をしたよね。
電子書籍
スピンオフ
2023/12/13 23:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年本屋大賞受賞作の「汝、星のごとく」のスピンオフの物語ですが、北原先生のお話が良かったです。こんなこと、あったんですね。まだ、汝、星のごとくをお読みになってない方は、先にそちらをお読みになってからこれを!