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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/01/26
- 出版社: NHK出版
- サイズ:20cm/291p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-14-005741-4
読割 50
紙の本
彷徨う者たち
著者 中山 七里 (著)
シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へあの日、流された絆があった。災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった...
彷徨う者たち
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商品説明
シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ
あの日、流された絆があった。
災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。
復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描いた、著者渾身のヒューマンミステリー。『護られなかった者たちへ』『境界線』に続く「宮城県警シリーズ」三部作、堂々の完結編。【本の内容】
目次
- 一 解体と復興
- 二 再建と利権
- 三 公務と私情
- 四 獲得と喪失
- 五 援護と庇護
- エピローグ
著者紹介
中山 七里
- 略歴
- 作家。1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー。著書に、『境界線』『護られなかった者たちへ』『総理にされた男』(以上、NHK出版)、『絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―』(新潮社)、『こちら空港警察』(KADOKAWA)、『いまこそガーシュイン』(宝島社)、『能面刑事の死闘』(光文社)、『殺戮の狂詩曲』(講談社)ほか多数。
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紙の本
宮城県警シリーズ 第三弾
2024/04/07 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災後の宮城県を舞台とした一冊。今回はミステリーの定番、密室ものです。しかし謎解きよりは人間ドラマをしっかり書き込んでいます。
「宮城県警シリーズ三部作の最後」と紹介されていますがまだ続編が出そうな感じがしました。
紙の本
三部作の完結編
2024/01/26 12:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされた生活保護制度をテーマにした第一作、復興と闇にスポットを当てた第二作、震災が奪ったものと奪えなかったもの、密室殺人事件と幼馴染みたちとの友情の間で揺れる刑事の葛藤を描いた、社会派ミステリ「宮城県警シリーズ」三部作の完結編。
失ったものの大きさは誰にも量れないのに、良くも悪くも比べてしまう心。震災で何も失わなかった事を後ろめたく感じる気持ちなど、当事者じゃないとわからない複雑な心の機微が伝わってきた。国の制度、復興への想い、結束力が間違った方向に転がる様が非常に痛々しかった。
幼馴染みたちの中で最初から最後まで逆恨みが正当化されたままだったのは、少しモヤモヤが残った。
仮設住宅のイラストがあると、事件現場をイメージし易くなってもっと良いと思った。
一作目から比較すると☆5→4→3
電子書籍
復興がテーマ
2024/02/21 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、この事件、おそらくは震災なかったならば起きてないと思いました。なんだかなぁ。やや、スッキリとはしない読後感でした。動機にしても、ネタバレは書けませんが、中山七里作品にしては、…でしたね