- 販売開始日: 2024/02/01
- 出版社: NHK出版
- ISBN:978-4-14-005741-4
彷徨う者たち
著者 中山 七里(著)
シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。選ぶべき自分は刑事か、友か――災害公営住宅への移転...
彷徨う者たち
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商品説明
シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ
在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――
災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わ
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復興の裏側で
2024/10/01 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
取り壊し予定の仮設住宅で役場職員の他殺体が発見された。しかも密室。
立ち退きを迫られる仮設住宅入居者、跡地の活用や予算のこと、既得権益やら見込まれる利益やらなんやらかんやら、被災地の復興という美辞の裏に見え隠れする胡散臭い事柄がわんさか。
疎遠になっていた幼馴染たちとの関係も絡みながら事件解決へと進みますが、刑事の苦悩も深まります。
良い本です
2024/09/28 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮城県警シリーズ第3弾。舞台は、東日本大震災から7年後の2018年の宮城です。立ち退きが進む南三陸町の仮設住宅の空き室で、町役場の職員が他殺体となって発見されました。現場は鍵がかかった密室状態で、さてどうなるか。
宮城県警シリーズ 第三弾
2024/04/07 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災後の宮城県を舞台とした一冊。今回はミステリーの定番、密室ものです。しかし謎解きよりは人間ドラマをしっかり書き込んでいます。
「宮城県警シリーズ三部作の最後」と紹介されていますがまだ続編が出そうな感じがしました。
三部作の完結編
2024/01/26 12:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされた生活保護制度をテーマにした第一作、復興と闇にスポットを当てた第二作、震災が奪ったものと奪えなかったもの、密室殺人事件と幼馴染みたちとの友情の間で揺れる刑事の葛藤を描いた、社会派ミステリ「宮城県警シリーズ」三部作の完結編。
失ったものの大きさは誰にも量れないのに、良くも悪くも比べてしまう心。震災で何も失わなかった事を後ろめたく感じる気持ちなど、当事者じゃないとわからない複雑な心の機微が伝わってきた。国の制度、復興への想い、結束力が間違った方向に転がる様が非常に痛々しかった。
幼馴染みたちの中で最初から最後まで逆恨みが正当化されたままだったのは、少しモヤモヤが残った。
仮設住宅のイラストがあると、事件現場をイメージし易くなってもっと良いと思った。
一作目から比較すると☆5→4→3
復興がテーマ
2024/02/21 22:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、この事件、おそらくは震災なかったならば起きてないと思いました。なんだかなぁ。やや、スッキリとはしない読後感でした。動機にしても、ネタバレは書けませんが、中山七里作品にしては、…でしたね