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目次

岩倉使節団の群像 日本近代化のパイオニア

  • 米欧亜回覧の会(編)/ 泉 三郎(編)
    まえがき


     第Ⅰ部 岩倉使節団の群像

    第1章 岩倉使節団は徳川文明の凱旋門である(芳賀 徹)
     1 空前絶後の使節団と報告書
     2 後ろ姿から見る岩倉使節団
     3 徳川人こそが明治国家をつくった
     4 岩倉使節団は徳川日本の凱旋門
     5 久米はなぜ、見事な見聞録を書けたか
     6 愉悦の仙境・ヴェネチアの恍惚

    第2章 知られざる岩倉使節団の群像(小野博正)
     1 歴史的大英断の岩倉使節団
     2 世界的にも評価の高い、公式報告書『特命全権大使 米欧回覧実記』
     3 世界史的時代背景とそこで出会った人々
     4 使節団の構成──大使本隊、各省派遣組、随行する留学生
     5 使節団員が「米欧回覧の旅」から学んだもの

    第3章 大使・副使たち──岩倉具視・木戸孝允・大久保利通・伊藤博文・山口尚芳(泉 三郎)
     1 大使・岩倉具視
     2 副使・木戸孝允
     3 副使・大久保利通
     4 副使・伊藤博文
     5 副使・山口尚芳

    第4章 『米欧回覧実記』の編著者・久米邦武、晩年の境地(M・ウィリアム・スティール)
     1 米欧での発見──歴史と未来への関心
     2 進歩に関する疑問
     3 歴史の生き証人、大変化の九十年を回顧する
     4 ヨーロッパ戦乱についての久米の深い憂慮
     5 歴史より観たる世界の平和

    第5章 林董──箱館戦争の戦士から日英同盟の立役者へ(岩崎洋三)
     1 父・佐藤泰然の導きと英学修業
     2 帰国、榎本武揚に従い箱館戦争へ
     3 岩倉使節団に随行、工学技術教育に協力
     4 いよいよ外交の本舞台へ
     5 画期的な日英同盟の締結へ

    第6章 金子堅太郎──日本文明の伝播者・広報外交の先駆者(吹田尚一)
     1 アメリカ留学から官途昇進の途
     2 日露戦争下の広報外交
     3 プレゼンテーションで訴えた代表的なキーポイント
     4 友情と政治の論理
     5 日本の興隆に、西洋列強は警戒心を募らせる
     6 日米の親善と『明治天皇紀』や『明治維新史』の編纂に尽力

    第7章 田中光顕──影の元老ともいうべき黒幕的な巨魁(小野寺満憲)
     1 土佐藩士、尊王攘夷運動参画と長州との関わり
     2 岩倉使節団の大蔵省理事官(戸籍頭兼会計長)となる
     3 帰国後の各方面での目覚ましい活躍
     4 天皇家に恒産を、その管理と蓄積に貢献か
     5 理想的な君民共治国家樹立への強い使命感

    第8章 團琢磨──鉱山技師から三井財閥の総帥・財界のトップへ(桑名正行)
     1 黒田藩士の少年、アメリカ留学で鉱山技師へ
     2 三池炭鉱での大活躍
     3 三井財閥の総帥、そして「日本の顔」へ
     4 「英米訪問実業団」を率い、世界一周の旅へ

    第9章 吉原重俊──薩摩のボッケモン、初代日本銀行総裁へ(吉原重和)
     1 薩摩藩士、イエール大学へ
     2 岩倉使節団へ参加、引っ張りだこの仕事ぶり
     3 大蔵省・外務省の官僚として東奔西走の活躍
     4 日本銀行初代総裁就任
     5 文明開化の戦士──激務の中に殉死?

    第10章 渡邉洪基──明治社会のマルチ・オーガナイザー(赤間純一)
     1 渡邉洪基と伊藤博文──明治一〇年代の構図
     2 外交官としてのウィーンでの体験から「三十六会長」へ
     3 集会条例への関与と「治国平天下の学」の提唱
     4 帝国大学成立の背景と伊藤博文の国家ヴィジョン
     5 初代帝国大学総長へ、「知と実学」の展開
     6 伊藤博文の「教育構想」を支えたマルチ・オーガナイザー

    第11章 安場保和──地方行政の国士的キーマン(芳野健二)
     1 幕末維新期の活躍
     2 岩倉使節団の一員として随行
     3 帰国後、福島で地域開発
     4 地方行政に徹して──愛知、福岡、北海道をめぐる
     5 大久保の信頼厚く、地方行政のキーマンとして活躍

    第12章 井上毅──明治国家の骨格を造った思想家・大法制家(小野博正)
     1 肥後藩士、明治国家へ出仕
     2 岩倉使節団の後発隊に参加、仏独で学習
     3 帰国後、政府首脳へ次々と接近、一四年の政変では大活躍
     4 大日本帝国憲法──教育勅語ならびに民法典の制定に尽力
     5 重要案件の諮問役、スーパー法制官僚へ

    第13章 山田顕義──ナポレオンに傾倒、軍事家から法律家へ(根岸 謙)
     1 軍事家として文武両道のナポレオンに憧れる
     2 法律家としての研鑽、そして司法大臣へ
     3 日本固有の法を目指し、日本法律学校(後の日本大学)を創立
     4 山田の一貫した志

    第14章 田中不二麿──国民主義の教育を志向(大森東亜)
     1 尾張藩士から明治新政府へ
     2 欧米教育事情の精細な報告書『理事功程』の刊行
     3 文部省顧問ダヴィッド・モルレーの招聘
     4 「学制」実施推進と国民主義志向の「教育令」制定
     5 文部行政の基本レールを敷く

    第15章 新島襄──同志社創立・キリスト教主義教育・社会福祉(多田直彦)
     1 安中藩士・新島の価値観形成に影響を与えたもの
     2 岩倉使節団に巡り合い、キーマンからの高い評価、旅券と米欧視察を得る
     3 新島が考えた「日本近代化」は教育事業であった
     4 新島襄の教育目的と指導方針
     5 同志社の生んだ多彩な人物と「福祉」の人脈
     6 同志社と社会福祉

    第16章 津田梅子ら女子留学生たち──女子教育のパイオニア(畠山朔男)
     1 女子留学生派遣の背景
     2 五人の女子留学生とその親たち
     3 戸惑うアメリカでの生活
     4 津田梅子、山川捨松、永井繁子の学生生活
     5 帰国後の永井繁子と山川捨松
     6 津田梅子、苦難を越えて「夢」の実現へ

    第17章 長与専斎──医療法制・衛生行政の父(西井易穂)
     1 代々続く医家に生まれ、緒方洪庵やポンペらに学ぶ
     2 ドイツとオランダで「公衆衛生学」を学ぶ
     3 医療近代化の基本方針の制定、猛威を奮うコレラ対策に尽力
     4 医学校・薬学校の創設、海水浴場の開設
     5 後進の人材支援、そして「医の倫理」を説く

    第18章 畠山義成──『米欧回覧実記』の影の記者・文部行政の先駆者(村井智恵)
     1 イギリス留学、渡米とハリス・コンミューン
     2 ラトガース大学とその周辺
     3 岩倉使節団に加わる
     4 帰国、学監モルレーとの縁、開成学校・博物館・図書館など
     5 フィラデルフィア万国博覧会

    第19章 岩倉使節団は明治国家に何をもたらしたか──その光と影(パネル・ディスカッション)(五百旗頭薫/芳賀 徹/M・ウィリアム・スティール/マーティン・コルカット/泉 三郎/小野博正)
     1 岩倉使節団の「光と影」は七変化
     2 派遣組と残留組、第一世代と第三世代、イギリスかドイツか
     3 西洋文明の光と影、表と裏


     第Ⅱ部 歴史のなかに未来が見える

    第20章 日本近代150年をどう見るか──「起承転結」の試み(保阪正康)
     1 80年の「軍事」と70年の「非軍事」
     2 「起承転結」という時代区分で考える
     3 欧米の軍事学と日本の軍事学
     4 近代150年の反省と教訓

    第21章 岩倉使節団から150年──いま日本に何が必要か(五百旗頭真)
     1 岩倉使節団は東西文明にブリッジを架ける大事業だった
     2 日本史における成功と失敗
     3 日本歴史の「起承転結」、敗戦から学ぶDNA
     4 日露戦争後と第一次世界大戦後が大きな岐路だった
     5 戦後日本、廃墟からの復興、占領軍の方針

    第22章 日本の価値観──三層・二元構造について(山折哲雄)
     1 環境・風土から見た三層構造
     2 政治経済から見た権威の二元体制
     3 美意識の観点から見た二重構造

    第23章 美味し国・ニッポン(近藤誠一)
     1 日本の歴史1500年の「起・承・転・結」
     2 岩倉使節団の学び
     3 日本が歩むべき道は何か
     4 自然と伝統に抱かれた「美味し国」を取り戻そう

    第24章 岩倉使節団の世界史的意義──地球時代の日本の未来像を求めて(パネル・ディスカッション)(泉三郎/芳賀 徹/保阪正康/近藤誠一/アレックス・カー/橘木俊詔/塚本 弘)
     1 明治創業世代はどんな考えを抱いていたか
     2 明治人の挑戦、大正人の夢、昭和人の未来像
     3 科学技術と産業経済は道具、人類の平和と幸福のために
     4 世界中がモデルにしたがる国、「自然・伝統・文明が響きあう国」へ

    資料 岩倉使節団団員ミニ列伝(小野博正)
     1 本隊(24名)
     2 各省派遣理事官・随行員(38名)
     3 使節首脳随従者と留学生(27名)

    米欧亜回覧の会設立20周年記念グランドシンポジウム「岩倉使節団の世界史的意義と地球時代の日本の未来像」プログラム
    人名索引

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