目次
勝海舟歴史を動かす交渉力 (草思社文庫)
- 山岡淳一郎(著)
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序章 濱御殿の焚火
「徳川の政治と思うから、間違っておる。天下の政治でござる」
第一章 砲艦外交
一触即発の「浦賀」/高野長英の来訪/修行の日々、剣術と禅、そして蘭学へ/「勝海舟」の誕生/黒船来航/「手抜きを見逃せと、袖の下を持ってきたのかえ」/密航計画、破れる
第二章 咸臨丸で海を渡る
「甲板で火を焚くな」/膚の潔き雪をも瞞むく、愛妾お久/あわや海の藻屑に……/薩摩の英明藩主、島津斉彬と会う/二転、三転する遣米使節の「別船」/厳冬の北太平洋、荒れ狂う波濤/武士階級のないアメリカ社会の衝撃
第三章 薩長同盟へ
尊攘激派/「天下でおそろしいもの」横井小楠/興国の飛び道具、坂本龍馬/生麦事件処理で「必敗開戦論」を説く/日本(ニッポン)を今一度せんたくいたし申候/八月十八日の政変/「玉=天皇」を奪い合う/薩長の盟約成る/崩れゆく幕府のなかで
第四章 江戸開城の大交渉
駿河湾から軍艦砲撃で官軍に勝てる、が、しかし……/「おれは常に一身を死生一髪という際においていた」/時勢の奇跡、海舟、鉄舟、益満の出会い/攘夷の激情と外国人襲撃 /虎穴に入って虎児「降伏七条件」を得る/「江戸焦土作戦」を支える下層の力/パークスの衝撃、江戸進攻を支持せず/江戸開城と武装解除の行方
第五章 非戦を貫く
海軍の申し子、榎本武揚の大脱走/「あなたの徳で、善い家来を持ったなどと思いなさるな」/旧幕臣の救済に奔走する/西郷との再会、「廃藩置県」の大変革/長崎の落とし子が氷川邸に現れる/「征韓論」で廟堂大分裂、海舟は参議兼海軍卿へ/西南戦争、さらば西郷/「脱亜入欧」と密通スキャンダル/行蔵我に存す、毀誉は他人の主張、我に与からず……/一つ、大本を守って、それから、変化していくのだ
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