目次
戦後日本の満洲記憶
- 佐藤 量(編)/ 菅野 智博(編)/ 湯川 真樹江(編)
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序 章〔佐藤量〕
第Ⅰ部 闘う記憶
戦後日本における国策会社満鉄の表象とその変遷――一九五〇~六〇年代の恩給請願運動を事例に〔大野絢也〕
満洲興農合作社同人会の活動からみる戦前の表象と語りの特徴――恩給請願運動に着目して〔湯川真樹江〕
満洲国軍出身日本人の恩給請願運動と満洲国・満洲国軍像〔飯倉江里衣〕
第Ⅱ部 葛藤する記憶
語られる「安東史」――一九五〇~一九七〇年代初期における『ありなれ』を中心に 〔菅野智博〕
ふるさとの語り方――大連引揚者二世の編纂物にみる満洲の記憶〔佐藤仁史〕
青少年義勇軍の記憶――会報を通した継承と変容〔大石茜〕
[コラム]間島中学校出身日本人の訪中と訪韓〔尹国花〕
[コラム]満蒙開拓団「集団自決」の語りと〈沈黙〉――久保田諫さんとの出会い〔本島和人〕
第Ⅲ部 周縁の記憶
女学生の満洲記憶――大連弥生高等女学校同窓会誌『弥生会々報』の分析から〔佐藤量〕
冷戦体制下における大同学院同窓会――日本と台湾の場合〔林志宏〕
戦後日本社会における中国帰国者をめぐる記憶とその変容――中国帰国者の会と鈴木則子を中心に〔森巧〕
[コラム]ある自分史に見る満洲の記憶と地域史研究の可能性〔安岡健一〕
[コラム]ある牧師の国際移動と教会ネットワーク――アメリカ・満洲・日本〔甲賀真広〕
[コラム]メディア関係者がみた満洲〔安藤恭子〕
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