コンニャクの絵本 みんなのレビュー

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投稿者：まーしゃ＠Ｂ◎◎ＫＲＡＣＫ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　突然ですが、５月29日は何の日か、ご存知ですか？　５・２・９で、「こんにゃくの日」なんだそうです（笑）。そんなわけで、こんにゃくの本をご紹介します。農文協の「そだててあそぼう」シリーズの第５集に、こんにゃくの本があります。

　こんにゃくの原料はコンニャクイモですが、この植物、けっこう個性的です。コンニャクはサトイモ科の植物で、ミズバショウやカラーに似た濃い紫色の花をつけます。５年くらい生きる多年草の植物なのですが、４、５年たってようやく花をつけると枯れてしまうそうです。

　コンニャクの原産地は、インドシナのあたりで、日本へは仏教といっしょに中国からとか、縄文時代に東南アジアから島伝いにやってきたとかいわれているそうですが、よくわかっていないそうです。こんなに長い歴史があるのにもかかわらず、昭和30年頃まで栽培方法が確立されていなかったというのもオドロキです。

　…てなわけで、こんにゃくについていろいろ知ることができる本です。ふだん口にするものなのに、知らないことってけっこうあります。ちょっと調べてみると、料理するのも食べるのも、楽しくなるかも。生態や育て方、歴史、食べ方など、あらゆる角度から、こんにゃくをみてみませんか？　

　「こんにゃくぅ？」と思っているかた、このシリーズにはほかにもいろいろあります。おもしろそうな１冊をみつけてみてはいかがでしょう。