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紙の本
むかしばなし
2018/12/26 11:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔からある昔話ですが、6歳の息子には合わなかったようです。
愉快なお話だと思って読んだのですが、好き嫌いがありそうです。
紙の本
嫁と姑、男尊女卑への挑戦
2001/02/16 13:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:望月新三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
聾学校を訪ねて、語りをしたときだ。「あっ おならのおじさんだ」と、誰かがひと声いっただけで、子どもたちは、私をとり囲んで大騒ぎ。二年前に「へっこきあねさ」を語ったことを覚えていたのだ。
みんな、おならをどこでする。「お便所」「うん一番多いかな、お便所が・・・」「階段も・・」などと前置きを話していると、すっかりうちとけ仲良しになってしまう。
私は、大川悦生からも、二度ほど「へっこきあねさ」の語りを聞いたことがある。語りもうまいが再話もすぐれた人だ。
この話は、例によって嫁の大きな屁で、婆さまが大根畑までふっとばされ、大根を持ってもどってくる話であるがひきへも威勢がよい。飛ばされて、もどってくるんだもんな。
それも千石船のような大きな船までもだ。
お話は、こうだ。はじめに 大きな屁で婆さんを飛ばして、あにさに里へ帰れといわれ、帰る道で、千石船をへで動かして米三俵をもらって歩いていくと 反物売りが柿をとろうとしているが、取れないでいる。嫁さんが、へをこいで落とせるというと、
——「はあ、ふざけたおなごだな へこいて柿おとすって、そんなげなことできるなら、今やってみろ。かけをしてもいいだ。」——
というので、柿の実を落としたら、馬と反物をもらう約束をする。さて見事落としたので、馬と反物を手にいれる。ここまでは、ごくありふれた「へっこきあねさ」であるが、米三俵、背おってついてきた兄さが、宝嫁だといって、
——あね あね、まってくれ。おらといっしょに もう一度 もどってくれんかや。——
というと、娘さは、攻勢に立つ。こういうこともあるかと思って、へを一ぱつ残してあるというのだ。驚いた兄さは、米俵を放り出して逃げ出したところを、一番大きなへで、ぶっとばす。いやはや、兄さは、山こえ、野こえ、すっとんでく。ところが、けが一つしないで、家の庭にふんわりと落ちていた。
それから兄さは、嫁のため へやのある家を建てる。このお話は、嫁と姑の葛藤と男尊女卑への嫁の側からの挑戦でもあると思えてくる。
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