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神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈 みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (9件)
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28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

不可視のインフラとしての仏教

2008/06/18 15:00

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

廃仏毀釈とは、明治期の「近代化=西洋化」において、その対極にある仏教を可視的な形で排除しようとした動きであり、それは政治史であると同時に宗教史であり、また同時に民衆史の1コマでもあったはずなのだが、今改めて振り返ってみるならば、それは実は「現代史」ですらある。というのも、今や、明確な宗教意識や歴史感覚ぬきに、それでも人は仏壇を飾り墓を守り、お盆やお彼岸を口にするのだから。そう、仏教は、廃仏毀釈においてダメージを受けたにせよ、むしろそのことによって「潜勢力」として不可視の領域へと溶け込み、今や近代、現代社会のインフラとして不可欠の要件と貸している。その単著については、本書で著者が次のように述べている。

《宗門改めと寺請制度が、キリシタン問題がすでに現実の政治課題でなくなった一六七〇年代に、かえって制度として整備されるのは、その民衆支配の手段としての性格をものがたる事実である。一六世紀末まで、政治権力としばしば争った仏教は、その民衆掌握力のゆえに、このようにしてかえって、権力体系の一環にくみこまれた。仏教は、国教ともいうべき地位を占め、鎌倉仏教がきり拓いた民衆化と土着化の方向は、権力の庇護を背景として決定的になった。》

そこに、民衆の仏教を求める心性が重なる形で、その影響力は定まったという。一時期、「近代化=西洋化」の文脈から否認された仏教は、しかしそれによって禊ぎを終えたかのようにして、先進国家であるこの国に根深く安住している。そのことのメリット・デメリットを考える前に、こうしたインフラをひとまずはそれとして可視化してみることが必要だろう。本書は、そのためのはじめの一歩としてたいへん重要である。

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紙の本

読み直したくなる名著

2021/04/17 08:41

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

言わずと知れた、安丸良夫氏の名著。
ときどき、世の中の流れと自分の内面のバランスが取れてないな、などと感じた時に読み返す。
「無自覚のうちにそのなかに住むことを強要してくる習俗的なものが圧倒的に優勢でそこからはみだすとおちつかなくなり、ついにはほとんど神経症的な不安にさえとりつかれてしまうところに私たちの社会の過剰同調的な特質があるのである」
という、「はじめに」の一文に救われる気がするのである。

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紙の本

神々の明治維新

2022/12/17 17:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本近代国家成立時に起こった「廃仏毀釈」について詳しく論じている。単純に神道を復興し、仏教を排斥するというものではないという点を指摘しつつ、この運動が江戸時代後期にすでに起こりつつあり、その理由が末寺を廃する事でその祭祀にかかる費用を他の事に使いたいという藩の思惑があったことも指摘している。

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紙の本

還暦プラス4

2022/09/29 16:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

国会議員に、新道を掲げる人が意外と多かった過去の内閣で、どうしてと疑問に思ったことがありましたが、明治以降の神仏の歴史を読んでいくと、納得できるものがありました。日本の新道に徹していれば、現在の旧〇〇協会のようなものに手を染めなくても良かったのでは、穿った考えにもなっています。

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紙の本

読みやすい

2019/10/14 20:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:B767-300 - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治維新の政策の一つ神仏分離令が各方面にもたらした影響について欠かれています。

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紙の本

大きな歴史の教訓

2017/10/28 14:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治新政府成立直後の混乱期とはいえ、当時何と愚かな行為をしたものかと思う、と現在から振り返って見れば言えるが、激動の時代の波に飲み込まれてしまえば、人はこういうこともしてしまうということを、歴史の教訓として学ばなければならないだろう。

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紙の本

神々の明治維新

2020/07/31 23:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:denndennmakimaki - この投稿者のレビュー一覧を見る

神仏垂迹の国。
明治の開国は新しい国造りとともに、民衆強化のための新しい思想原理を必要とした。
その要請のもとに歴史の表舞台に立たんとする神道の神祗官。
日本各地でそれぞれ抵抗する民族信仰。
国体イデオロギー普及に至るまでの知られざる裏面史を読み思いにさせられる。

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2011/05/18 06:45

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2011/12/22 15:54

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2012/05/24 06:27

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2012/10/07 18:29

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2013/06/09 16:08

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2014/01/23 13:46

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2014/07/21 13:42

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