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ひろしまのピカ みんなのレビュー
- 丸木 俊 (え・文)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:小峰書店
- 発行年月:1980.6
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絵本 第30回赤い鳥文学賞特別賞 受賞作品 第3回絵本にっぽん大賞 受賞作品 全米図書館協会ミルドレッド・L・バッチェルダー賞 受賞作品
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紙の本
読み継ぎたい「記録のえほん」
2023/06/28 19:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「原爆の図」で知られる、丸木俊が書いた絵本。
一人の被爆者の話を基に、丸木さん自身が見たり聞いたりした原爆体験を織り込んだそうだ。
登場人物が語る「ピカは、ひとがおとさにゃ、おちてこん」は、俊の姑に当たる丸木スマがよく口にしていた言葉でもある。
丸木夫妻には子どもはなく、孫もいないが、「これは、孫たちへの遺言」と記す。
伝えねば、という執念が伝わる絵本である。
紙の本
戦争
2022/06/30 17:10
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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
後書きで書かれていた婦人のお話。ひどいと感じるのは他のメディアで悲惨さを知っているから。知らなければ、想像もできないし、現実とも思えない。
紙の本
赤
2016/08/31 20:39
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投稿者:手紙 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく子供の頃に、読んだ本で。凄く怖かったのを覚えています。絵が怖い・・・。でも、今は、伝えてかなければならない大切な事だとわかるけど。でも、怖い・・・。
紙の本
本書の教えてくれること
2001/08/29 14:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タッピング - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書をはじめて読んだとき、私はだいぶ小さかった。それだけに本書は非常に衝撃的なものだった、というよりすごく恐ろしいものに感じられた。あまりに本書が怖い本だったので、母親に頼んで目の触れないところに隠してもらった。
終戦の数十年後に生まれた私にとって、わが国の体験した戦争を身近に感じることは難しい。戦争をテーマにしたテレビ番組を見たり、本を読んでも、やはり頭でしか戦争を理解できない。
しかし、本書は言葉や映像を超越して、戦争の悲惨さを幼い私に直接に伝えた。
今読み返してみても、読むのが非常につらい。訴えるものが強烈過ぎて、思わずまたどこかへ隠してしまいたい気持ちになる。
だが、実際に原子爆弾は広島と長崎に落とされたのだ。大勢の人が死に、傷ついたのだ。この事実はどこにも隠すことができない。
本書は子どもたちが読みたがる絵本ではないだろう。読んで楽しい本ではないだろう。しかし、戦争がいかに悲惨で、愚かな行為であるか、そしてその戦争をしたのはほかならぬ人間である、ということを知るために、本書を多くの方に読んでいただきたいと思う。