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紙の本

栗本薫の芸術観を見せつけられたような気がします

2006/04/29 18:31

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「竹久夢二の描く「黒船屋」の女に似た魔性の女。彼女をめぐる殺人事件を大正浪漫のかおり豊かに描く探偵小説風異色傑作推理」と、刊行時の帯コピーにありますが、そうかなあという感じです。
 「黒船屋」の女は登場して、半ばあたりまでは怪しい雰囲気をかもし出していますが、段々陰が薄くなっていきます。
 大正浪漫のかおりも、メインとなる屋敷はそんな感じを漂わせているようですが、それ以外は70年代の日本のままですし、むしろ語られているのは第二次世界大戦中から戦後にかけての日本の姿だったようです。
 また、探偵気取りの主人公はいましたが、「気取り」はやはり「気取り」で、謎解きが彼の手によってなされた訳ではありません。
 それでも、この小説がある特殊な雰囲気を漂わせているのは間違いありません。最近の栗本ワールドにつながるものが、あちこちにちりばめられています。
 そして、最後で犯人が滔々と芸術について語る件がありますが、それは犯人の言葉を借りて作者栗本薫の芸術観を語っているかのような迫力ですし、その後現在に至るまでの栗本薫の創作物を見ると大変納得できるものでした。こんな業を抱えながら小説を生み出しているのだとしたら、読む私たちも真正面から取り組まなければいけないのでしょうね。

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2011/06/23 20:31

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2012/02/18 12:07

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2020/09/26 16:06

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