紙の本
非凡な人達の家族物語
2001/11/15 23:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浅倉南 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個性的な家族の物語です。何より子供達がとても魅力的な性格で読み手を引きこませます。古き良き時代の風景がバックに流れていて、日本にはない独特な雰囲気をもつ1冊でした。「熊」を飼うホテルなんて、なんてステキなんでしょう!
終盤は幸せだった家族の突然の知らせでショックを受けました。下巻へ引っ張られそうな勢いです。
紙の本
ホテル・ニューハンプシャー
2020/08/25 20:14
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰かの小説の中に出てきて興味を持って読みましたが、最初はあまり面白いと思いませんでした。後からじわじわと感慨深くなるような本でした。
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世の中、どんなことでも起こりうる。。。
これを前向きにとらえるか後ろ向きにとらえるかで人生変わります。
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「ティーンエイジャーになるまでが、一生の半分以上もかかるくらいに長く感じられるのはなぜか。子供時代は―――自分が子供でいるときには―――永久に続くように思われるのはなぜかだ。少なくとも全工程の四分の三は確実に占めるように思われるのはなぜかだ。 そして、それが過ぎてみるとつまり子供が大きくなって、急に現実に面と向かわなくてはならなくなると……」
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上・下巻。一昔前に流行ったらしく、年上の人から勧められて知りました。読んだら、想像以上に面白い。
自分の中で1,2を争う好きな小説。
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まだ読んでないけれど、いまのところ面白い。おもしろいから、はやく先読みたい。
結局読んだら、すごい話なんだけれども(かなり強引な話)現代のメルヘンだった。だから、おかしなはなしなのに、すらーっとよめてしまった。
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人生はおとぎ話である。この本に関して、これ以上の書くべき言葉をおれは(今のところ)持っていない。そしてこれから何度、おれはこの本を読むのだろうか。キムへ。木村君、おれ新しく買ったから返すこと気にしなくていいよ。というか君には返す気があるのだろうか、まったく。まぁ本を気に入ってくれればなによりだけどね。また飯でも食べにきなさいよ。
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ジョン・アービングはかつてカート・ヴィネガトの生徒だった。で、ヴォネガットを愛読者である春樹はアービングを翻訳する。この素晴らしき文学の循環!みなどこか壊れた登場人物とディケンズ直系の豊かな物語展開。アービングは全ていいけど、僕にとってのベストはこれ。映画も最高でした!
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1939年の夏の魔法の一日、
ウィン・ベリーは海辺のホテルでメアリー・ベイツと出逢い
芸人のフロイトから一頭の熊を買う。
こうして、ベリー家の歴史が始まった。
ホモのフランク、小人症のリリー、難聴のエッグ、
たがいに愛し合うフラニーとジョン、老犬のソロー、
それぞれに傷を負った家族は、父親の夢をかなえるため、
ホテル・ニューハンプシャーを開業する。
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初めて読んだアーヴィングの本がこれで、いつも途中で投げ出してしまっていたのですが。。一旦ハマるともう止まりません。とても悲しいのになんか笑えるのも、ヴォネガットと共通するところがあり納得。
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読み始めてから上下巻読了するまで、結構時間を要した。昼休みとか電車の中の時間を利用して読んでいたからだが。実は文体自体はちょっととっつきにくかった。常に3歩先から振り返って語っているような調子で出来事の記述が進むから。でも、このベリー家のクロニクルは、バーベルやレイプや熊やオペラ座爆破やベストセラー小説、そして、ソロー(悲しみ)を乗せて、坂道を転がりはじめたら止らない宿命として行き着くべきところに行き着く(行き着くべきところとはつまり、アーバスノットホテルであり、ホテルニューハンプシャーである)。村上春樹曰く「明らかに優れた小説である」とのことだけど、同感。(上下全2巻) (2000 Jul)
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お父さんがホテルを経営して、子どもたちがそこにいて。という家族の物語。いろいろなことが起こる中で描かれているたくさんのこと。人との接し方、家族のあり方、優しさ。きれいごとだけじゃないけれど、大切なこと。もろに影響を受けた本。映画はあんまり好きじゃなかったです。
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初めてのアーヴィング。熊を飼っている家族。おとぎ話のように、非現実的で、時々こわい。だけど出てくる事象がほとんど何かの暗喩のようで、自分にひきつけて考えると面白い。アーヴィングは本当に物語を紡げる小説家。すごい。
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現在上巻半分ぐらい。
昔好きだった恋人と会っている気分にさせられる。結末を知ってるだけに、目が離せない。
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フランク、フラニー、ジョン、リリー、エッグ、フロイト、アイオアボブ、ソロー、チッパーダブ、ロンダレイ、ジョーンズジュニア 登場人物はまだまだいるのだけれど、これだけの名前を今でも覚えている。
家族に起こる様々な出来事をジョンの目を通して語っています。
長い話しですが、目を反らすことができなくなってしまいます。