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こちらも安西水丸さんのカラーイラスト入り。このシリーズにとりつかれてしまったように読んでしまった。あまりにもおかしくてぷっと吹き出してしまう内容なので、電車の中などでは読まない方が賢明だと思う。私のお気に入りは、『ONE STEP DOWN』、『UFOについての省察』、『猫の謎』である。
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お風呂場の方から「あははは」と笑い声が聞こえたので何かと思って見てみたら、
恋人がこれを読みながら笑っていた。
タイトルのとおり(かどうか本当のところは知らないけど)、
日曜日の晴れた午後に似合うエッセイ。
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エッセイ、というか、小文集ですね。馬鹿馬鹿しいものから、グッの胸に染み込むものまで。いつもとはちょっと違う水丸画伯の鮮やかなイラストもなかなか気持ちいい。表題作「ランゲルハンス島〜」は、深いリリシズムに満ちた柔らかな傑作。
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村上春樹の中で一番、構えずに読める本。
エッセイ。
これがエッセイだと思った。
ココロが暖まるはずだ。
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これも安西水丸が絵を担当。作者曰く、文章が「気持ちの良いなじみのバーのカウンターで、友達に手紙を書いている」ような性質を帯びるらしい。『シェービング・クリームの話』『小確幸』あたりが「らしい」。
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カフェーで読んでいて、つい「うふふ」笑ってしまうようなエッセイです。哲学としてのオンザロックも、小確幸も何気ないのに妙に自分に照らし合わせて合点してしまった。
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緩い雰囲気なちっちゃいエッセイがいっぱいある。うちの母親が唯一私から借りて読んだ本。気軽に読めていい。
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内容(「BOOK」データベースより)
まるで心がゆるんで溶けてしまいそうなくらい気持のよい、1961年の春の日の午後、川岸の芝生に寝ころんで空を眺めていた。川の底の柔らかな砂地を撫でるように流れていく水音をききながら、僕はそっと手をのばして、あの神秘的なランゲルハンス島の岸辺にふれた―。夢あふれるカラフルなイラストと、その隣に気持よさそうに寄り添うハートウォーミングなエッセイでつづる25編。
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これも安西水丸さんと組んで女性誌に連載したもの。
薄いながら、前ページフルカラーで、安西さんのイラストもふんだんに盛り込まれてて見ていて楽しいおしゃれな一冊でした。
でも、「象工場〜」とは趣きが違うよね。こっちはやっぱり「女性誌」で掲載されていたなぁという雰囲気が漂っている。
でも、「村上朝日堂はいほー!」に感じた不快感はないね。
詳しい年代順は判らないけど、多分こっちの方が新しいんじゃないかな?
なんというか、「どの程度自分の考えを書くと不快にならないか」という「こつ」みたいなのを村上自身が理解して来たように感じるんだけども(まぁ、字数の問題もあるだろうけどね(笑))。
それと安西さんと一緒の本って、村上のエッセイの文章も楽しそうな感じがするな。
たとえば、一人の場合を「ひとりごと」とすると、安西さんとの共作の場合は「近しい友達に話を聞かせる」という感じがする。具体的に「受け取る側」がいる事によって、文章がリラックスして踊っているような感じがするのはなんでかなぁ〜。
安西さんのイラストも、村上の文章の内容と「一見関係なさそう」で「でも文章のイメージを広げていく」不思議な力を感じる。この一連の共作を目にするまで、安西さんのイラストをちゃんと見た事がなかったんだけど、しみじみ、「すごいなぁ」と思ってしまった。
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人生における小さくはあるが確固とした幸せ、「小確幸」は素敵な造語ですね。
村上さんに好かれるためにも、地図を上手く描けるようになろうかな。
いやーそれにしても「ONE STEP DOWN」の店名はセンスあるなぁ、うん。
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11冊目
「レストランの読書」
”静かな喫茶店”や”午後のレストラン(この場合静かで、明るくて、すいていて、椅子の座り心地がよくて、ワインと軽い前菜だけでも嫌な顔をしない店)”をいくつか確保していると日常は思いもかけぬほど滑らかにすすんでいく。
雑誌の特集には書いていないもので、細かい現実的情報は自分の足でコツコツと探して頭に刻みこんでいくしかなくて。
それはわたしにとってのごはんメモと同じ位置付けのものになるのかな。なんとなく。
「小確幸」
ズボンのことをアメリカ風に「パンツ」と呼ぶようになったので、ときどきその下にはく従来のパンツをなんと呼ぶべきなのかわからなくなってしまうことがある。
ウム。これはわたしもいつも思う。そしてたまに困る。
「ランゲルハンス島の午後」
「『ぽかぽかとした』という形容がぴったりする、まるで心がゆるんで溶けてしまいそうなくらい気持の良い春の午後」が目に浮かぶ。
春が待ち遠しくなる。「キョウチクトウ」がまたキタね。「めくらやなぎと、眠る女」にも出てきね。なんかきになる植物だね。
というわけで、この本は上記3つの話が特に印象深く残ってるかしら。
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学校に勤めるようになり、より大衆にウケるような本を多少読むようになりました。
そこで、ついに敬遠していた村上春樹に手を出した次第でございます。
思いのほか、親しみがわき、悔しい限りですw
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▼2009/01/31購入@堀之内ブックオフ
▼どうしてもどうしても村上春樹に触れたかったが、かといって試験期間なのに長編は読めないのでとても薄い文庫を買ってみた。
▼薄くてあっという間に読める。とは言っても現段階ではラーメン屋でラーメン来るまでの間に読んだだけなので半分くらいしか読めてないけど。
▼「4 夏の闇」という章の「死人の道」のエピソードに救われた。「『死人の道』というのは死者の魂が冥土へ向かう道筋のことで、それはすべての水が川筋を通って海へと向かうのと同じようにきちんと定まっている。そしてそれは神聖な道であり、人々はできるだけその道に近づいてはならんのだ、と。(略)『どうしたらそれが死人の道だってわかるんです?』と僕は老人にたずねてみた。(略)『寒いからすぐわかる』と老人は言った。『夏の最中にだって背筋が凍りつくみたいになる。魂が道を歩いておるときにはな』」
▼僕は死人の道に近づいてはならんのだ。
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ずっと不思議に思っていたのだけれど
村上春樹はエッセイから読み始めたわけではなく
読書手帳を始める前に小説は一通り読んでいたのだと言うことを思い出した。
2002年6月8日読了
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エッセイ。私は特に好きなモノに影響されやすいから、こういうのを読むと、ジャズを聴いてみようとか、チェーホフやフィリップ・K・ディックを読んでみようとか、午前中に百貨店に行ってみようとか思ってしまう。挿絵が安西水丸だし、読みやすいし、暇な時おすすめ。